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双眼鏡 - MIZAR BK-7050
メーカー小売価格15,500円。コストパフォーマンスに優れたポロプリズム7x50。2008年発売。

2000年に発売された限定生産のBK-2000が好評を得たことで、その後継として登場。若干小型軽量化された影響か実視野が6.6度から6.4度に変わり、マルチコートも接眼レンズは省略され対物レンズのみとなっているほかはほぼBK-2000を引き継いでいる。フリンジや周辺像の乱れは値段なりだけど、実売1万円以下(本製品を企画したスターゲイズの通販価格8,400円)の割にはヌケがよくコントラストも高い。色はややアッサリ。かさばるのを気にしなければ、双眼鏡入門者・初心者にオススメの一品。
いやいきなり7x50から入ってしまうと目が肥え過ぎるという問題はあるな。安物の高倍率とかズームタイプとかミリタリーグリーンの本格派ロシア軍モデルから乗り換えると目から鱗であろう。
その名のとおりプリズムにはBaK4を使用。ラバー素材で覆われちょっとした衝撃にも強そうな本体は防水っぽく見えるがそんなことはない。このクラスにしては軽量なので長時間の観測にも向くし星見もイケるが、ついでにオプションのビノホルダー(三脚アダプター、1500円)を入手しておくと重宝するかも。
なお写真の赤ロゴモデルは初期型で、840gに軽量化された金ロゴの現行品は実視界が5.7度とさらに狭くなった。1000円違いで防水タイプのSBW-7050や3000円違いで広視野タイプ(といっても従来品と同じ6.4度だが)のSBW-7050もある。
双眼鏡の基礎知識はSP様の記事にまとめたのでそっちもどうぞ。
2009-09-20
特に別に双眼鏡が欲しかったわけじゃないのだけれども、我が強敵にもらった。ありがとう。さすがに7x50ともなると視野が明るくてよい。安物にありがちなひとみの欠けなんかもないし、見え方自体はかなりよいと思う。そりゃニコンのトロピカル様やSP様なんかと比べたら劣るのかもしれないけど、あんな高いの買うことありえないし覗いたことすらない。それに900gはこのクラスとしてはけっこう軽いはずで、長時間の使用でも疲れは少ないほうと思う。最短合焦距離は公式には載ってなかったけど体感的には5、6mってところ。これもけっこう短いのではないか。アイレリーフは長めにとってあってメガネ越しでちょうどいい感じ。ピッタリつけると視野が安定しない。それとフォーカスリングの遊びが大きすぎて微調整がやりにくい。この点だけは改善すべき。
いちおうニコンのVラインという、20年くらい前の10x25が手元にあるのだが(デザインは天下のジウジアーロだっ!)、乱暴に扱ったせいか光軸が左右でズレちゃってて覗いてると酔っぱらってしまう。そんなわけで、今後双眼鏡が必要なときはコイツに登場してもらおう(直せよ。
調べたらVラインの発売は1982年、27年前だった!買ったの中学生んときだ。
参考:城の見える町から:Nikon Vライン 8x23V CF
以前は競馬場で使うこともあったのだが、最近は撮影中心になってしまったし、最前列からだと向こう正面とか見えないし。
2009-10-12
毎晩のように窓から夜空を眺めているのだけれども、星はほとんど見えない。ああ都会の悲しさよ。
数千円レベルの双眼鏡とは思えない作りというのはどうも本当のようだ。
2009-10-16
しかしこれでもイマイチらしく同時購入したFZ-750GFPのほうがよい、とはコイツを譲ってくれた我がライバル。確かに実視界7.0゜ってだけでも魅力的だけど、デカい。つか扱ってる製品とコンテンツ見た感じ、スターゲイズはかなり良心的な業者と思われる。