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キーボード - Logicool G610 Orion Mechanical Gaming Keyboard
直販価格 17,750円(税別)。カスタマイズ性の高いゲーミングキーボード。2016年 7月 1日発売。
発光パターンをキー個別にカスタマイズできるキーボードを物色していて、先に目に留まったのは上位機種の G810。求めていた機能を満たしつつ、「ぼくのかんがえたさいきょうのキーボード」みたいなのが溢れかえったゲーミングキーボードらしからぬ、落ち着きのある質素なデザインも気に入った。が、FPS がっつりプレイするならまだしも、Steam 版 DOA5LR がノーマルキーボードだとキー配置わかりにくい、ってのが動機なのでさすがに 2万円は厳しい。それでも個別キー点灯はオナフェスにも便利なのであきらめきれず再捜索したらコイツにたどり着いた。メーカー吊るしの値段はともかく、Amazon で1万2千円程度なら FILCO あたりと大差ないわけで、十分候補になる。
外観は G810 と瓜二つ。キースイッチが独自の Romer-G から CherryMX に、 バックライトが RGB フルカラーからホワイト単色のみとなったほかはおそらく共通で、26キーロールオーバーやメディアコントロール、プログラマブルファンクションキーといった基本機能は踏襲されている。キースイッチに関しては青軸と茶軸の二種類をラインナップ(海外展開では青軸のかわりに赤軸となっている)。ティルト角はフラット、4度、8度の三段階で調整可能。
ゲーミングキーボードと銘打っているが、普段使いにもオススメの逸品。
G810 で指摘のあった、設定ツール“ Logicool ゲームソフトウェア”のローカライズ不足はシリーズに共通する問題のようで、G610 でも同じらしい。。
2017-05-01
Steam 版 DOA5LR では H・P・K・T がそれぞれ J・K・L・M に割り当てられてるんでマジックで書いては消え消えては書きを繰り返してるんだけど、WASD みたくキートップ変えられないか → つか光らせりゃいいんじゃね?と思ったのよ。
でもさ、そのために 2万出すなら普通はリアルアーケード Pro を選ぶだろw
というのがきのうの結論で、そこからもう一歩踏み出した結果がこれ。もともと FILCO 使いなのでキーが Romer-G ではなく CherryMIX ってはむしろ歓迎で、バックライトをホワイトに絞ったのもシンプルでよい。それでこっちのが安いなら買いじゃろ
そんなわけで、Amazon で 12,517円、浮いたお金で安物スティックもポチった。ミッションコンプリート。明日には届くじゃろ。
2017-05-03
届いた!さっそく開封じゃッ!
フルキーボードだけど狭枠でスッキリ。全体の印象は Majestouch の刻印なしに近いけどこっちのほうが若干厚みがある。中二病っぽいフォントのキープリントと側面が艶々のピアノブラック仕上げで埃が目立つのが難点か。バックライトを仕込んでるぶん強度やフィーリングに影響あるかなという不安は杞憂に終わりそう。
ではさっそく、LGS とやらの設定に入るとしますか。
ロジクールゲーミングソフトウェア
略して LGS。マウスでの使用例はいっぱい見かけるけど、キーボードのそれは少ない。インストールすると再起動を促されるが、そのまま続行しても問題なし。
ローカライズの不備ってのは、こういうことか。
参考:操作ガイド
ちなみにデフォルトだと Overwolf も一緒にインストールされる。これが曲者でな。
上記のチェックをしないまま少しほっとくと、[ 次へ ] をクリックできるようになる(ロジクールってそんなあざとい会社だったかね?)。単体でもアンインストールできるけどあからさまに胡散臭いやり口でほんとに消えるのか信用ならんし、必要になったとき改めて入れれば済む話だから最初から入れないほうがいいよ。
DOA5LR 用プロファイル
キーボードでのプレイで一番困るのが、余計なキーを押して意図せぬ挙動やゲームの中断の憂き目に合うことだが、ゲーミングキーボードはプレイ中任意のキーを無効化できるものが多い。DOA5LR ではアルファベットと一部の数字、 Enter 以外のキーは基本的に使わないので残りは全部無効にしようかとも考えたけど、強制終了もできないのはさすがにどうかと思い、Ctrl / Alt / Delete / ファンクションキーは生かしておくことにした。TFGH と 1234 も撮影モードんときしか機能しないから無問題。
いざゲーム起動して無効化したカーソルキー( ↑↓←→ )押したら「動くじゃん!どうなってるの?」と悩んだけど、PrintScreen の上にあるゲームモードキーを押さないと機能しないことに後で気づいたよ。
続いて個別のキー照明。ホールド( J )出そうとして文字通り H 押してたりキック( L )のつもりがセミコロン連打、に辟易してたのがそもそもの動機だからな。
WASD は説明するまでもないけど、J → H / K → P / L → K / M → T / U → P+K / I → H+P+K / O → H+K / N → APL に相当。TFGH と 1234 は撮影モードんときしか使わないので消しとく。
そんなわけで、これで勝つる!
あれ?
オナフェス用プロファイル
続いて GOM Player 向けセッティング。使用頻度の高いキーバインドの大半は見なくても平気だけど、唯一ブックマーク呼び出しの B だけは N とよく間違うんだよね。N はブックマークポイントの追加なんでダイアログを閉じて押しなおし、ありゃまた N 押しちまった、ってのがよくあるんだわ。あるいはブックマークポイント追加のつもりで隣の M 押して音声ュートとか。
オナフェスの最中は基本的に灯り消してるからね。
照明は B だけでもいいんだけど、フレーム単位の移動を(コマ送り&戻し) Ctrl + < or > 、音声同期の調整を Shift + < or > に割り当ててるんで、<( , ) と >( . )も。たぶんこれで下段( B / N / M / , / . )の押し間違いは激減するはず! 次のオナフェスが待ち遠しいぜっ!
そんなわけで、すっかり趣旨が変わってしまった、業深き中年男性である。
デフォルトプロファイル
Power / Sleep / Wake の三つは百害あって一利なしなので常時無効化。
そもそもなかった。
Arx Control
LGS を介したスマートデバイス向け拡張機能、Arx Control も提供されてるのでさっそくインストール。
ヘルスモニターが便利(このときはエンコ中なので CPU 使用率が MAX になってる。
ひとまずの感想
すげえ快適だよこれ。
使わないキーが光らないだけでこんなにも違うもんか、って感動してる。キーボードを直視しなくても「視野の一部でおおよその位置が目探りできる」とでもいえばいいのかな?視認性が格段に向上した結果、普段のテキスト打ちでも入力ミスが減りそう。視認性といえばバックライトキーは押すごとにプロファイルで設定した明るさを最大値として無点灯まで四段階に変化するので、ナイトモード的な部屋の明るさに応じた使い分けができて重宝してる。
メディアアクセスキーの類は今まで敬遠してたけど使ってみるとけっこう便利なもんで、特にボリュームダイヤルのヌルヌルした操作感はけっこうクセになる。奥深い位置にあるから邪魔にならず押し間違えようがないし、PrintScreen や Home がかつての王道の位置?にある、ごくありふれた 108 配列になってるのもそのおかげ( 112 配列に慣れてると最初戸惑うけどね)。
気になる点を挙げるとさっきも書いた外装のピカピカ仕上げ。艶消しのが埃も目立たないと思うんだけどまあ側面だけだし。あとキートップの下半分は照明が暗い。おそらく意図的にそうしてるんだろうけど同じ明るさでよかった。んまあ、どっちも減点材料にするほどのもんじゃないけどね。
LGS はもう少し煮詰められそう。ホーム画面の表示が US 配列のままなのはご愛敬としても、操作方法が若干わかりにくいんだよね。特に照明の設定は、「光らせるキーを選択して明るさや色を指定する」んじゃなく「パレットで選択した色をキートップに塗る」よ直観的には逆手順な操作だから、消灯したい場合は黒で塗り潰すってのがいまいちピンとこなくて最初どうやったらキーの選択 / 解除ができるのかさっぱりだった。(マニュアル嫁って話だけど RGB カラー機種ならもっと理解は早かったかも)。それとスマホアプレットの Arx Control でメディアプレイヤー操作ができない不具合は、けっこうもったいない。これが動きゃ、お手軽 iTunes リモコンになると思ったんだがなあ。あとは抱き合わせの Overwolf が、ちょっとなあ...。
そんなわけで、ソフトウェアレベルで若干疑問符のつくところはあるけど致命的なものではないし、本体の完成度は極めて高い。Cherry の青軸や茶軸が好きなら、買って後悔はまずしないと思われる(全高があるので人によってはパームレストがあったほうがいいかも)。まあ耐久性だけはわからん(しゃーない。