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三脚 - Manfrotto 294

三脚単体の直販価格12,180円。コストパフォーマンスの高い、マンフロットのエントリーモデル(画像は雲台&クイックリリースのセットモデル)。

Manfrotto 294

三脚において重さやコンパクトさは持ち運びに影響する要素だが、それ以上にチェックすべきポイントは耐荷重と伸長の2点。どちらも三脚本体だけでなく雲台も含めて検討する必要がある。耐荷重は機材ギリギリに合わせてしまうと結局将来買い換える可能性が150%なので、オーバー気味くらいのほうが長く使える。また脚を伸ばし切ったときにファインダーが目線の高さ(いわゆるアイレベル)にくるのが理想だが、ほとんどの製品はセンターポールで高さを調整できるので、自分の身長マイナス20cm~30cmくらいが目安だろう。これに雲台やカメラ本体の高さが加わるが、超望遠のようにレンズの三脚座を利用する場合はそれも加味して考慮する。

本製品はマンフロットのエントリークラスを担う290シリーズの上位モデル。伸長(脚を伸ばし切った状態)は140cmだがセンターポールを合わせれば約170cmとなり、成人男性の多数を占める160~180cm前後の人に対応すると思われる(小柄な人は伸長が10cm低い293もある)。耐荷重は5kgで、バッテリーグリップを装着した上位機種にサンニッパとテレコン、といった組み合わせでもいちおう許容範囲に収まる。ただ本体重量が1.9kgしかないので状況によってはストーンバッグなどで安定性を高めたほうがよいかもしれない。

脚は三段&縮長60cmと四段&縮長47cmの2種類。エントリークラスとしては大柄な部類だが、そのぶんパイプは太く剛性感がありそう(脚を伸ばしきったときに力を込めてグラついたり歪んだりするようなものは実戦では役に立たない)。脚部付根のロックを開放することでローアングルにも対応。この際の最低地上高は約40cm。

なおマンフロットはイタリアの三脚メーカーだが、LPLが代理店を務めていた頃は「ベネチア」というブランドで扱われていた。その後代理店は本庄商会に移ったが、販売英国のバイテックグループ傘下に入り同グループ出資による代理店、ボーゲンイメージングの取り扱いブランドとなる。さらにボーゲンイメージング自体がマンフロットに社名変更と位置づけがいろいろ変わってややこしい。しかもボーゲン取り扱いだった三脚のトップメーカーであるジッツォがそのままマンフロット扱いになってたり。

Manfrotto

三脚は高級品になればなるほど本体と雲台が別になっているのだが、メーカー純正キットとして雲台やクイックリリースをセットにした商品もある。294アルミニウム三脚+RC2付きボール雲台キットもそのひとつで、別々に買うと25,000円以上になるがキット価格は18,480円とかなりお買い得。外国製三脚はスリックなどの国産品と比べて値の張るものが多いが、これは掘り出し物といってもよい(しかもアマゾンでは12,000円切ってる)。また四段脚やカーボン製を選べるのもキットモデルだけになっている。

雲台+クイックリリース込みの伸長は150cm。たぶんオレにはドンピシャのはず。ただ収納サイズが70cmとかなり大柄なので気軽に旅行に持ってくという感じではないが。耐荷重5kgもあれば、当面オレの機材体制で困ることはあるまい。

キット(MK294A3-A0RC2)

ちなみに雲台基部のネジは3/8インチ規格のいわゆる太ネジ。内外では1/4インチの細ネジも数多く見かけるので、三脚や雲台の流用には変換用のネジアダプターが必要な場合もある。これは何もマンフロットに限った話ではなく三脚パーツの基本知識

2013-07-01

競馬場は基本的にコースでの三脚撮影禁止なので買うとしたら一脚のほうが先かなと思っていたのだけれども、東京競馬場の花火大会の写真を撮るにあたって、さすがに三脚ないと厳しい展開に。あまりお金はかけられないし、かといって安物買いの銭失いも御免こうむる。そんな中目に入ったのがマンフロットのキットモデル。あれ?雲台とクリックリリース込みで1万2千円って安くね?待て待て待てこれは何かの罠ではないのか?といろいろ調べてみたけれども特に問題はなさそう。何しろデザインがいい。

そんなわけで、入金と同時にポチってしまった。ミッションコンプリート。ついでに三脚ケース、ケーブルレリーズリモートコード、φ72mmプロテクタも調達したけど2万以下で収まった。三脚買うのってスリックのプロミニ以来の気がする。プロミニはプロミニで手持ち三脚としてかなり重宝したんだけど(脚を縮めて胸に押し当てるのはミニ三脚の基本中の基本)、引越しのドタバタに紛れてどこかにいってしまったのだ。Sポール(どう見ても鈍器のようなものです、ほんとうに)との組み合わせは最強だったんだが。

届いた!

やべえ、マジでかっこいいんだけど。本気でマンフロット信者になるかもしれん。686Bも欲しくなってきたぜ!つかなんでスリックもベルボンもあんなダッサいデザインの三脚しか作れないのかね?見た目って重要なんだぜ。

ただ予想以上にデカいw 特に雲台が。三段全部伸ばしきると、ファインダーが目線よりに上にくるw

2013-08-31

東京競馬場花火大会、調布市花火大会と二度のミッションを終えた雑感。

やっぱデカいっス。三脚バッグも一緒に買っておいてよかった。縮長70cmもあるとカメラバッグに括り付けるにしても大きさを選ぶと思う。伸長もデカい。三段全部伸ばすと雲台の高さも加わってオレの目線を軽く越えてしまうw 脚は伸ばし切って使うポリシーなので、二段&エレベータでやりくりするしかなさそう(花火はどっちもレジャーシート広げて座って観戦したので開脚+エレベータで済んだ)。あと重いっス。雲台と合わせて2kg超えだもん、とても旅行に持ち出そう、ってもんじゃないわ。もっとも、そのぶん安定感や剛性感は申し分ないけどね。耐過重5kgってなってるけど10kgくらいでもいけそうな気がする(脚は2段にしたほうがよいだろうけど)。

付属の雲台(496RC2)は…見た目はけっこうクールなんだけど全体的な造りが大味な印象。んまあキットのお値段がお値段なので高望みはしてなかったけど。フリクションの最適値を出しにくい感じで締め付けがなかなかしっくりこないし動きに滑らかさが足りない。ボールの精度がたいしたことないんだろう。パン方向専用のノブがないのもマイナス。耐過重は、しっかり締め付ければ30kgくらいイケるんじゃないかってくらい剛性感は高い。

クイックリリースは取り付けが半自動、取り外しが二重ロック方式のDIN仕様っぽいタイプ。これがまた微妙に使いづらい。レバーとピンの同時操作がやりにくくピンがときどき引っ掛かる。プレートの前後もわかりにくい。ある程度は慣れで解決しそうだしセットしちゃえばグラついたりはしないんだけど、ボディとの接触面がラバーなのはちょい気になる。薄いし硬いけど超望遠装着時だと沈み込みがあるかもしれない。

使ってるうちに、ロック部分がえらい渋くなって、すごい力こめないとつけ外しできなくなってしまった。こんなんじゃせっかく水平出しても脱着のたびにズレちゃうじゃん。

総評としては、良い意味で無骨としかいいようがない。買って後悔はまったくしてないんだけど、持ち出す前にちょっとした心構えがいる。気軽に持ち出すなら、294キットよりは値が張るけど新しくリリースされたbefreeのほうがいいかもしれない。

参考:manfrotto befree

三脚本体はともかく、雲台とクイックリリースの使い勝手はお世辞にもよいとはいえないので将来的には交換することになると思う。その際にはやっぱりアルカスタイルで固めたい。ただそうなると雲台だけでなくクイックリリースやレンズプレート、はたまたボディプレートまで見据えた三脚システムを組み立てる必要があるので、徐々に手をつけていこうと思う。何しろ本家アルカスイスの自由雲台だと一番安いZ-1でも6万以上するからねえ。最初はKIRKのクイックリリースクランプあたりから。それでもプレートとクランプで2万近いので、SIRUIかBENROあたりでお茶を濁すのも手か。

2015-07-18

無名の格安アルカ雲台を入手したので496RC2の出番は消えた。雲台・・・せめてクランプだけでも交換すれば末永く使える三脚と思う。

他のレビュー

コストパフォーマンスはほんと高い。ちゃんとした三脚デビューにはうってつけと思う。

そして沼へ。

脚注

ストーンバッグ
三脚の内側に取り付けるハンモック状の網や布。そこに重たいものを放り込んで重心を下げ安定性を高める効果がある。三脚は軽ければ軽いほど持ち運びや取り回しは楽になるが、大型機材を使用したり強風に煽られた際に転倒しやすくなってしまうため、状況によってはストーンバッグなどで補強することになる。ただあまり欲張ると三脚の剛性を越えてしまうので注意。これは耐荷重とはまた別の問題なので、頑丈な製品を選んでおくに越したことはない。個人的には、耐荷重の範囲に収まっていても三脚本体(雲台から下)が載せる機材の重量の半分以下にならないようにするのがいいと思っている。
三脚とネジ
カメラを三脚に取り付けるためのネジ穴はISO 1222として2種類が標準化されている。コンパクトカメラ~一眼レフの場合、最大径が1/4インチ、ピッチ(1インチあたりの山の数)が20の1/4-20 UNCという規格で。中判以上の大型機材や三脚と雲台の取り付け部分では先の1/4-20 UNCのほか、最大径が3/8インチ、ピッチが16の3/8-16 UNCとなっている。また3/8インチのネジ穴に1/4インチのネジを取り付けるための変換アダプタも広く出回っている。
海外のメジャーな三脚/雲台メーカーはほぼこの2種類に限られるのだが、一部では独自のミリネジを採用している製品もあるので注意。また同じネジ規格でもネジの長さとネジ穴の深さが合わず、取り付けにスペーサーが必要な場合もある。
DIN仕様
正確にはDIN 4503-2という規格。DIN、いわゆるドイツ工業規格のひとつなのだが、有料のドキュメントしか見つからなかったので細かい仕様についてはよくわからない(日本語化された情報はオンラインではまったく見かけない)。マンフロットではラピッドコネクトという名前が付けられてるが、どのへんがラピッドなのか問い詰めたくなる。
内外問わず有名メーカーでの採用例も非常に多いのだが、DIN規格のクイックリリースとされている製品の互換性があてにならず完成度も低いため、プロの現場ではクイックリリースのデファクトスタンダードであるアルカスタイルによって駆逐されつつある。