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記録メディア - SONY XQD QD-G120F

直販価格 24,480円(税別)。リード 440MB/s 、ライト 400MB/s の超高速メディア。2018年9月発売

SONY XQD QD-G120F

長いことスチルカメラの記録メディアとして定着していた CF はインターフェイスが PC のハードディスクに用いられていたパラレル転送の IDE に端を発したもので、規格上 133MB/s が天井と昨今のハイエンド機種ではもはや限界を迎えていた。後釜たる CFast はシリアル ATA ベースとなったが、(先代に比べれば十分速いとはいえ)これまた 550MB/s あたりで規格上のボトルネックが待ち受けている。

ある程度枯れたストレージの転送技術を利用するというのは開発コストの面でも信頼性の面でもでも十分納得できるのだが、スチルはスチルで画素数と連写速度はどんどん上がってるし、ビデオにしても 4K / 8K の記録ビットレートは素敵なことになってる。もちろん CFA としても CFast の次として CFexpress を用意しているが、現行規格( CFast 2.0 )でもう打ち止めってのはせっかく採用した 1D X Mark II からしたらあんまりな話である。

CFast は CF を含め他のメディアとスロットにまったく互換性がない。なら紛らわしい同一サイズにしないほうがよかったのでは?(ま、既存のカードケースを流用できるメリットはあるけどさ)。

そこへいくと転送技術に PCI Express を採用した XQD は先見の明があった。現行の XQD 製品が採用している PCIe 2.0 は 5Gbps 程度だがこれは 2007年の規格であり、現在の PC 環境で主流の 3.0 は 8Gbps 、策定中の 5.0 は 64GT/s と文字通り桁違い。さらに PCIe はレーンを束ねることで帯域を稼げるため同一世代でもパフォーマンスアップを期待できるし、コントローラ側にしてみればスロット同時記録への親和性も高そうである。ま、ここまで帯域が広くなれば消費電力やリーク電流といった問題もあるので PC 環境の仕様をそのまま乗っけるのは厳しいだろうが、規格そのものにかなり奥行があるのは間違いない。

XQD の容量は理論上 2TB まで可能とのことだが、これはおそらくパーテーションテーブル(つまりマスターブートレコード)の問題と思われるので、他のメディアでも同じことがいえるだろう。壁を超えるには MBR ではなく GUID を使えばよい、というお話。無論、メディアだけでなく機器側の対応も必要。

そんなわけで、XQD は相当なポテンシャルを秘めたフォーマットである。対抗馬だった CFast の後継者 CFexpress も結局 PCIe を採用し、スロットやカードサイズといったフォームファクタも XQD と共通となったため、将来的な互換性についてもある程度見通しが立ったといえる。唯一引っ掛かるのはなんでこんなわかりづらい名称にしたのか。X はeXpress、D は Data にしても Q はどっからきたんだよ。普通に XD でよかったんじゃね?ああ、先客がおったか…

本稿で取り上げてる QD-G120F は XQD Format 2.0 に則った製品で、細かなマイチェンを含めると 5世代目にあたる(初代~三代目は PCIe 1.0 準拠の XQD Format 1.0、四代目以降が PCIe 2.0 準拠の XQD Format 2.0 になる)。ニコンの XQD スロット採用機種はいずれも XQD Format 1.0 / 2.0 ともに使用可能だが、カムコーダーでは XQD Format 2.0 カードの利用にはファームアップが必要だったり未対応の機種もあることに注意。PCIe 3.0 に準拠した XQD Format 3.0 もすでに策定済みだが製品化は来年以降になるだろう。さらに PCIe 4.0 に準拠した XQD Format 4.0 の策定も進められている。もっとも、そこまで XQD が生き残っているかどうかはわからない。

また五世代目にあたる G シリーズも型番の末尾のアルファベットによって仕様が若干異なる。本製品の“ F ”はもともと堅牢な XQD 規格のハードルをさらに高め、基準の 5倍の高さからの落下試験や 2倍の曲げ試験をクリアしている。またこれに伴い、容量 128GB / 256GB の製品が 120GB / 240GB に置き換わっている( 32GB / 64GB は従来どおり)。

ソニー

さらに注意が必要なのは、XQD Format の世代によってカードリーダーの対応も変わってくる点。現在発売中の QDA-SB1 J は XQD Format 2.0 に相当する型番 G / M 専用で、XQD Format 1.0 世代の N / S / H は使用不可。対して SD とのダブルスロット製品 MRW-E90 BC2 SYM は全世代に対応している。ああ、ややこしい。こういうところが普及の妨げになると思うんだよねえ。

なお PC への転送の際、Windows 7 環境では USB パケットサイズの関係で Windows 10 などに比べて転送速度が遅くなる。パフォーマンスを最大限に発揮するためにドライバのアップデートが必要。

参考:Windows 7/Windows Server 2008 R2 で USB の最大転送サイズを大きくするドライバー更新プログラム

…ここまであえて触れなかったが、SD は読み書きや転送速度がどれだけ向上しようがハイエンド機やプロ用機材の記録メディアとして使うには耐久性、信頼性、耐障害性などの面でどうしても不安が付きまとうため、どこまでいってもコンシューマ向けという認識。要は適材適所。

2018-12-23

週明けに D500 レンズキットをポチる算段がついたので、記録メディアをどうしようか考えてた。当初は UHS-II の SDXC でもいいかなー、なんて思ってたんだけど改めて比べてみたら XQD との書き込み速度差はけっこう開きが。せっかく機材新調する以上どうせなら MAX パフォーマンスにすべきじゃろ。それにメディア破損やデータ損失のリスクも XQD のがはるかに低いらしいし。

そんなわけで、本体に先駆けて Amazon でポチった。ちなみに高画素機である D810 使ってたときは 64GB CF でなんとか 1日回せたけど、連写が 5コマ/秒程度だったのよね。先月の JC で常連仲間に同じセンサーを採用していると思われる D7500 を借りた際、それほど気合入れて朝から撮りまくったわけでもないのに口取り式の途中で 32GB SDXC がメディアフルになったから、余裕を見て 120GB を選択、18,800円でミッションコンプリート。SD スロットに予備として 32GB の SDXC でも挿しとけば一泊二日程度の行軍であればまずだいじょぶじゃろ、競馬以外なら一週間くらい持ちそう。むしろ予備バッテリーを 3つくらい用意しといたほうがいいんじゃないかな、当面縦グリは買えんだろーし。

で、ポチってから気づいたんだけど、XQD 使える機種ってはるか格上の D4 / D5 と D850 に Z7 しかないじゃん、SD も後発の D7500 すら UHS-I 対応のままなわけで、予備機候補とメディアの互換性が皆無なのな(予備機のが格上とかないからw)。いちおう中古で D300S 考えてるものの、CF 買い直すのもなんかアホくさいというか。撮影中にフリーズってのはわしも常連仲間も経験してることで、G1 とか大事な日に限ってそうなるわけよ。なので予備機は必要。中古の D300S が今は 3万弱くらいか…。

もひとつポチってから気づいたんだけど、64GB 以下と 120GB 以上だと堅牢性に違いがあるらしく、後者のほうがよいらしい。思い切って 120GB にしてよかった、というお話。

2018-12-24

さっそく職場に届いた。休日の配達ご苦労様です。

経理が使ってるノートの HDD より大容量である

実効速度を計ってみたいみたいところだけどリーダーがない。ま、当面はボディ直結で転送だな。