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レンズ - Nikon AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR
ニコンダイレクト価格 40,500円(税込)。ステッピングモーターを採用した超広角ズームの DX ニッコール。2017年 6月発売。
APS-C 機の難点のひとつとして広角~超広角レンズのやり繰りが挙げられる。APS-C の広角-超広角はただでさえフルフレームに比べて設計難易度が高いうえに、風景など画質の優先度が高い被写体が多くなることもあり、本格派は最初からフルフレームでしか撮らない≒相対的に APS-C 機種におけるワイドのニーズが低下してしまうので、メーカーとしてもレンズ開発になかなか重点を置けないのだろう。いちおうニコンには AF-S 10-24mm F3.5-4.5 に AF-S 12-24mm F4 という 2本の超広角 DX ニッコールが存在するけれども、これが結構なお値段するんですわ…。だから標準ズームのワイ端より広い画角を求めても多くの DX 機使いはなかなか食指が動かなかった、と。
10-24mm は開放 F値可変にしては高すぎるし、さらにお高い 12-24mm 買うくらいなら素直にフルフレーム機に移行したほうがよい( あっちにゃ銘玉の誉れ高い 14-24mm F2.8 があるからな)。あとはトキナーの 117 をはじめサードパーティという選択肢もあるけど逆光にやたら弱かったりするわけですよ、出番の多そうな風景撮り中心だとかなりしんどいんじゃないかな。
ところがコイツは純正の超広角 2倍ズームにして直販 4万円、量販店で 3万円台半ばというサードパーティもビックリのバーゲンプライス。それでいて格上の二本にも備わってない VR やステッピングモーターなんて飛び道具まで搭載。72mm径のフィルタを装着できるのもポイント高い。難点は開放 F値の暗さよりも使えるボディが極端に限られることだろう。いちおうファームアップで対応機種は増えたけど、それでも二世代前になると壊滅。このへんは今後増えてくことになるとして、操作性の面で AF や VR の動作切り替えスイッチが存在せずボディ側のソフトメニューオンリーってのも、少々戸惑うところだが AF も VR も常時オンで構わない、という割り切りで使うべきなのだろう。
12-24mm ではなく 10-20mm ってのがよい。それと 16-80mm あたりはピントリングが手前にあるためフード逆付け時にズーミングができないというわりと致命的な欠点があるのだけれども、こやつはズームリングが手前に配置されてるので逆付けしても問題なく操作できる(ま、フード浅いからピントリングも動かせるのだが)。逆光耐性が高いという評価をよく見かけるが、これはレンズ設計よりも後玉のところにある遮光板のおかげだろう。
2018-12-23
D500 買える算段がついたので、キットズームとお約束の 70-200mm F2.8 に加え広角側のラインナップも増やしたいなあ、なんて思ってたらいつの間にかこんなの用意してたのな。わしは競馬撮りがメインなので主力レンズにはならんけど作品の幅を増やすのにこの領域もほしかったから、まず買うことになると思う。仮に期待外れだったとしても許容できるお値段だしね。
2019-01-01
ストラップとか予備バッテリーの調達で新宿ヨドバシまで繰り出したついでに、AF-P 10-20mm いぢってきたんだけど、くっそ欲しくなったぜ!
とにかく軽いんだよ!わしの知る限りいちばん軽い AF ニッコールのズームは VR なしの初期型 18-55mm と思うんだけど、それに匹敵する軽さだぜ!
ちゃんと調べたら AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II の 195g がいちばん軽いようだ。
おまけにコンパクトだからどこへいくにも持ってける。これ DX ユーザーは必携でしょ。
そんなわけで、画角を撮り比べてみた。
やっぱ超広角域の 6mm の違いは大きいねえ。
2019-06-28
4月に社員に昇格してわりと余裕出てきたのと東京競馬場花火大会が近付いてきたのでマップカメラの中古をポチった(余裕ないじゃん)。24,800円、ミッションコンプ。送料・代引き手数料なしはよい。
MF 時代の 35mm F2.8 とか、そういうサイズ感。でもフィルタ径は 16-80mm といっしょ( 72mm )なんだぜ!
そんなわけで、玄関先で画角比較。まずは D500 キットレンズのワイ端 16mm 。
でもって 10mm 。並べちゃうと 16mm がくっそ狭く感じる。
パースはさすがにきっついけど(それが魅力なわけだけど)、歪曲はバーゲンレンズとは思えないほど良好に補正されてる。ぶっちゃけ 16-80mm のワイ端のがよっぽど顕著で、スナップレンズとしてのポテンシャルは相当に高い。というかコイツと Micro 60mm F2.8 でもあれば 18-80mm 要らねえんじゃねえかと。
そんなこんなで、中三元体制が整った。次はこうだろか。
- 10-20mm F4.5-5.6
- 16-80mm F2.8-4
- 70-200mm F2.8
- 200-500mm F5.6
そりゃ理想は 200-400mm F4 なわけだけど、超望遠の画角や取り回しに慣れてないわしの場合、まず 200-500mm 使ってみるのがいいような気がしてな。
2019-07-08
東京競馬場花火大会。
あいにくの雨ゆえ拭っても拭っても水滴が前玉に。それはさておき、目論見通り最前列から全景をカバーできた。ただ少々迫力に欠けるかな。
脚注
- 大三元と小三元
- ニーズの高い広角・標準・望遠それぞれのズームを麻雀の役になぞらえた俗称。F2.8 通しが大三元、F4通しが小三元。わしの手持ちは望遠が F2.8通し、標準が F2.8-4、広角が F4.5-5.6 と中途半端な構成になってるので中三元(厨三元)と呼んでいる。白が 1枚、發が 2枚、中が 3枚って感じか。200-500mm F5.6 入手したら混一色も付きそう。