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アクティブスピーカー - TASCAM VL-S3

想定市場価格 11,000円前後(税別。デスクトップモニターに最適な2ウェイアクティブスピーカー。2015年9月2日発売。

TASCAM VL-S3

TEACではパワードスピーカーと呼んでるようだが、いわゆるアンプ内蔵スピーカーである。上位製品であるVL-S5の意匠を受け継ぎつつ、ノートパソコンでのDTP作業などを想定しデスクトップ設置可能なサイズまで筐体をコンパクト化。出力は14W×2で卓上スピーカーであれば十分。周波数帯域は80Hz~22kHzとクラスを超えた音域で、RCAピン入力端子まで備えている。

VL-S5で実装されていたバイアンプ構成XLR/TRSバランス入力がオミットされている点は残念だけど、わしはそこまで本格的な構成を必要としないので(部屋の防音がザルなんだよね)、これでもオーバークオリティなくらい。60Wという消費電力の高さは少々気になる。

TASCAM

ただ、実売価格差が5千円程度なので、予算と設置場所(と防音)に余裕があるならVL-S5を選んだほうが将来のグレードアップにも対応できるだろう。

つか、TASCAMがティアックのブランドなのは知ってたけどティアックとオンキヨーが資本提携してるのは知らなかった。現時点で生き残ってる国産ピュアオーディオメーカーってオンキヨー、ティアック、デノン、あとなんだ?ビクターとケンウッドは合体してミニコンポとかカーオーディオに特化しちゃってるし、ヤマハは違う意味のピュアオーディオ(楽器w)というか何が主幹事業なのかいまいちわからん。パイオニアはAV事業をオンキヨーに売っぱらったろ、山水は潰れたろ、ソニーは昔の名前だけだろ。ああ、マランツが生きてるっぽいな。

2015-09-03

部屋の防汚がザルなのもさることながら、わしはいろんな理由があって断然ヘッドフォン派である。ただ先日閣下を部屋にお迎えした際、MAD動画ひとつ見せるのにいちいちヘッドフォン貸さなきゃいけないわ、会話が途切れると部屋がしーんと静まり返って気まずいわでやっぱりスピーカーもないと困るなあ、と。いちおうモニターがスピーカー内蔵してるんだけど、これがまた画面たたき割りたくなるほどショボい。

そんなわけで、たまたま新製品で目に付いたこれに興味を持った次第。コンポ組むほどじゃないにせよわざわざ買うなら少しでも音のいいやつがよい。できればついでにUSBオーディオ化したいところではある。マザー搭載のサウンドチップは蟹のALC892で、以前のALC888に比べるとノイズが圧倒的に減った消えたのだが、iPodダイレクトに比べて若干音の解像度が低く、低域も弱めなのよね。

2016-12-12

閣下もアクティブスピーカー欲しいみたいなので、PM0.3 と VL-S3 薦めておいた(実勢価格考えたら二択)。わしはというとたまたまヤフオクに GX-70HD が 3,500円即決で出品されてたのでそっち買っちゃって、買ってから気づいたんだけど、ご存じの通り AV 廃人なものでヘッドフォン使用率のほうが断然高いから、フロントにヘッドフォンジャックがあるとわざわざ PC 本体に抜き差しせずに済んですごい助かるのよね。

なので閣下にどっちか買わせよう、という魂胆。

2019-08-04

GX-70HD に不満を抱いてたわけじゃないんだけど、Crossfade2 で久々にイエスを聴いてたら音が揺れるというかブレるというか、とにかく EDM とか JPOP では気づかなかった違和感が。部屋じゅうのヘッドフォンやスピーカー引っ張り出してきて聴き比べたところ、やっぱモノによって得手不得手があるんだなー、と(今さらかッ)。ここはやっぱ基本に立ち返ってモニター用から始めたほうがよさそうだ。

ここんとこプログレとかクラシック聴いてなかったもんだから、音の分解が大味ないまどき向けセッティング?でも満足できちゃってた、そんな気分。

そんなわけで、前々から目は付けてたコイツをポチったわけさ。購入後、Bluetooth 対応の後継機が出てたことに気づいたのはナイショだぜッ!

ぜんぜん小さい

比べるまでわかんなかったけど、GX-70 は案外ドンシャリ気味で VL-S3 のがぜんぜん自然に鳴ってる(比べたから気づいたんであって、GX-70 が不自然な鳴り方してるわけじゃない)。ただスィートスポットが狭い感じで、ちょっとでも向きとか高さ変えるとガラッて印象変わる。定位置で聴くにはよいけど移動したり客呼んだりみたいな状況には向かないと思う。

どうしてこうなったw

テーブル直置きだとぜんぜん音場がこっち向いてくれない。特に高音。ツィーターの位置と向きにはけっこう気を遣わないとハイハットの聞こえ方とかまるで違う。

スピーカースタンドはもっと大柄な筐体を想定してるのが多くて、この手の卓上スピーカーに向いた製品ってほとんど見かけないのよね。結局、元の GX-70 がいちばんしっくりくるという('A`)

それとインピーダンスのせいなのか GX-70 と音量がぜんぜん違う。PC 側のセッティングが同じ状況で、GX-70 のボリューム 4/10 くらいが VL-S3 の MAX と同じなんだよね。定格 1W しか差がないのになんだこれ?って感じ。これで消費電力 60W とかダメじゃろ、GX-70 は点けっ放しでよかったけど、コイツは使わんときスイッチオフにしといたほうがよさそうだ。電源スイッチが探しやすい位置にあるのが救いか。ちなみにホワイトノイズはゼロじゃないけど GX-70 のがずっと目立った。

スイッチといえばアンプが Left 側なのでボリュームや電源も当然そっち。背面操作系っておよそ使いづらいのになんで採用が絶えないんだろ?ま、キーボードのボリュームダイヤルが超絶勝手が良いので GX-70 んときもスピーカーのツマミはほぼ固定のままだったけどね。機能面や使い勝手を含めたトータル性能は GX-70 HD2 のが上と思うけど価格差倍なので、諭吉二枚出せるならそっちかな。

そんなわけで、素性は実売一万円以下で買えるアクティブスピーカーの中でもトップクラスと思いつつ、癖がけっこうあるのでひとによっては窓から放り投げる可能性も秘めた、使い手を選ぶ製品、という評価。次はいよいよ PM0.3 ですかね。でもあれ低域弱そうなんだよなあ…。ああ、もしこの記事読んで興味持ったひとは絶対 VL-S3BT にしとけ

脚注

バイアンプ
2ウェイスピーカーでツィーターとウーファーを別系統で構成されたアンプ。それぞれのスピーカーの特性にアンプ回路や出力を特化できる。コンポの場合ツイーターとウーファーを分けて繋ぐバイワイヤリング接続にスピーカーが対応している必要があるが、バイアンプ構成のアクティブスピーカーでは特に気にすることはない。またバイアンプ構成は複数のアンプを用意すれば実現できるが、ローパス/ハイパスフィルターなりでそれぞれの系統の信号が混在しないよう工夫する。
XLR/TRSバランス入力
XLRもTRSも端子の種類。バランス入力(バランス接続)は端的にいえばホット(行きの信号)、コールド(戻りの信号)、グラウンド(GND, シールド)を個別に備えた端子やケーブルによる接続のこと。ホットとコールドは信号が逆相となるためバランス回路ではコールドを反転しホットと合流させることで信号を増幅、この際に位相ノイズは打ち消しされる。
なお一般的なオーディオケーブルはコールドとシールドが兼用のアンバランス接続となっているためケーブルで拾ったノイズがそのまま表れる。