屁理屈アネックス - 音楽館 - Lyrics
こんにちわ(こんばんわ!女性ボーカルとハウス/テクノ大好きな、中年男爵である。さらにもともとはプログレ小僧だったので、SFP にドハマリするのは自明であるよ。
school food punishment
sea-through communication で引っ掛けられ、Reff-rain で全身沼の底までドップリと引きずり込まれた(本望。

音に対する情熱が冷え切っても火種を絶やさずにいれば、こんなアーチストに巡り合えるわけだ。オーソドックスな4人構成だが楽曲のセンスは抜群に高いし、時に繊細、時に振り絞るような内村友美のボーカルも重厚なインストに負けない存在感を放ちつつ、複雑な曲でもきちんと歌い切る技巧の高さが光る。楽曲は事実上の5人目のメンバー・江口亮によるものがほとんどだがキーボード担当の蓮尾理之がプログレに通じているせいか必要以上に凝ったアレンジが施されている。特にピアノの激しさはあの残念なピアニスト三柴“エディ”理にちょっと通ずるものが(それがまたよい)。みなその才能をいつまでも大事にしておくれ。
ちなみにこの人たちの作品は、ぜひしっかりしたヘッドフォンで聴くべき。総じて通常の3倍凄味を増す。「flow」なんて失禁しそうになった。
シングル
順番は聴いた順なので適当。感想も当時の。
sea-through communication
当初シースルーコミュニケーションて裸のお付き合いなのかと思ってた('A`)

ジャケこえーよ・・・なんでハサミ持ってんだよ・・・回線切って首吊って死ぬのかよ・・・
sea-through communication
SFPで初めて聞いた曲、j-waveで何度も流れてた。インターネットをモチーフにした曲がどれだけあるのか知らないけど、一発でめちゃくちゃ印象に残ったわ。
見えない糸で 心繋いでるんだ 僕らはそれに乗っかってやりとりしてるんだ 真っ暗な海を渡る光みたいに 不安だらけの雨を掻き分けていくんだ 待ってて 何億もの中 絶妙なチョイスで今 言葉 届けるよ 君に伝わるように 曖昧な闇 越えて 溢れる想い乗せて 可能性のその向こうまで 僕のフレーズ スピーカー 波に乗って 音になって まるで魔法のようなコミュニケーションのレール走る 今すぐ行くよ 奇跡だって 届けるよ 届けるよ 届けるよ きっと同じことで悩む人がいたんだ 距離や時間のせいで途切れてしまうって 僕は嬉しいよ 溢れる無限のツールに助けられている世界 嫌いだ なんて言わないで だってさ 素晴らしいと思わない? ほんの一言 あるかないかの違いで 見える景色変わってく 想像も飛び越えて 溢れる光の方へ 可能性に耳を澄まして 君のフライト モーター 怖がらないで 火をつけて 体中で スキップしてる テレパシーじゃつたわらないこと 渡し合おうよ カギを開けて 海の向こう 夜の向こう 駆けてくよ 冷たい にわか雨に濡れて ふいに逃げたくなる 心が閉じそうになるけど 水たまり 飛んで 晴れにする 真っ暗な夜が来たって どしゃ降りで見えなくたって 僕のプラットホームは 君といつも繋がっている まるで魔法のようなコミュニケーションのレール走る きっと晴れるよ 限りあるもの 余りあるもの 僕の手のひらに溢れてる選択肢 もっと見渡して まるで魔法のようなコミュニケーションのレール走る 今すぐ行くよ 奇跡だって 届けるよ 届けるよ 届けるよ
過去作を聴いた今でもいい曲と思うし、俺もそんな餌に釣られるかクマーだったわけだからこういう万人向けのスマートでキャッチーなノリもいいんだけど、「Riff-rain」みたいなオリコン無視のイカれた楽曲作り(褒め言葉)も継続してほしいなあ。なんにせよ、完成度はとても高いし聴きこむと音作りがけっこう深くて重い。釣られた甲斐があったというものだ。
fiction nonfiction
複雑な闇を知った うまく飲み込めない午前4時 暗がりで開けた世界 手探りでわからないままに うまく言えない笑い上戸 絡む皮肉 流せない澱み たたみかけるような背徳感 機能停止する 空耳のようだ 上上 下下 右ななめ横 まわるまわる 好奇心 上上 下下 右ななめ横 まわるまわる 好奇心 どうなっていくんだ 行方 教えて 教材は届かないまま 感情を勉強 どうなっていくんだ 答え 教えて 有限の猶予 切羽詰まる ドラマ今始まる 現実が舌を巻く 僕を試している 奇襲攻撃 訳も分からずに決まる 確かにちょっと魅力 足踏み入れたら クセになるズレた感覚 溺れてしまう 上上 下下 右ななめ横 まわるまわる 好奇心 上上 下下 右ななめ横 まわるまわる 好奇心 クラクラ 下を見たら パラダイス 踏み外して地獄絵図 努々油断なさらないように 耳元で囁かれる どうなっていくんだ 行方 教えて 問題は衝動がすぐに色褪せるってこと どうなっていくんだ 答え 教えて 一時のスリル 目と目で会話して それって いわゆる 膠着状態 ストーリー教えて この先待っている結末 予感は濃厚 校則破って バツをつけられ そんな時もあったねってドラマが過去になる
カップリングにこういうのブチこむの頭おかしい(だがそれがいい。
butterfly swimmer
アルバム「amp-reflection」にも入ってるけど、こっちはQ;indiviの田中ユウスケによるリミックス。
翻弄されてる正体 耳元をかすかによぎる この恍惚の向こうの衝動 快感に踊らされてる 足元は弾む 夢心地の理由は馬鹿らしい 恋に溺れる 溺れて 消え去りたい 僕は空気になりたい なって君と混ざりたい 流線型になって 泳ぐように歩く 無駄な遠回りのクセがついた 心配になるくらいの 早鐘と頬の色 体の密度まで変わる事態 恋に溺れる 溺れて 揺らぎたい 僕は空気になりたい なって君を見つめたい 体にイメージを ありったけ集めて 異次元に飛び込んでバタフライ 君の言葉繰り返す 少しの隙間から見えた 君の一瞬を記憶する才能 フルに使って夢で再生する 恋に溺れる 溺れて 変わりたい 僕は空気になりたい なって君をさらいたい 体にイメージを ありったけ集めて 異次元に飛び込んでバタフライ 別世界で身悶える 今なら何もかも失くして 君とふたりっきりになったって 構わないよ むしろ 望むよ 見つめたい 触りたい 見つめたい 触りたい 夢見たい 奇跡を起こしたい 変わりたい 乱したい 君をそっとどこかへ連れ出したい もどかしい君の手 掴んで 気分次第 動かしてみたい 変わりたい 駆け出したい 混ざりたい 混ざりたい 混ざりたい
どこかBONNIE PINKの『A Perfect Sky』っぽい。
butterfly swimmer
sea-through communication の前のシングル。

初期のジャケットではいちばんまともじゃないだろか。
beer trip
今日はもう 愚かでいいや 今日はもう 浅はかでいいや 悩んでるのばからしいな 悪意ばっかり溜まっていくな アルコールで体中洗い流して忘れたいの 電波も追えないところへ ふらり エスケープしよう! とにかく逃げよう 海へ 海へ とにかく逃げよう 海へ 海へ 振り切ってしまおう BPM上げて 頭 空にして 海へ 海へ 要はもう 終わったってことか 要はもう 叶わないってことか 悩んでてもしゃくなだけだ 役に立たないものは捨てよう 捨てよう! とにかく逃げよう 海へ 海へ とにかく逃げよう 海へ 海へ 消毒したいの ミステイク シークレット ふらつきながらも 海へ 海へ 海へ 海へ あたしについてるケーブル断ち切りたいの どこまで遠くに行けばちぎれる? 1人で泣いてたって何も変わりはしないよ ただの当てつけでもいいから すごくステキな人と行こう! とにかく急ごう 海へ 海へ とにかく急ごう 海へ 海へ 泡になる前に 君を忘れる 記憶も宝も 海へ 海へ 海へ 海へ! 海へ
聴き込むとカップリングのこっちのがよい。
light prayer
今あるすべてのエネルギーと少しのあざとさ、そんな印象。ベースとドラムがすさまじい。

だから怖いってw
蠢いている 闇を割って その中の澱みを打て 計算と保守 自分勝手なルール 歪んでいる事実 期待を消去して 向かうべき未来の芽 摘んでいる正体 探し出して その手を掴んで 光の差す明日へ 影も連れてく きっと 冷たくて暗い雨だって 誰か救っているから 平行線を繋げば輪になる 光に変えて 音を立てて ずれていく世界 SOSの群れ 僕を消耗して 近すぎてぼやけた 現実と未来 まだ手を伸ばせる 答えを探して 向かうべき未来の芽 その中 耳を澄ましてみれば まだ見ぬ世界に 光を祈って待っている 不安もそっと抱いて きっと いつか疲れて全てを消してしまいたくなっても 君の声が 僕を呼び戻す ほら よく見てみて 風向き少し変われば 晴れる 矢印の方へ それが示す明日へ ふらついたって行ける きっと 歪な世界のその先 小さな光がある 全てが叶う楽園じゃなくても 君がここにいる 風はそっと 僕の背中を押している(ああ 昨日までの自分が 背中を押している) そう 平行線の先を繋いだなら 光の輪になる
『東のエデン 劇場版I The King of Eden』エンディングテーマ。これでおkが出る映画というのはちょっと興味があるが、そもそもTV版が「futuristic imagination」を主題歌にしてたくらいなので無問題なのだろう。
deviswitch
A面よりさらにぶっ飛んでる。むしろデススイッチ。
過去と今繋ぐ エンドレス感を思い切りディバイス 切り替えるスイッチを内蔵して 行け 頭蓋骨 飛び回る思考 猛スピード ぶつかって火花で位置を知る どうしたら行ける?次のステージ 気持ちいいグルーヴ 呼び覚ましたい ひたすらに繰り返す疑問 ノーヒント でたらめなカードで退ける どうしたら見える?次のイメージ くだらない後遺症 蹴散らしたい 過去と今繋ぐ エンドレス感を思い切りディバイス 気が狂いそうな焦燥感 切れ まだ逃げたいが 自ら設けるタイムリミット 切り替えるスイッチを内蔵して 行け 奪っては目を伏せる 記憶の海 ふらついて クラップで目が覚める どうしようもない間違い ドロップアウト 今全てフラットに 風変える 空の体 触れに触れて 理想郷詰め込むこと 夢のまた夢 重ね重ねの逃避行 続けることも夢のまた夢 絡まった綺麗事で 機能停止させる 高等なパズルで 読み取って かわるがわるの答えの先を 過去と今繋ぐ エンドレス感を思い切りディバイス 気が狂いそうな焦燥感 切れ まだ逃げたいが 自ら設けるタイムリミット 切り替えるスイッチを内蔵して 行け 行け
ボーカルにエフェクトかけるのはあんまり好きじゃないんだよね。それ以外はど真ん中、「空の体~」とかクソかっこいい。
futuristic imagination
light prayerのおまけDVDにライブ映像が入ってた。生演奏でもまるでクオリティが落ちないのはすごい。これはマジで見に行きたくなる。

何を意図してこういうデザインにしたのかわからんが、未婚妊婦がマインドコントロールされて飛び降り自殺してるように見えるって(怖いって。
夜は封印 戸惑い混じれば終わる 迷い出すくらいならいっそ 理由も捨てよう また夢に溺れる 不確かに続いてく未来 まだ 君を許せる 意味を知れる 耳を澄ますための夜 その理由を真似て 変われる 君の呼吸を知るために 未来の根を切っても構わない 巻き戻す前に涙は枯らそう 吹き飛ぶような覚悟なら今 夢に帰ろう また揺れる言葉が 耳鳴りのようにリピートしてる 今 わかる 君なら消えてくれる また 夢に溺れる 今 醒める 明日消える 君を許せる 意味を知れる 君にとって 間違いの定義を教えて 変われる? 意味を持っていれるなら 未来は忘れても構わない 耳を澄ますための夜 その理由を真似て 変われる 君の呼吸を知るために 未来の根を切っても構わない 未来の根を切っても 構わない
オレはウェルカムだけどさ、アニメの主題歌がこれでよいの?と心配になってくる。
flat
衝撃的なくらい何もかもが難解。だがそれがいい。
あぁ トンネルを抜けた 衝撃的なくらい何もかもが綺麗だ 夕陽は橋を渡る フラッシュになって世界を記録する 唄うように春を呼吸する 君と空と街を共有する 融けるように君を想えれば 苛立ちはただのスパイスに変わる 今ならば掴める 明後日のその先も 夕陽 傾く 背筋を伸ばす 今ならば掴める 明後日のその先も 夢うつつ さよなら あぁ 昨日の言葉 処理できないくらい 夢に出るくらい響いた 見えない冷えきった毒が まるで春が散るみたいに消えた 今ならば掴める 苛立ったその理由も 君をやっと 嫌いになれる 未来から呼ばれても あたしだけ動けない 夢を見てた さよなら 噛み砕くように回想する 君と空と街を共有する それはすでに過去の魅力 もう今は必要ない記憶 今ならば掴める 明後日のその先も 夕陽 傾く 背筋を伸ばす 今ならば掴める 明後日のその先も 夢うつつ さよなら 今ならば掴める 苛立ったその理由も 君をやっと 嫌いになれる 未来から呼ばれても あたしだけ動けない 夢を見てた さよなら まだ 残ってる 幻想も 揺らぐ時間の境目も 今スパッと切って行くんだ
これくらいひねくれてるほうがオレみたいなへそ曲がりのウケはいいのだ。でも普通の人はA面B面これだとドン引きすると思う。
future nova
アルバム「amp-reflection」の方向性に沿った先行シングルで、これまでのSFPから一皮剥けた感のあるポジティブかつエネルギッシュでキャッチーなナンバー。

高層ビルなのかな。いちばんマトモなジャケットかもしんない。
人混みに混ぜられてく 感覚がほどけてく 透明な闇の中 自由で不自由だ このまま終われない 待ち焦がれた未来は掴んでない 逃げ道が手招いている 首振って走り出した 今すぐにルーレット 回して そう まだ見ぬ明日に賭けよう 大きく息を吸って 風向き変えて 醒めないくらい緻密な夢を 待てないくらい 心ざわめく明日を まだ終わってない勝負なら 何度だって挑める 生まれ変わって 欲しい未来へ 今 昨日に手を振って 全てを捨てたって 願いはなくならない 何を怖がってたんだ 後は手に入れるだけ 肩がぶつかる度に僕は削れて小さくなる でも残る核はきっと 何より光ってる 今ならまだ間に合うから 暗い深い闇も選んだと言えたら 空っぽになった明日だって 始まりと呼べる 生まれ変わって 欲しい未来へ 今 昨日に手を振って あぁ 今 風は吹いてる 体の中 入れ替わる朝が来る 醒めない緻密な夢を 待てないくらい 心ざわめく明日を まだ終わってない勝負なら 何度だって挑める 願うまま進んでいける 今 未来の手を取って 繰り返してた自問自答の勝者は 彼方に目 凝らした 当てのない明日 闇の向こうに 光の輪が見えた これから始まる未来 きっと脆くって 空っぽになって弾けることもあるって その時が来たってまた別のカード切って 掴んでみせる
引き続き映画『東のエデン 劇場版II Paradise Lost』のオープニングテーマ。前回(前々回もかw)がセールス的にイマイチだったせいか、意図的に「light prayer」のような難解さを避けたように感じる。それが上手くいったようにも(セールス的には知らんが。
after laughter
カップリングは『Paradise Lost』のエンディングテーマ。この時期のSFPを象徴するような、A面以上にノリノリのサウンド。もちろんただそれだけではない。
そっと手を叩いてみたら 全ての謎が解けてる そんな夢を見た 現実はうまくいかない わかりすぎるほどわかってる 世界中が知ってる 風の朝に 思い切って身を任せた 君が それでいいと笑っていた 呼吸は羽になった 明日は来ると 雨のち晴れだと 簡単に信じられないって 睫を伏せて 雨雲を増やしていた それでも 明日を呼ぼうと 晴れのち晴れだと 簡単に雲 払ってしまう 君の横顔 みとれるほど 眩しい未来 あぁ 世界は変わる ずっと目を凝らしていた 君が見ている世界がどんな色か知りたくて 今なら信じられる 君が信じてくれた自分のこと 暗い夜でも 君を追う日々に 終わりが来ても 見えない手 繋いでいられるように 君の光 宿して 新しい朝が来る 今日も世界は続く 明日の向こう 二人で覗いた 気付けば笑顔 似てきてる 街のどこかで奇跡が起きてる 隣でただ笑っている 君の横顔 魔法よりも確かな手を 繋いだなら 明日は来ると 雨のち晴れだと 簡単に信じられないって 睫を伏せて 雨雲を増やしていた もう さよなら 明日を呼ぼうと 晴れのち晴れだと 簡単に雲 払ってしまう 君の横顔 みとれるほど 眩しい未来 あぁ 世界は変わる きっと変われる
ブリッジの「君を追う日々~」からが超かっこいいし、ノリノリで気分を高揚させてくれる。
RPG
リリースにあたってのキャッチがSchool Food Punishment セカンドフェイズ、スタート
で、それに相応しい気合の入りまくったナンバーに仕上がった。

なんだかロジャーディーンやヒプノシスに慣れたプログレ基地が90125のジャケ見て面食らったのに通じるものがある。何(何故)この幾何学模様。
窓からそっとエスケープして 夜の街が RPGに変わる 矢印に沿って誘われた 色めく世界 始まりの合図 響いている 身体中 恋焦がれる 君に逢いたくて 走り抜けてく 闇を飛び越えて クライマックスなんて来なくたって 一か八かの危険な賭けだって いいさ 気を惹いて 君に今 ハマっちゃいたいんだ 手にしたばかりの未来さえ ストーリー 書き換えていくよ 決められたルール 崩れてゆく あと5分 繰り返すoverpace 我慢できずに空回る こんな日々じゃ RPG 終わっていく 見えない 次のステージ 先に進むほど 深くなる蒼 闇に飛び込んで play or fadeout? 君の中 迷い込んで抜け出せないよ リセットボタン 手をかけて AorBじゃ選べないや 世界中の全ての謎より 知りたい 君の心を プログラムなんて 関係ないんだ 予定調和のつまらないストーリー 捨てて 踏み出すよ 君がもしも 望むなら 世界中を欺いてもいい 今すぐ手をひいて ねぇ クライマックスなんて来なくたって 一か八かの危険な賭けだって いいさ 気を惹いて AorBじゃないや 理屈じゃないや 世界中の全ての謎より 知りたい 君の心を
アニメ『C』のエンディングテーマだけど、気合入りすぎて曲の存在感が圧倒的に作品を上回っちゃってる。詞はちょっとあざといが楽曲の完成度はすんごい高い。
Slide show
“SFPにしては”わかりやすいカップリング。
笑い皺の隙間 こぼれた嘘 泳ぐ視線 まるで他人みたい 喉の奥がキュッと締まっていく 鮮やかな君の笑顔 色褪せてゆく スライドショーは頭の中 加速していく君の言葉 ストップボタンだけが押せないまま 信じ切っていた 淡い記憶 甘い台詞 ざわめく予感 空が落ちる もう 今さら 取り残された部屋の隅 消せずに残ってるスライドショー スライドショーは画面の中 リピートしているいつかの君 小さな部屋の小さな世界 今もずっと笑ったまま スライドショーは頭の中 レイドバックした苦いラストシーン ストップボタンだけが押せないまま 解ってしまった 次のページはない 来世なんて ない
普通すぎてちょっと物足りない。
How To Go
遺作。雰囲気は「RPG」にちょっと似てる。最後までトンガリ続けたSFPを忘れない。

SFPにしては(これでも)ずいぶんさっぱりしたジャケットだが、前作では整然と並んでいた●に歪みが出てきた、そんな印象(こんなはずじゃないんだ。
こんなはずじゃないんだ 頭抱え 飽和した世界から 逃げ出したくてもがいている さらさら 砂のように時が過ぎる 代わり映えのしない現状 夢のない明日を見つめ 迷ってばかりの昨日 さよならしたい 抗うように 手を伸ばしてみる 何百万回 泣いて 生まれ変わるよ 赤い目のままで行こう 描いた未来へ ここまでおいで 手を鳴らしてる 君はどこの誰? 闇に目を凝らして 人の群れ まるで氷のよう 気持ちだけじゃ溶かせない 固く閉じた世界 触れる度 心が冷えて 今さら足掻いたって 立ち止まって Game Over ? 現実は甘くない 飲み込みたくないくらい 蔓延る雑念 断ち切って 闇を抜けて 毎日 毎晩 抱いて 擦り切れた夢 じっと見つめて ぎゅっと力込めた 奇跡はないんだ あるわけがないや 行こう 今なら まだ間に合うから 何百万回 泣いて 生まれ変わるよ 風が頬 乾かしてく 描いた未来へ ここまでおいで 手を鳴らしてる 心なしか ほら 優しい君の声 何も見えない わかんない それでも行くよ 光が差す 君が待つ場所へ
アニメ『UN-GO』の主題歌だが、気合入りすぎて曲の存在感が圧倒的に作品を上回っちゃってるのも「RPG」と同じだな。ぶっちゃけアニメのテーマソングでここまでの主張は要らないんじゃないのかw
帰る
帰るのかよ。
電車はただ走る あたしを乗せて 遠ざかっていく人の群れと 疲れ果てた昨日 扉が開いて 風が舞う 冷たい空気 吸って 思い出してく 時が止まったようなあたしの町 もうすぐ見えるよ 窓の向こうに 絵画のような記憶 並べてみれば 帰り道 わかるわ いつかのように「お帰り」を聞かせて 心の中 埋まる 慌しい日々 見失ってしまう 夢の続き 輪郭だけ 残して 離れては 近づいて 追い越してく電車 窓の外 変わらぬ景色 枝分かれする線路 あたし どこで何を間違えたの 思い切り吸い込んだ 懐かしい風 洗い流して もう一度 違う明日を描きたい 当たり前が当たり前じゃなくなってく その前に呼び止めて ぶれた心 引き寄せて 扉が開いて 風が舞う 冷たい空気 吸って 心が凪いだ 時が止まったようなあたしの町 降り立つホームから 明日が見えた 絵画のような記憶 並べてみれば 帰り道 わかるわ 目を閉じても歩けそう 何度転んだって きっと大丈夫 帰る場所 あるから いつかのように「ただいま」を言わせて
出だしはなんとかおとなしくしてるけど、ちょっとするといろいろ始めやがる。意図的なのか、珍しく吸気音がけっこう耳につく。
アルバム───インディーズ
ミニアルバムとマキシシングルの区別がつかない、情け弱き民ギガ男爵である。シングル収録曲はそっちで。
Riff-rain
「sea-through communication」がツボにハマり他の曲にも興味を持ったのだが、iTunesストアで「flow」をほんの数秒(マジ)試聴しただけで嫌な予感。これはかなりヤバいのではないか。

案の定、毎日聴いてる。調べたらこれがメジャーデビュー作のようだここまでがインディーズだった。アルバム通して、荒波から深海へと沈んでいく、そんなコンセプトがはっきりしてる作品を久々に聴いたかも(ラストでリフレインするflowがまた泣ける)。唯一の不満はレコーディングクオリティかな。3曲目の「egoist」とかちょっとひどい。いい曲なのに(わざとやってるんじゃないだろな)。そんな状態でも圧倒されたんだから、どんだけポテンシャル高すぎなんだ、まったく。
ジャケはやっぱりこわいw
flow
名曲。絶品。傑作。至宝。いくら褒めても褒め足りない。ヘッドフォンで聴くとたたみ込まれてなんだか涙が出そうになる。この曲で受けたインパクトは、新馬で強烈な末脚を目にしてしまい、生涯追いかけ続けようと決心したときの気分に似てる。もちろんエルコンのデビュー戦のことな。要するにオレの最大級の賛辞である。怖いのは、この先自身がこの曲を超えられない悪寒。
泡のように 日々は消えていかない ドアの向こうの気配を今日も期待する 明日のふりした昨日のことばが ようやく消えたのに 何をすれば君の全てを占めれるかばかり それだけを考えている 溢れる 君の声 渇くこの部屋で 水を探すように 君を呼んでいる 風待ち 密やかに 耳を研ぎ澄ます 水を探すように 君を呼んでいる 泡のように 日々は消えていかない 夜の向こうの気配を今日も期待する 昨日と同じ明日は来ないと わかりきっているのに 何をすれば君の全てを占めれるかばかり それだけを考えている 溢れる 君の声 渇くこの部屋で 水を探すように 君を呼んでいる 風待ち 密やかに 耳を研ぎ澄ます 水を探すように 君を呼んでいる 今さら 後ずさり かかとを鳴らして 水を探すように 君を呼んでいる・・・
あまりの高密度に失禁するわ!普通8→5→6なんて変則はオタクっぽい曲になりがちなのに、なにこのありえない疾走感!いやまあ、充分オタクなんですがね。
1番サビの部分はオレ史上最高のパート。完璧だ。詞もメロディも。「水を探すように 君を呼んでいる」というフレーズが素晴らしい。2番サビは1番とリズムラインを変えているけど、その前のパートにイントロのアルペジオを持ってくるあたりが小憎らしい。さらにこの曲調にして最後をフェイドアウトで流さずにきっちり締めている。完璧に完成されとる。これ以上何を望むのか。
ただ、この頃の狂おしいハイキーなボーカルが後作では見られなくなりつつあるのが寂しい。喉を大事にしてほしい。
・・・案の定、過去の自分を超えられないまま解散してしまった(それでも「flashback trip syndrome 」はかなりいい線いってた)。
feedback
これも名曲だ。しかしPVはぐだぐだ。誰だ監督は。普通に撮ったほうがかっこいいだろ。
呼吸する手順 考え込んだ昨日 一時停止のボタンを探して 触れては戸惑う わずかな悪意さえ 捕らえて離せないよ 理不尽 全ては過ぎてく スタートライン よぎっては捨ててく未来さ 読み違えて暴雨でもいいか それなら手ぶらで跳ねるさ 割れてはじける 今変える 見てよ ありのままでもうぶれないよ 隠し持ってる気流 おいで 決めて終われるくらい上等な意味を 立ち尽くしたって何も混ざらないよ 足踏みしてる気分 放って 晴れるわ 溢れるわ びしょ濡れになって考えてた昨日 ばかばかしいことにためらって しかめ面 世界のせいにしてぼやいたって 未熟 足掻いてて変わったなら きっと飲み干せる 全ては過ぎてく スタートライン よぎっては捨ててく未来さ たまには晴れてよ お願い 乾いた体でいたいわ 割れてはじける 今変える 見てよ ありのままでもうぶれないよ 隠し持ってる気流 おいで 決めて終われるくらい上等な意味を 立ち尽くしたって何も混ざらないよ 足踏みしてる気分 放って 晴れるわ 溢れるわ 晴れるわ 溢れるわ
この曲に限らないけれども、変化に富んだボーカルのリズムがいい。「たんたん」ではなく「たたーん」とか「たーたん」、みたいなフレーズが多い。メロディラインもいろいろいじってるし。
over
使い捨てていきたいよ 鳴り止まない昨日 答えから 逃げた 君がしたように消えたいよ 歪んだは戻る 未練のような フラッシュバック 嫌い 誰でもなくて君が映り込んだこの視界が 今 わずかに掴んだ機会 転げ落ちるような日々の映像も
そして再浮上。
レコーディングクオリティの低さはインディーズゆえのものだったのかな。これがメジャーのスタジオレコーディングだったらと・・・。
air feel, color swim
水と空気がSPFのキーワードなのかな。

ジャケは相変わらずセンスがあるんだかないんだかよくわからない(イラストもなんか変w
you may crawl
ギターのカッティングがかっこいい。
再生の中で夕方になる 不快感 胸中に今更群れる 変化するような 前触れに気付く 毎晩 抵抗する 無駄なセクション 省こう 簡単に軽減する争い 罵声に方向転換するような 気まぐれ 海底で不意に消えるような浮遊感 それを思わす 立ちくらみの瞬間に触れる 明日は折れた その中に残ってる 夜 右目に映す 雨 左目で意味を問う 止まらないビジョン 秩序のない 君の流れ 右目に映す 晴れ 左目で消していく期待 再生の中で夕方になる 不快感 胸中に今更群れる 変化するような 前触れに気付く 毎晩 抵抗する 無駄なセクション 簡単に軽減する争い 罵声に方向転換するような 気まぐれ 海底で不意に消えるような浮遊感 それを思わす 立ちくらみの瞬間 明日は折れた その中に残ってる 夜 右目に映す 雨 左目で意味を問う 止まらないビジョン 秩序のない 君の流れ 右目に映す 晴れ 左目で消していく期待 明日は折れた その中に残ってる 夜 利き手に移す鍵 左手の意味を取る 埋まらない昨日 記憶の手前にある 希望 きりのない移動 気後れするような 昼の軌道 明日は折れた その中に残ってる 夜 右目に映す 雨 左目で意味を問う 止まらないビジョン 秩序のない 君の流れ 右目に映す 晴れ 左目で消していく期待
右目左目、利き腕左腕、そんな対比が好き。
loop, share
アレンジがマジで三柴節っぽい(あっちのがさらにブッ飛んでるけど)。
大きな時間まで そっと 飲み込まれてしまうような カード合わせの渦に 負けてしまう 予感は記憶から染み出すように襲う 今 見ているものも 自分一人だけのものではなくて 誰かの持ちものや 心を 貰っただけだとしたら ひどくやるせない 意味を見い出そうとして 繋がっていたのは ゆるい構想 要らない言葉で揺らいでは 萎える 甘い妄想 灰色の夜と融け合う 冷たさに混じり合うために 柔らかくなっていく 細い糸で世界まで吊り上げようとしている 息を吐き出そうとして引っかかっていたのは 言葉ではなかった 体の半分は 言い訳や 偽善や そんなので出来ていると思う くだらない強調も 理由も 確証も 過去も必要ないのに ただ 素直に心は流れていかない 運んでいけない 灰色の夜と融け合う 冷たさに混じり合うために 柔らかくなっていく 細い糸で世界まで吊り上げようとしている 夢に似ている 虚ろに見るような 青 期待外れ 消えるのなら そこで見ていて
内村友美、狂おしさ爆発。
art line
たとえようのない不思議な曲。
流れは 掴めた 重力まで弾ませる 君の言葉 そこを 世界の始まりと 捉える それが 着地点さ 埋まる 呼吸合わす 抗わない 今 何が必要か なんて 込み入ったユートピア 聞かないでも わかる 退屈 踊らす この街で 今 宇宙になる この部屋で 神がかっているようさ 否が応でも 出逢う 変わる朝に 溶ける細胞 未来 狂わす 剥がれない奇跡を 見てるような 生み出すような 振動 感じる 変わる朝に 見えるさ 行こう 期待 揺るがす雨にも逃げないよ 向かうような 留まるような 疾走感 手に入れる 流れは 掴めた あとは越えよう 乗ろう それに なろう 埋まる 呼吸合わす 抗わない 今 何が必要か なんて 込み入ったユートピア 聞かないでも わかる 退屈 踊らす この街で 今 宇宙になる この部屋で 神がかっているようさ 否が応でも 出逢う 変わる朝に 溶ける細胞 未来 狂わす 剥がれない奇跡を 見てるような 生み出すような 振動 感じる 変わる朝に 見えるさ 行こう 期待 揺るがす雨にも逃げないよ 向かうような 留まるような 疾走感 手に 今なら そのリピート断ち切ることも出来る あんなにした エンドロールの予感もなくせる その輪郭をなぞって 臨界点まで 行ける 昨日が弾ける音を聞いた 今が膨張するように見えた
メロディもインストもぜんぜん邦楽っぽくない。いや何にも似ていない。いつの間にかSFPの作り出したスパイラルにはまっていくような錯覚から「今なら そのリピート断ち切ることも出来る」で確かに抜け出すのだ。何度聴いても不思議な曲。
transient
歌詞がない!
The lust whirled slowly, the night was (a) holy world can (nap) but (surely) who will not get(up) (early) (high) he (washed) my (hand), he cared he satisfied me but not my own he's not my own you will find a way until tomorrow oh alright, why not ask him? ... oh The wounds that tiny we forget, just one thing ... oh like a heaven, like a small race, small society ooh the new world inside of me he (washed) my (hand), he cared he satisfied me but not my own he's not my own you will find a way until tomorrow oh alright, why not ask him? I stay alone (weeping), there's a world without him complete(ly) wounded oh oh oh oh he (washed) my (hand), he cared he (washed) my (hand), he cared he (washed) my (hand), he cared he satisfied me ooh
全編英語。合ってんのかわかんないけど、そっと琴線に触れるような、やもすると壊れそうな。
school food is good food
『Riff-rain』のインパクトが強烈すぎて相対的に地味に感じたけど、密度はめちゃくちゃ濃い。レコーディングクオリティは相変わらず低い。

ところでこの人たち、アートワークにはあんまり興味ないんだろうか?それとも斜め上すぎてオレには理解できないだけなのか。それがまた魅力と感じるようになってるのがヤバい。
close, down, back to
クソかっこいい。
明日を目指しているようで昨日へと向かっている 逆再生する言葉の端をつないでいく 見上げて分離する 終わりの色 始まりは見たくない 今捨てて より一層深まる停滞 妄想の域を超えられずにいる 実感は迫るのにどこか遠くのことのよう つじつまが合っていく あきれるほどの執着心で君を見ていた 逆再生する映像 裏はわかっていた 知らないふりをする 答えはもう喉元へ染み出す 離れてくより もっと連なる不信感は融解 妄想の域を超えられずにいる 実感は迫るのにどこか遠くのことのよう つじつまが合っていく 最後の一つを当てはめて絵は形になる 感情が色をなくす瞬間 沸き立つ波に乗る 見えなくなるなら昨日のことは忘れたい
サウンドが邦楽離れし過ぎ。80年代ブリティッシュロックっぽい。
pool
薄曇り終わり探し 期待さえも映るよ 無視すれば夕方 ようやくしゃがみこんで早朝 目を細め相殺 切れ端に覗いてみては陶酔 白く拘留と稲光を伝っていくように ひどく ひどく 遠く 白く拘留と稲光を伝っていくように ひどく ひどく 遠く 足踏みでなだれ込む 故に雪原夢想 粉にしてもいいよ 強張る喉がみとれる情景 白く拘留と稲光を伝っていくように ひどく ひどく 遠く 白く拘留と稲光を伝っていくように ひどく ひどく 遠く ソナチネで泳ぐよ 忘れれば消え去るだけさ けれど見てみたいよ 叩いて割るつま先の影 浅い海へと沈む 色を ひどく ひどく 遠く 白く拘留と稲光を伝っていくように ひどく ひどく 遠く 白く拘留と稲光を伝っていくように ひどく ひどく 遠く 白く拘留と稲光を伝っていくように ひどく ひどく 遠く ソナチネで泳ぐよ 忘れれば消え去るだけさ
乾いたギターの響きが好き。ブリッジの「ソナチネで~」のあたりも、よい。
浮かび上がる
溺れるように 詰まるように 逸していた日々から 余計なもの脱ぎ捨てるように 今はもうただの人になる 見えない内側 背中まで溶け出すその間に 坂を上がる その動きだけで明日まで振り切れそうた 今居場所へ 明日はあるわけもない 意味の揺らぎ陽炎になって 密かに目を繋ぎ合わせて ただそこにあるものだけを消さないように守りたい 声の奥のその先の色まで深く吸い込む 心の在処がわかるほど痛んでも ここにずっといたい 今居場所へ 明日はあるわけもない 意味の揺らぎ陽炎になって 密かに目を繋ぎ合わせて ただそこにあるものだけを消さないように守りたい 息を切らす 今はきっと 澱みから伸びる芽を形作る 暮れるころ 瞼越しに見る 負の感情と相対する 今居場所へ 明日はあるわけもない 意味の揺らぎ陽炎になって 密かに目を繋ぎ合わせて ただそこにあるものだけを消さないように守りたい
この曲はとにかく2番以降の太鼓がかっこいい。生ドラムっていいなー、と思える。
アルバム───メジャー
結成から足掛け5年、EPIC RECORDS JAPANと契約。
amp-reflection
念願の(メジャーデビュー後の)フルアルバム。この作品あたりまではのびのび作ってたように思える。ジャケットはさらに何がなんだかわからなくなった。

完成度は非常に高い。インディーズ時代の作品には感じられなかったポジティブなエネルギーが発散しまくってる。楽しそう。それとさすがにレコーディングのクオリティも格段に向上した。
goodblue
事実上のオープニングナンバー。
深く沈んだ海の底 暗いだけの何もない世界 誰の声もしない場所で 何色にも染まらずいれた 眩しすぎる無限の未来 見ないふりの鮮やかな世界 そうっと覗き込んでみたら 目を奪われ醒めてしまった 半世紀経っても治らない 深い傷だって思ってた だけど不安がってた少女は いつの間にか走り出す 触れるgood blueとfly 薄まる過去のcry もう試さなくていいの?君を信じちゃっていいの? 触れるgood blueとfly 揺れるtake-offの合図 もう自由になっていいの?明日を変えてしまっていいの? ブルーになっていいの? 突き刺すような光の中 見透かされてそうで怖かった 交差する人の群れに 掻き消されそうで逃げた 目を伏せてただ走った 足がすくんで動けなくなった 変わらない日々を繰り返す それで十分だと思った 君が少女に教えた 世界に溢れる無限の色 パレットの中の絵の具では作れないほどあると 触れるgood blueとfly 薄まる過去のcry もう試さなくていいの?君を信じちゃっていいの? 触れるgood blueとfly 揺れるtake-offの合図 もう自由になっていいの?明日を変えてしまっていいの? 触れるgood blueとfly 変わるための未来 「もう怖がらないでいいよ」君の手 掴んでいいの? 聞こえるgood blueの合図 駆け出すまでのcry 全部飲み込んだ後の世界を見てみたいの まだ知らないブルーも 芽吹いてる good blue good fly
1曲目からこれなら安心である。最後のフレーズがよく聴き取れない。
04:59
明るいんだか暗いんだかよくわからないスローナンバー。
明け方の交差点で 答えを掘り出している 当たりが飛び出さないかって 世界を転がしてみてる 明け方の交差点で 答えを掘り出している もうすぐ酔いも醒めて また日常へ向かう もうダメだって これ以上 うまく立ち回れない 寄り道だって軌道上 外れることはできない 絡み合う構図 音に乗って振り切ろうとして 知らない人と関わってく それでさらに複雑になってく 肺から風へ 曇った溜め息が街へ帰る 貝になって 闇に紛れて 途方に暮れていたい 逃げたって 夜は去って 明けたって また沈んで 手のひらの上 渋滞してる頭の中 どのカード切って 朝を迎えようか 誰かの忘れ物 ゴミ箱へ投げる 街が殺風景になる 元通りさ なのに感じた空虚 無意味だって決めつけたことが 世界を今 動かしてるかもしれない 吸い込まれそうな地下鉄の口は閉じている まだ眠ってるの?あたしが嫌なの? 街路樹なでれば 体温 誰かの気配 人がいる? ほっとけば紛れる孤独 どの空間に溜まるのだろう 逃げたって 夜は去って 明けたって また沈んで 手のひらの上 渋滞してる頭の中 まだ片付かないよ 帰れなくて さまよって 街中をなで回して 駆け足の群れ 分解してる頭の中 どのカード切って 朝を迎えようか 明け方の交差点で 答えを掘り出している もうすぐ 酔いも醒めて 日常へ向かう
2番の途中、吸い込まれそうな地下鉄の口からが真骨頂。SFPワールドの奥底に吸い込まれていく。
Prog-Roid
待望の新作。ちなみに先行シングル「RPG」からアーティスト名の表記が「school food punishment」から「School Food Punishment」に変更になった。どっちでもいいけど。

相変わらずの先鋭感だけどやや小粒で前作には存在した息の抜けた曲が消え、トンガリ続けることに疲れを感じているような、跑いてるような、崩壊寸前の危ういバランス。そんな印象も受ける。そして安定の理解不能なジャケットといいたいところだが「RPG」の使いまわしというか、期待していたほどの斜め上っぽさはない。ちょっと手抜いてねえか。
free quiet
オープニングナンバーは「transient」を髣髴とさせるしっとりしたピアノ曲。ちなみにヘッドフォンの視聴曲のひとつにしている。この曲と“flow”で納得いけば合格。
君の匂いは あたしのと似ている でもね 運命ってそんなに簡単じゃない 君の言葉なら全て正しく聞こえて でもね 本当は 何か違うってわかってた 拒めない雰囲気で お互いに信じ合って ずれていく振動に苛立つ日々が来て 今じゃもう別々 仕立て上げた偶像に平手打ちされて もう 手遅れ 目が醒めた さよなら 神様 同じリズム 刻んだはずなのに 一つに聞こえない 救いは夢 もう戻れない 人間と人間だ 目の前の君も あたしも 人間と人間だ もう 自由になろう 人間と 人間だ
魂に触れるような繊細で悩ましい内村友美の声。詞はあいだみつをっぽい。
flashback trip syndrome
flowに並ぶ、SFP後期の傑作(配信限定シングル)。トリッキーさこそ(flowに比べれば)控えめだけど、曲全体を襲う緊迫感がハンパない。
ブラックアウト 気付いた途端 火がついた サイレン 雑踏 合図の音が響いてた 見え隠れしてる光と影 躊躇するような空気の向こう 伸ばしかけた手 ひっこめる理由 衝動が追い越す flashback tripして 触れて かわるがわるの世界に 君を捜して 一瞬だけでも 光 見せて やがて醒める夢を今 追いかけてく もう戻れない 危険信号 従えない 心奪う その目を見たら帰れない 時間の波 翻弄されて 手のひらの中身 決められてく 待っているだけじゃ奪えない未来 迷う暇も捨てて flashback tripして 捕らえて かわるがわるの世界で 同じ言葉を flashback 君の声 途切れて もがくだけの現実が色褪せていく 今なの 欲しいのは 来世でも他の何かでもないの 掴めないなら あぁ 初めからそう仕組んでよ 手を伸ばせる理由を教えて flashback trip flashback tripして 触れて かわるがわるの世界を呼び止めさせて もう一度 君を奪って やがて終わる始まりを追いかけてく
頭からお尻までこれだけの緊張感(ほとんど危機感)を持続させるのは尋常じゃないエネルギーが必要だったのだろう。当初は「まだまだ安泰じゃん」なんて感じたけど、正直この曲作って完全に燃え尽きたんじゃないだろか。
そして・・・
結局、メジャー後わずか2枚のアルバムをリリースしたのみでSFPは活動を終えた。実にもったいない。彼女たちの残した約60曲を活動時にリアルタイムで聴けただけでも救いか。海外でも評価されてたらしいけど、実際のところどうなのかは俺イギリス人じゃないのでわかんねえよ。
若かりし頃と違って詞の内容に共感するようなことはない。それが老化というものだ(ピュア。でもやたら英語を並べたてたりしない、日本語主体のフレーズ(そりゃ単語レベルは別の話だで)の美しさには感動できるし、ストレートに感情をぶつけたような詞よりも永く聴けるのだ。
そんなわけで、解散してしまってもなお、古今東西通じてオレの一番好きなアーチストである。この先SFPに匹敵するゴールド・エクスペリエンスを与えてくれるアーチストが現れるのだろうか?いや緩やかな道もあろうに敢えて断崖絶壁に挑んだ、完璧でいられないならぬるま湯に浸かって活動し続けるよりも解散することを選んだからこそ、その潔さも含めてこれだけ深く突き刺さるんだよ。たぶん。
そして当時の濃密な緊張感はもう戻らないと思うから、ハンパな再結成とかマジで勘弁な。
la la larks
個人的にやや微妙だった軽いソロ活動ののち、新ユニットが FlyingDog から登場。内村友美のボーカルを埋もれさせてしまうのはあまりに惜しく、どんな形でも活動を続けてくれるのは嬉しいし、正直 SFP として再開するよりもよい選択と思ってる。
ego-izm
待望の復帰デビュー作。SFP に比べると技巧の方向性が違うけど、これはこれで相変わらずぶっ飛んでてよい。

アニメ仕様は正直つまらん。
ego-izm
ざらついた心 言い訳 脱ぎ捨てなぞった 冷たいロッカールームに仕舞い込んだのは 果たせない約束 闇を解き明かせ 凍えた世界で生きてく理由 僕に教えてよ さよならの意味 誰かの思惑 すれ違いながら奏でた旋律 逃げちゃいけない 進むしかない 例えこれが過ちだとしても 運命の渦 孤独を飲み込め 消せない傷 捨てられないエゴイズム 丸腰の心 机上の空論 かざした 無駄な繰り返しにすり減らしたのは 小さなプライド 振りほどいて 今 真っ白な世界へ 変われるなら 闇も染めるから さよならもすぐ記憶と交わり 過ちから答えを導けるはず 正しさ無視した自分ルール 作り上げたずるさを知る "白と黒""裏表"を問いかけ 自信を疑え 解き明かせ 凍えた世界で生きてく理由 僕に教えてよ さよならの意味 誰かの思惑 すれ違いながら重なる苛立ち 逃げちゃいけない 進むしかない 例えこれが過ちだとしても 革命の夜 孤独を飲み込め 消せない傷 捨てられないエゴイズム
ついに復帰した!というのが正直な印象。やっぱ彼女にはこういうアグレッシブでエネルギッシュなアプローチがよく似合う。ただ力みすぎの印象も若干ある。
end of refrain
開いた傷口 朝になっても消えない痛み 目覚まし止めたら 嘘を着込んで出掛けなくちゃ 電線の先 信号の向こう 君の気配を期待して さざ波の音が響く 止めて 止めて 連れてかないで ヒリヒリしてる心に 触れて 触れて ごまかさないで 雨が降りそうな雲のグレイ ペンキで塗り替えて わからないことはいつか すべて すべて 神様に訊きたい 決して見せない表情が誰にでもあるから 留守電に残した明日のルール 聞かずに消して 教室の隅 放課後の秘密 君と分け合ったジレンマも さざ波の音が響く 止めて 止めて 連れてかないで ヒリヒリしてる心に 触れて 触れて ごまかさないで 雨降りの午後は君の匂い 運命に遊ばれて 忘れたいことはすべて 君に預け さよならに逃げたい 汚れた夕日に口づけ 大人になるまで忘れて 先走る街灯の明かり 隠し事は夕闇に消える 雨上がりの月 ふわり浮かぶ まどろんだ君の顔 僕の心に居座る 消したい 消せない けだるい夢 水たまり 蹴飛ばして歩こう 運命に楯突いて 逆さまに愛を紡げ 君のことは幻にして どうかしてしまいたいけど 夜は過ぎ 朝が来る 空耳が支配する世界で ひとりぼっちに慣れてゆく
無駄にややこしメロディライン。
ハレルヤ
渇望のセカンド。

ジャケットが普通すぎて拍子抜け。
ハレルヤ
運命より不確かなくせに 強く惹かれる 名前のない気持ち 抗わないで受け容れた途端 矛盾も謎も理不尽も全部 許せた 君となら明日を守れる 神様 ひとつだけ教えて どんな夜も歪さを保てるその術を どうか ぐらつく爪先で背伸びして夢を見てる 君と目を合わせて 逃げようとしてもついてくる月 まるで 愛情の象徴みたいに 壊せない偶像のような 君の存在 闇に融けた心を救う光 いつだって 君だけがあたしを変えてく 誰かの願い事 誰かの愛しいひと 想いには優劣じゃなく 温度差があるの ぐらつく爪先が痺れて くじけそうでも 君に笑ってみせる 足りないもの数えるよりも 今あるものを手にした瞬間を忘れずにいたい 飴色の月が ほら 憂いも孤独も溶かす 光を知るように 色や音を知るように 身体が知ったこの気持ち 名前ならいらない ハレルヤ 神様 ひとつだけ教えて どんな夜も歪さを保てるその術を どうか ぐらつく爪先で背伸びして夢を見よう 君と目を合わせて 同じ世界
色彩
ひとりになると聞こえるの 苦しいならやめていいと ブラックホールみたいに深く 怖くて魅力的な甘い声が あなたの口癖を真似て なんでもないと言ってみる それが嘘でもかまわない 立ち続ける動機になれば すべての命に終わりがあるのに どうして人は怯え 嘆くのだろう いつかは失うと知ってるから あたりまえの日々は何より美しい 私が視てる未来はひとつだけ 永遠など少しも欲しくはない 一秒 一瞬が愛おしい あなたがいる世界に私も生きてる 私をたしなめるように 何度も同じ夢を見る 皮肉なほど綺麗な夢 目覚めさせて 逃げたくないの さよならまであなたのそばにいたい その日が明日来ても惜しくはない 私に色彩をくれた人 あなたといる世界を目に焼き付けたい 赤 青 藍 水 虹 空 色 私は女神になれない 誰かに祈りも捧げない 他人に何言われてもいい 大切なものが何かはわかってる これ以上望むことはなんにもない 私が欲しい未来はここにある はじめて寂しさをくれた人 ただの孤独に価値を与えてくれたの 私が視てる未来はひとつだけ 永遠など少しも欲しくはない 一秒 一瞬が愛おしい あなたがいる世界に私も生きてる
ラララはメロディとインストのバランスをあえて崩して、どこがピークでどこが切れ目なのか予測しづらい曲が目立つけど、その中でもこれはピカイチ。
そんなわけで
たぶん死ぬまでいちばん好き。感謝してる。生まれ変わったら内村友美になりたい。