exB - extreme B-AREA -

無敵の中年男性!的確な中年男性!難攻不落の中年男性!

屁理屈アネックス

Salyu / 新しいYES HD版

ABWH / や8人イエス / のことではないと思いつつ。

試しに1280x720で錬成してみた。単にMP4コンテナからFLVにffmpegで無劣化変換かましただけだけど(MP4のまんまだとプログレッシブ再生にならん)。これでフルスクリーンでもきれい、きれい。

通常版 お持ち帰り用 [1280x720p 2Mbps+192Kbps H.264/AVC+AAC-LC MP4]

んで、わしが洋楽聴き始めた中学入りたての頃はすでに80年代の“ やや新しいYES ”に出逢えた。「90125」で興味を持ち、次がいきなり「Close to the Edge」。たいていはここでドン引きするのかもしれないが、わしにはストライクだったらしい(勧めた友人のほうが、素直に受け入れたことを驚いていた)。普通18分の大作ともなれば途中にダレる部分があるものだが、イントロからラストまでギリギリの緊張感が途切れないのは圧巻のひとこと。個人的にもっとお気に入りの曲はあるし、知名度&完成度でいえば“Roundabout ”

も捨てがたいけれども、イエスを象徴する曲(アルバム)といったら間違いなく“Close to the Edge(ボーカルがはじまるまでにJPOP1曲分あるからね!)”

だ。邦題の「危機」もセンス良し、命名者超グッジョブ。こんな臨界状態がいつまでも続くわけがないことをよく表してると思う。そんなわけで、古いイエスこそ本当のイエスである(Q.E.D.(どこが。

古いYES

カッコ内はジャケットのアートワーク担当。

  • Fragile(ロジャー) 邦題:こわれもの
  • Close to the Edge(ロジャー) 邦題:危機
  • Tales from Topographic Ocean(ロジャー) 邦題:海洋地形学の物語
  • Relayer(ロジャー) 邦題:使者リレイヤー
  • Going For The One(ヒプノシス) 邦題:究極

メンバーの入れ替わりの激しさはプログレ界でのお約束。イエスも例外ではなく、ビル・ブラッフォードに始まりリック・ウェイクマンが、スティーヴ・ハウが、ついにはジョン・アンダーソンまでもがメルトダウンを起こし「Going For The One」を最後に古いイエスは崩壊した。

「Going For The One」、これがどうやったら「究極」と変換されるのか普通の人にはまるで理解できないだろう。プログレ界においてなお際立つイエスのユニーク性や特殊性が色濃く反映された“Turn of the Century”(邦題「世紀の曲がり角」)、これだけでも特筆すべき名曲だけど、ラストの“Awaken”(邦題「悟りの境地」)はプログレのみならず近代西洋音楽における奇跡にも近い。無からリズムが生まれ、動と静それぞれの緊迫感が絡み合って圧倒的な臨界を迎え、安堵と共にまた無に還る壮大なスペクタクル。”Close to the Edge”にはさらに先があったのか、と感動のあまり失禁。

思うに、イエスはもともと「こわれもの」だったのだ。崩壊の「危機」と引き換えにイエスは完成したのだ。それでも自身の高みを追い求めついに「究極」に達してしまうと、もはや生まれ変わる以外に道がなかったのだろう。

・・・なんて話を、当時のプログレ小僧どもは当たり前のようにに語り合っていたわけさ。

なお「The Yes Album」など先カンブリア時代のイエスを聴くなら「Yessongs(ロジャー)」「Yesshows(ロジャー)」で。

YESとは似て非なるもの

  • Tormato(ヒプノシス) 邦題:トーマト
  • Drama(ロジャー) 邦題:ドラマ

「悟りの境地」へと昇華した反動によりシー・シェパードの支援などイエスは迷走する。「On The Silent Wings of Freedom 邦題「自由への翼」、クリス・スクワイアの神すぐる疾走感、それをさらに加速させるアラン入魂のドラミング、リズムパートを担う楽器がこれだけ前面に押し出されているにも関わらず曲がまったく破たんしていないのは(ハウとリックの手腕も含め)見事というほかない」だけは例外、別格。マシーン雅也ドラマの失敗?はサウンドではなくボーカルのビジュアル面というのがファンの解(トレヴァー・ホーン涙目。

やや新しいYES

  • 90125(Apple IIeによるDTPデザイン) 邦題:ロンリーハート
  • Big Generator(不明) 邦題:ビッグジェネレイター

シネマとも呼ばれる。腹を切って死ぬべきだったオタク系トレヴァー(お前はアートオブノイズが似合ってんだよ(ツンデレ表現)がプロデュースに回り、さらに美形トレヴァーも加わった結果、もはやプログレですらなくなった。ポップとしては良い作品なんだけど、「Love will find a way トレヴァー・ラビンのソロなら別にいいんじゃね?という印象」なんてデフレパあたりが演ってもあんまり違和感なさそうだ(ポップに転生成功したのはむしろASIAという説。

新しいYES

どこが新しいんじゃい(ただの元鞘じゃねぇか。

  • ABWH(ロジャー) 邦題:閃光
  • Union(ロジャー) 邦題:8人イエス結晶
  • Talk(ピーター・マックス) 邦題:トーク
  • Keys to Ascension(ロジャー) 邦題:キーズ・トゥ・アセンション

初めて8人イエスという言葉を目にした時の衝撃ったらなかったぜ。ちなみにサポートメンバーにトニー・レヴィンを加えたABWHは別名イエス・クリムゾンとも呼ばれる。

最新のイエス

「リックがまた脱退したようだな」

「イエスはプログレ四天王の中でも最弱」

「還暦ごときで隠居とは四天王の面汚しよ」

そんなわけで、何度も生まれ変わった影響か、元の人格は失われてしまったようである。みんなもうおじいちゃんだし。

何がいいたいのかというと

Salyuまるで関係ないや。ごめんね。でも「新しいYESに出逢えた~」と嬉しそうに歌ってるのを聴くたびに笑いが止まらないんだよ。

自分の中にあるけれど
どうしても うまくとりだせないもの

しくじった うまくのれなかった ※これは恐らくトレヴァー・ホーンを指すと思われる
ひっそりと 奥の方で縮こまってるよ

空は曇り空で 曇ってる事以外気づかない
だけどそこに雨がポツリ
またポツリと降り出した

雨は空から落ちて
全てを濡らして行った
新しいYES が光った ※これは恐らく「閃光」、つまりABWHを指すと思われる

涙の向こう側に
光がこぼれていた
新しいYES と出逢えた

ららら

いつでも 夢を見てたいけど
包まる 毛布が見つからないから

探そう外に出たら
いまもどっかで待ってる新しいサウンド ※これは恐らく「Talk」のあたりではないかと
自分の中 何か響いて
それが輝きだすから

風が舞い誘ったら
あなたが微笑んだら
新しいYES が聴こえた

明日の空に浮かべた
雲を追いかけてたら
新しいYES と出逢えた

どこまで続く この空の先は
わからないけれども あなたといたいな
そしてそれがいつでも 最高のYES で あれたら ※きっと8人イエスのことだよ!

雨は空から落ちて
全てを濡らして行った
新しいYES が光った

涙の向こう側に
光がこぼれていた
新しいYES と出逢えた

風が舞い誘ったら
あなたが微笑んだら
新しいYES が聴こえた

明日の空に浮かべた
雲を追いかけてたら
新しいYES と出逢えた

とまあ、ご覧のとおりイエスマンセーなわしであるが、四十を越してからはプログレ四天王あるいは五大バンドにおいてアーチストとして最も純粋なのはピンクフロイドだったんじゃないかな、と思うようになった(そもそもプログレなんだろか?と思わなくもない)。イエスや EL&P、キングクリムゾンのように超絶テクニックとか変態じみた構成とかジャズやクラシックとの融合云々ではないんだよね。なんつーか、いつまで経っても底が知れない。