2017年5月28日の屁理屈アネックス
時計だけ見ると青嵐賞(1000万下)>目黒記念(G3)>ダービー(G1)。

2回東京最終日
開門時間読めなかったので念のため 6時に現地入り。正門三階の列はちょうど駅で折り返すところで(案外少ない印象だけどいったん圧縮かかってたっぽい)、一階は職員門に到達していた。

ゲート前に辿り着くと「男爵、今週は頑張ったから先頭ね」。開門ダッシャーとなって苦節十年、ついにダービーでポールポジションに立った中年男性である。ただ当日の朝に言われたもんだから感慨に浸るよりめちゃくちゃプレッシャーだったよ(これまでマイルカップとかで先頭からスタートしたことはあったけど、ダービーは緊張感がまるで違う)。なお完全規制 6時 55分の開門 7時 25分とのこと。ここ数年どんどん前倒しになってたけど、今年はわりと常識的な範囲?に収まった。

で、なんとかロケットスタートに成功し開門から 5秒間だけ先頭キープできたぜ!その後は好き放題に抜かれまくったけどな!秋の G1 戦線は是非ともアクションカム導入するべ。

無事いつものポジション確保。この一帯はサイン台の移動で激戦区化したけど、さすがに一陣先頭から走るぶんには安泰じゃ。
開門から15分くらいで後ろも埋まった。さっそく周囲に「いないときは好きに入っちゃっていいんで、戻ってきたらよろしくね」とネゴシエーション。死守するためには何でもやるさ。しかもおねいさん二人組(福永目当て)だったのでわしのテンションも昂るぜ。

今日もあんま撮る馬いないし早めに内馬場へと繰り出した。ここでちょっとダートコースの距離感を見てみましょう。機材は D7200 + 70-200 mm テレ端、クロップなし。

普段の内馬場からダートを撮ると、こんな感じ。

障害コース開放時はとんでもない近さ。

いつものポジションからだと御覧の有様だよ!
内馬場から戻ると 6R でいっくん勝って例のおねいさん二人組も大喜び、次の騎乗がなかったからしっかり握手もできてさらにゴキゲン。わしのポイントも上がったに違いない(てきとう。

勝ち馬ではない
淀みなく流れた青嵐賞は 2分23秒8と 1000万下にしては破格のタイム。こりゃダービーも相当な時計が出るんじゃないか?そんなふうに思ったことが(ry

ここへきて戸崎連勝。つまり本番は(お察しください。
第84回 日本ダービー
一夜漬けの予習で今年に入ってのレースぶりが印象に残ったのは共同通信杯のスワーヴリチャード、青葉賞のアドミラブル、プリンシパルステークスのダイワキャグニー。皐月賞組はいまいち信頼できないというか、少なくとも松山くんが二冠獲るような気がまるでしない。


レイデオロは皐月賞が案外だったのでまったく眼中になかった。
国歌独唱での静寂は「君が代」の持つ圧倒的な厳かさもあいまって、なかなか得難いものが。



このちょっと前にレイデオロ
見た目にも温そうなラップで、ドスローと判断するや前半 5Fで積極的にポジション獲りに行ったルメール。誰がどう見てもこれが勝負のキモでヤネのお手柄といった感だけど、それも乗り手の意思通りきっちり加減速できる柔軟性が馬にあってのことなのだろう。



ルメールとデムーロから適当に三連複流すだけの、誰にでもできるカンタンなお仕事だった。



キャロットなので口取りは撮りづらい。これが精一杯よ。
第131回目黒記念
一流半ステイヤー・春の同窓会(秋はアル杯。

ダービーとは打って変わってメイショウカドマツの藤岡佑介が大逃げの体勢。が見た目ほど飛ばしておらず前半 1000メートルは 67秒くらいの平均に近いラップ。しかも三角であっさり捕まったあたりがユースケの限界というか。


3頭で決まるかなー、と思ったらなんか突っ込んできた。

またキミかね
目線くれたはいいがなんだその表情はw

結局ルメールデイ、いやルメール開催だったわけだ。日本で騎乗するようになって長いけどクラシックとは無縁でミルコに一歩先を行かれてる感のあったルメールが、ようやく最後の壁を超えた…そんな印象。壁を超えたのはカズヲ師も同じで、それがこの春のトレンドだったり。アドミラブルも「青葉賞馬は勝てない」という壁に挑んだわけだが、春の短い期間に 2400メートルを 2回使うのはギリギリの勝負になった際に見えないダメージが顔を出す、ということなのかもしれない(しかも好時計で勝ったりするとなおさらね)。カズヲもようやくそのことに気づいてオーソドックスなローテを組んだら結果出たよ!いやルメール様のおかげか。
エル基地的には、ルメールにはトウカイトリックの重賞初制覇(第57回ダイヤモンドステークス)にヴァーミリアンの G1初制覇(第56回川崎記念)、さらにはヴァーのドバイ遠征といろいろ恩があるので、今回の勝利は素直にうれしい。
いろいろ
終わってみれば、近 10年のダービーでいちばん楽だった気がする。実際、常連界隈でそう感じてるひとは多かった。平日の巡回は金曜しかこなかったし(前代未聞)、当日のシート撤去も温いもので大荷物は預けろとか煩くいわれるようなこともなかった。

体感的には8万くらいかな
入場者数もカウント上は11万として、帰っちゃった客もかなり多そうで、その気になればメインのパドック撮って戻れたんじゃないかな?陽射しは強かったけど雲に隠れてる時間が長く、風もそこそこあったのでダービー発走前の地獄の2時間もわりと過ごしやすかった。肝心のレースはきっちり陽が当たってたし抜け出した位置がよくて勝ち馬の見極めが楽=実に撮りやすかった。

お巡りさんにも水分補給は必要だ。が、中には「仕事中にけしからん」とかいうやつもおるんだろうなあ(てきとう。

中年男性的には、ミントジュレップガールがいなくなってしまったのは大事件である。が…しかし…ッ!

今年からハイボールガールが登場!
で、屋台内で作ってる子がレーティング 120クラスの上玉だったんだけど、忙しそうなので撮影は自粛。普段は場内の 2Days におるという話を常連仲間に聞いたので、来週から捜索に入る。

なおオリジナルカップは 土曜 500個の日曜 2400個限定とのこと(去年はプリントミスだかで激少数しかなかったらしいね。

内馬場ではいろいろキャンペーンやってたが、気づいてるひとはあんまおらんかったようで、JRA CM 曲かなんかの入ったミュージックプレイヤーとかぜんぜん並んでなかった。




中身はこれ


USB アダプタもわしで 39人目だぜ。

















反省会
土曜は買った 5レースの母エルっ仔ストロングレヴィルが 2着で、買わなかった 7レースの風っ仔ブレヴェストが 1着。日曜も買った 5レースのヴァー産駒リヴァイアサンが 4着& 8レース青嵐賞の風っ仔コスモジャーベが 10着で、買わなかった 11レース薫風ステークスのヴァー産駒ラインシュナイダーが 1着。やりようによっちゃかなり浮いたはずだよなあ…('A`)

馬券はともかく、レース撮ってないというエル基地にあるまじき失態
そんなわけで、エルっ仔馬券術の調子はドン底である。
1着 レイデオロ(ルメール騎手)
「フランスでダービーを1回勝っていますが、日本のダービーを勝つことが出来て嬉しいです。普通の乗り方でも良いのですが、スタートが良くないので後ろのポジションになりました。ペースが遅かったので、馬もリラックスしていたのでポジションを上げて行きました。直線もよく反応してくれました。ファンの声もすごかったです。ラスト100mで勝ったと思いました」
2着 スワーヴリチャード(四位騎手)
「残念です。理想はあの位置でしたが、流れが欲しかったです。勝負どころで馬が6枠の2頭を捕まえに行きませんでした。直線、いい脚でしたが、レイデオロに並ぶまでには行きませんでした。左回りは良かったです」
3着 アドミラブル(M.デムーロ騎手)
「ついてないです。外枠で遅い流れになってしまいました。勝ち馬と一緒に動きたかったです。最後まで頑張ってくれたのですが...」
4着 マイスタイル(横山典騎手)
「馬の感じは良かったですし、よく頑張ってくれました」
5着 アルアイン(松山騎手)
「スタート良く、道中もすごくいいポジションを取れたのですが、そこから自分が何も出来ませんでした。申し訳ないです」
6着 ダンビュライト(武豊騎手)
「流れが遅すぎました。自分は内にいて動けませんし...」
ラジオ NIKKEI
アドミラブルの音無師は「コメントのしようがない」
「レイデオロと一緒に上がっていけばいいじゃん。1番人気でも緊張はしなかったし、硬くはならなかったけど、レースが硬くなった。22年、調教師をやってきて“今度こそ”と思ったけど、最初で最後のチャンスを逃したよ」
とおかんむり。でも今年に関しては、何か見えない力が働いてたんじゃないかな。
んまあ、今年も楽しかったよ。新たに仲良くなったひともけっこういたし。

久々に芝たんに会ったので内側からのカットをおねだり。

それではまた来年のダービーで。