2015年10月10日の屁理屈アネックス
待ちに待った秋の東京開催ですよ。お空もすっかり秋模様。
4回東京初日
6時に荷物置きに行ったらまさかの徹夜組がいてビビったw 翌日にG1のない土曜では初めてだな(1日間違えてるんじゃねえのかと。今日の限定イベントなんておがわじゅりサイン会くらいしかねえぞ。

開門待ちで突如AP通信に取材される。「差支えなければお名前を」「だんさくです」がなぜかデュークになってしまった。その後渾身のロケットスタートをスマホ動画で撮られた。またしてもコモンライセンス化してしまうのか。

それはそうと発走直前に「東京競馬1レースの発走時刻を11時10分に変更します」
のアナウンス。2秒くらいしてからみな一様に「え?」こりゃ馬運車が事故渋滞か何かに捕まったんだろう。

な お 間 に 合 わ ん も よ う
ものすご時間が空いてしまったので内馬場へ。


ターフビジョン裏のイラストがリニューアル。それはまあいいんだけど。

どう見ても淀のパドックです、ほんとうにありがとうございました。ついでに「44歳児です(キリッ」と言い張ってお子様限定ステッカーをもらったよ。


2レースで早くも一善。


そういえば月曜のメインはグリーンチャンネルカップか。「ご自由にお持ちください」ポスターはジェンティルドンナだった(当然お持ち帰る。翌日聞いたら瞬殺だったらしい。

正門前ではばんえい競馬フェア。アンケートにお答えしてガラス細工をもらった!なんか今日想定外にいろいろゲットしてるぞ?

なんでもニホンヒロウィナーになってるらしいよ(適当。


移動したサイン台、やはりウィナ常連も困惑気味。ジョッキー自身まだ勝手がわかってないようなシーンも見受けられた。落ち着くまでもう少し時間が掛かりそう。G1でのわしポジションはわりと楽に確保できてたんだけど、予断を許さない状況かもしれん。
アイドル撮影会という名の新馬戦。

しかし勝ったのはすっかり存在の軽くなったキャットコインの妹、ワンブレスアウェイ。

おねいさんも負けずにがんばれよ。来週とか。
山中湖特別は新潟遠征んときシュンドルボンといい勝負だったラインハーディーで鉄板と思ったですよ。

あれ届かない。
準メインはブラックエンブレムの2011に注目していたのだが。

ラスト2ハロンくらいで失速、粘り切れず。前半62秒で流しても後半1000m59秒切るとつらいか。
第1回サウジアラビアロイヤルカップ
過去いろいろ冠になってるもんで2歳重賞って気がしない(いちょうステークスでいいやん。ともかくアストラエンブレムはおにいさんのぶんまでがんばれよ。

前後半34秒7-34秒9のバランスラップ、開幕週といえどもこの時期にしてはかなり優秀な時計ではないか。先行勢は4番手まで着外。番手からイン抜けしたトウショウドラフタがもうちょい粘るかなー、と思ったけど残り1ハロンで止まった。

ひかるくんは見事ブレイブスマッシュの単をゲット。わしはというと

安 定 の 2 着 3 着 4 着 5 着
当たったとしてもガミってるけどなwww

正門前は17時半の時点で10組強。モーリス回避してなかったらもう2、3列は多かったのかな。
いろいろ
開幕週でインがそれなりに粘るけどどうにもならないってわけじゃなく、むしろ直線馬場の3分どころくらいで差し届く展開が多かった。それより外はちょい厳しいかな。明日はエイシンヒカリ鉄板と思ってたけど、これならアンビシャス頭まであるかもしんない。


気が早すぎやしませんか。



3位入線はママチャリ。4位入線もママチャリ。

また肩身が狭くなってしまうのか。





Aコースは遠い。
4回東京2日目
ゆうべいつか競馬場に連れてきてやろうと思っていた閣下から「帰るのがめんどくさいから泊まらせて」と連絡が。翌朝本町駅まで帰る流れでそのまま開門待ちに加わる。
開門ダッシュステークス:府中秋の陣開幕
たぶん過去最高のロケットスタートを決めたと思う。相手関係が楽だったこともあり序盤のリードを保ったまま春開催の悪夢を振り切る余裕の逃げ切り。G1でこれくらいぶっちぎりできれば最高なんだけど(ムリムリ。

ダッシュ後、「このレース内容はどう考えてもエイシンだよなあ…」と嫌な予感はした。なお、「開門!」の合図はインカムの指示に合わせて行われるが、指示が入った瞬間だったり全部聞き終わってからだったりと個人差がある。それで正門と西門で差が出たりするんだけど、きのう今日の人は定刻から5秒遅れとここ数年でいちばんタイムラグが少ない部類でありがたい(今年の春開催は10~15秒遅れでキツかった)。合図の初動もはっきりしてるし、ずっとこの人だとよいのう…。
ひとまず内馬場へ。まだ雨降ってるのに拭いてもしょーがないのでは…。

ビール飲んだついでに閣下を初心者セミナーへと誘う。

初馬券。

しっかり当ててるよ。
2レースの未勝利。地下馬道内から「ああっ!」という声が。1頭落馬したようだ。


その煽りを受けてか、新米誘導馬のオメガオンリーワンがロデオ状態。でもしっかり御すあたりは流石(この人たぶんオークスとかでドレス着て乗ってる人だよね。

レースはきのうのメインより速い決着、馬場状態は良好のようだ。雨の影響は皆無とみていいだろう。
ダートの新馬。コパノリッキーの弟にしてヴァー産駒、その名もまんまコパノミリアン。ただオーナーは息子さんで、珍しい真っ白の勝負服(Target更新しても変化ないから未登録なのかと思っちまったぜ)。1枠に入るのが待ち遠しい。

馬はまだまだ仕上がり途上ですな。

パイロってすげえな。
芝の新馬。いわたくんがまんまと前半65秒でフタをして余裕の逃げ切り。こんなもん開幕週じゃなくても行ったきりだわ、レースの上がり33秒0とか、もうね。

それはともかく。

今日の謎シーン。ゴール後、なぜか4角方面から戻ってきてウィナの地下馬道に吸い込まれる2着&3着馬。はて。
テレビ静岡賞。もちろん目当てはアンズチャンだが、準メインはレースとメインのパドックどちらを優先すべきか悩ましいのよね(勝ったら口取り優先)。

ゲートは同体だったけどいつもの最後方へ。ただ枠的に内に包まれる格好になったのが影響してか、直線の伸びに迫力がない。この馬は距離ロスしても外に出すほうがいいんじゃないかな。
5着 アンズチャン(三浦皇成騎手)
「ペースが遅すぎました。馬はよくなっていますし、伸びているのですが、4コーナーで勝負がついていました」
【テレビ静岡賞】(東京)~レッドファルクスが直線抜け出す|ラジオNIKKEI
うーん。馬をかばってくれる気持ちはあちがたいけど、このメンツこの流れで届かないようじゃこの先も厳しいと思うんだよね。
第66回毎日王冠
秋の東京開催の口火を切る毎日王冠はただでさえ(京都大賞典と合わせて)G1とはまた別の、独特の高揚感を持っている。今年はフルゲートに満たない13頭ながらエイシンヒカリにアンビシャスという次代のエース候補のおかげで90年代に近い輝きがあったように思う。ただ、13頭のうち大半は調整の一戦であったのも事実。実績は十分であってもガチで勝ちにきていたのはこの2頭のほかはディサイファとヴァンセンヌの実質4頭立てじゃないだろか、そんな事前想定。

やはり毎日王冠はこうでなくちゃ。
追:これでも4万7千人だって。朝方の雨もあって出足こそボチボチだったけど、メイン前後の空気は準G1、少なくともヴィクトリアマイルよりは上に感じたよ。
さてエイシンヒカリはパドックから引き馬もままならないほど入れ込みが激しく、アンビシャスもまた騎乗後かなり煩い素振りを見せていた。人気を分け合った2頭がこれだと勝手に潰れて着狙いの馬による上位独占のような最悪の結果もあり得そうで怖かったけど、直前まで陽射しを遮っていた雲が途切れ差し込む光に導かれでもしたのか、いざレースが始まると明暗がクッキリわかれた。大外から抜群のスタートを切ったエイシンに対し躓いて思いっきり出負けしたアンビシャス、スタンドも歓声とため息が交じり合う。後手を踏んだ時点でもうアンビシャスの勝ちはほぼないと思ったけど、前半1000mを59秒9と武兄の見事としか言いようがないペース配分で完全に目が消えた。

これで34秒フラットでまとめられたらどうしようもないわ。追いすがる黄色い縦縞軍団を振り切って圧勝。

手綱を取ったのがこの男でよかった。心底そう思う。

今日の珍事。口取りの撮影が終わったとたん「今日の仕事は終わりな」とでもいわんばかりに押し留めようとする厩務員を引きずって自分からさっさと地下馬道に引き上げてしまったwww こんな馬初めて見たぞ、去年のアイルランドトロフィー現地にいなかったけど応援したくなる気持ちもわかるわ。確かにお前は何かを持っておる。
1着 エイシンヒカリ(武豊騎手)
「いい感じで走ってくれました。今までのメンバーとは違うのでどうかなと思いましたが、馬の状態もよく、スタートも上手に出てくれました。道中かかるかと思いましたが、折り合いもつきました。今日もイレ込みがきつく、成長はあまり感じられませんでしたが、レースではまっすぐ走りましたし、力はつけています。天皇賞(秋)は距離がいちばん問題でしょうし、楽なレースはできないと思います。条件的にきついので、もう一段階強くなっていかないといけませんね。今日は次につながる勝利だと思います」
6着 アンビシャス(M.デムーロ騎手)
「久しぶりでスタートが悪くなりました。よく伸びてくれましたが、メンバーが強かったです」
音無秀孝調教師
「ゲートで躓いてしまい、どうしようもありませんでした。出遅れと同じです。今後は考えないといけません。いつもはトップスタートを切るくらいなのですが......」
【毎日王冠】(東京)~エイシンヒカリが逃げ切りV|ラジオNIKKEI
今年の盾は奇しくも11月1日か。エイシンヒカリにサイレンススズカの影を重ねるのは、どちらの馬に対しても失礼だし逃げ馬としてのタイプも違う(リーチザクラウンに近いんじゃないかな)。17年前の喪失感を替わりに埋めることなんてできない。できないけど、夢を追うことはできるか。エプソムカップまでは半信半疑だったけど、この先どこまで行けるものなのかわしも見てみたくなったわ。

応援している馬が負けても納得できるレースは、ある。アンビシャスはたとえ出遅れ(あんなのミルコのせいじゃない、たぶん誰が乗ったってきっと同じ)がなかったとしても今日のようなレースをされてしまったら厳しかったろな。ただ言い訳できない形でぶつかり合って欲しかっただけに、もったいなかったな、と。敗因ははっきりしてるし能力の高さもわかってるので、次またミルコで人気を落とすようなら全力買い。

いろいろ疲れたので最終を待たずして撤収。なお朝方「午前中で帰るよ」と話していた閣下は、結局メインまで毎回千円ずつ買って、毎回何かしら当てやがって、最終的に500円浮いたらしい(正直わしより馬券センスはあるわ)。そして「天皇賞とやらはいつよ?」と思惑通りハマったようだ。しまいにゃ「重賞より平場で勝ちたい」という名言を残して満足そうに帰路についた。
いろいろ











六社特別の六社は大國魂神社の別称。破魔矢みたいなものを贈られて「こりゃご利益がいっぱい詰まってるわー」※実談話です。


あの年は59kgを57kgを背負いつつそれぞれスケールの違いを見せつけただけに一回り小さい感は否めない。それがどうした。



勝ってなお愛馬への厳しいコメントは、忘れ物を取り戻しに行く決意の表れなのだろう。