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多くの常連が無駄死にで無かったことの証の為に・・・ 再び一陣の先頭を守る為に! 正門よ!私は帰ってきた!!

2015年7月6日の屁理屈アネックス:2回福島競馬2日目

定連仲間のひとりが車で福島に行くという。「どーするいっしょに行く?」

ギガ男爵、福島競馬場で大志を抱く!

そういうことなら便乗させてもらいましょ。

エルコンと福島競馬場というと、関連の強そうなものはコンドルクエストによる2歳芝1700mの日本レコードくらい。幸い2010年のきんもくせい特別を最後に芝1700mの2歳戦は行われていないので、このまま永久不滅レコードとなる可能性もある。

参考:ぱさぱさ|コンドルクエストのレコードタイムはどのくらい価値があるのか?

ちなみに福島芝1700mで勝利経験のあるG1馬はナリタタイシンとナリタブライアンだけだった。他場の2歳戦では函館でメジロパーマーやウイニングチケット、中京でタヤスツヨシが芝1700mで勝利している。

というか現在は芝1700mという設定自体がほぼ消滅、かろうじて小倉の青島特別(3歳上500万)だけが残されている状況だった。オープン級での実施は震災の影響で中京に代替開催となった94年のアーリントンカップ、マイラーズカップ、チューリップ賞まで遡る(改装前の中京は芝マイルの設定がなかった)まで遡る。このときマイラーズカップを制したのがご存知ノースフライトだが前年に小倉の足立山特別も勝っており、珍しい芝1700mを2勝したG1馬となった。さらにマイラーズカップはやはり中京で代替開催となった91年にダイタクヘリオスが優勝。他にG1ホースを輩出した芝1700mの重賞はないのでこれまたレアケースだろう。

芝1700mはマイルの代替なのでまだ施行数がそれなりにあるが、94年の第42回阪神大賞典は中京芝2800mという後にも先にも無いエクストリーム・レアケースとなった。当時の3000mの水準から12秒引いても2分53~4秒なので走破時計の2分55秒2は微妙だけど(誰も経験したことのない条件でしかも長丁場じゃ道中無茶できるわけがないw)、唯一無二の記録を残したムッシュシェクルは一番勢いのあった頃で、次走の春天でもビワ&タイシンの3着に食い込んでる。似たような例では函館記念でのサッカーボーイのレコードも洋芝に変わった今となってはもはや更新は不可能だろう。逆に中山ダート1800mというメジャーな条件にもかかわらず30年以上に渡りレコードホルダーとして馬柱に名を刻んでいるキヨヒダカはどんだけ偉大なのか。

そんなわけで、芝1700mの勝利経験があるG1ホースは上記7頭とゴールドシチー(コスモス賞)を加えた8頭、のはず。何がいいたいのかというと、福島に芝1700mがないとなんか寂しい。

2回福島2日目

実をいうと福島参戦はこれが初めてで、第一印象としては「街中の中山」かな。大きさやレイアウトが似通ってるほか、開門ダッシュも中山の中央門に近い2ヒート制(時差入場を行っている)。第一ヒート(この日は7時半)は中央口の階段を上ってすぐの二階入場ゲートがゴールなので一瞬で終わる。

第二ヒート(この日は8時50分)も距離自体は短いものの、馬場狙いはスタート直後に180度ターン→けっこう急な下り階段→スタンド前で芝を横切る、とかなりトリッキー。たぶん毎回転ぶ人が出る(いた)。

視界良好の直線。芝はコースの幅も外ラチと柵の間隔も狭いので坂下からゴールまでどこでも台なしでイケる。ダートは外からでも府中よりずっと快適に撮れるけど、内馬場からのが断然よい。こんなのここでしか撮れんだろ、っていう内ラチ沿いの仰瞰構図は迫力満点(ベンチに乗らないと無理だけど)。障害はタスキコースの置き障害横通路がまるで海外の競馬場のような馬の近さでビビったw 山越えも独特だけど、構図にするのはなかなか難しそう。

パドックはなかなか条件がキツい。スタンド二階で採光があまりよくない。ちょっと曇るだけでかなり暗い。こじんまりとしてるのはともかく、内側にさらに柵があってなかなか邪魔をしてくれる。背景処理しやすいのは1角寄りの関係者エリア横くらいか。また地面が客席最前列よりもさらに低いので俯瞰のついた構図になるし、客席の段差が短く前の人がカブりやすいのもつらい。

総括すると、コースの撮影が楽しい競馬場。規模が小さいから端から端まで歩くのも苦じゃないし、変化に富んでるので一日撮ってても飽きない。ただ曇りがちだったので、太陽の位置≒影の出方がわからなかった。そこは次の機会で。

2歳新馬

1800mの新馬にアンズちゃんの妹スモモちゃん。

厩舎もおねいさんと一緒なのでおめかしに凝ってる。

行き脚がつかず後方からの追走となったけど直線はインをスルスル伸びてなんとか6着まで盛り返した。芝とダートの違いはあるけどこのへんもアンズちゃんと似てるのう。焦らず秋の東京を待つのも手では。

んで、1200mの新馬はそれほど興味なかったんだが・・・馬場入りで1番オーディンローズのウッチーが落馬、それに驚いた9番タヒテンシスのロデオが始まり宮崎北斗を振り落とす。このタヒテンシスがいつぞやのフェイトフルウォー状態で周囲の馬に突っかかっていくからすごい危なっかしかったけど、加速するときに沈み込む馬体がなんだか肉食獣みたいで、臆病なんだか獰猛なんだか。

ま、大事に至らずに済んでよかった。勝春も苦笑い。馬体検査はどちらも異常なしで、これでワンツーでもしたら新たな伝説が生まれるわけが・・・。

いざレースが始まっても最初に落ちたオーディンローズがハナに立ちタヒテンシスも好位追走とやる気マンマンである。特にオーディンローズは直線に入ってリードを広げこれはと思ったが、最後に脚が止まり惜しくも1番人気フルオブスターズに差し切られた。

第64回ラジオNIKKEI賞

プリンシパル快勝でダービーチケット最後の一枚を手にしながらルメールはサトノクラウンが予約済み。掛かり癖が強くデムーロやルメールですら折り合いに手こずるのに距離伸びてまた乗り替わりなんて苦戦必至。ダービー出走にこだわるべきではない・・・。なるほどごもっとも、アンビシャスの陣営が早々と路線を中距離に絞り天皇賞・秋を目標に切り替えたのは賢明な判断だわな。んまあ優駿の誘惑を振り切るのは外野が口で言うほど簡単じゃないだろう。容認できるのは馬主の器か。

それだけにこんなとこで負けたらシャレにならん。器じゃないと今後のルメール確保も怪しくなるだろうし、そうなればますます次の勝利が遠ざかる。メンツを見回してもほとんど勝負付けの済んでる連中で底を見せてないのはキャンベルジュニアとレアリスタ、ロジチャリスくらい。折り合いさえつけば楽勝のはず。いや楽勝してくれないと困る。トップハンデ苦戦?56.5kg?その程度の理由で負けるようなら古馬相手に王冠だ盾だなんていってられんでしょう。

開幕週の福島なんてラチ沿い鉄板案件だし、せっかく2枠引いたんだからインに潜って前に壁作るのは当然の作法。

ただ直線たった300mしかないからあまりインにこだわっても壁が壁のままで終わってしまう。それを福島初騎乗のルメールがどう処理するのか・・・大多数の見解もおそらくそんなとこで、実際その通りになったのだが、4角での包囲網が想定よりも厚い。やべえこれ詰んだかも。

詰んだと思った3秒後には外に出てた

レース後、場内で流れるリプレイを何度見ても3角から4角の馬群の動きに不自然なところがない。いつどこを通ればよいのかあらかじめわかっていたかのごとく、まるで流水のようなルメールの手綱捌き。あとはもう独壇場。

レース名をラジオNIKKEI賞に改めハンデ戦となって以降、正攻法の競馬で強い勝ち方を見せた馬って今までほとんどいなかった気がする。逃げたマルターズアポジーを筆頭に上位を先行馬が占めていることからも、ただ一頭後方待機から突き抜けた今回の勝利は内容も非常に濃い。

そのハンデ戦となった年の2着はあのソングオブウインドだけど、この馬の真価がどこにあるのか陣営もなかなか掴めなかったようで、ダービーグランプリの登録馬に名前があってビックリした(結局は神戸新聞杯に落ち着いたが)。

母カーニバルソングは記念すべきエルコンドルパサー産駒の初勝利となる新馬勝ちを収めたオレ名馬(アドマイヤ夫人の唯一のエルっ仔)。これまでも仔だしは悪くはなく勝ち上がり率も高いのだけれども、それ以降は自身がそうだったように勝ち味に遅い馬が多かった。だがアンビシャスは違う!さすがディープ様!さすがルメール!

アドマイヤ夫人所有馬のうち現役の稼ぎ頭は1億2600万円のヒストリカルだが、アンビシャスは今回の勝利で9166万円まで迫った。ただ歴代一位のカンパニーは9億円を超える。同じ厩舎の大先輩は晩年に王冠から盾を経て引退をG1連勝で飾ってみせた。3歳で同じ道に挑むアンビシャスは盾の先をどう歩んでゆくのか(まあ勝てば香港だろ。

それにしてもキャンベルジュニアとレアリスタが逆ワンツーとはねえ。東京で2戦2勝だから弱いわけがないけど、トリッキーな福島でキャリアの浅さが露呈した、ってことなんだろうか。

そんなわけで、福島は素晴らしい競馬場だった!往復の運転任せっぱなしのシェンク氏お疲れ。運転はできるけど免許持ってないので、せめて足代くらいは出すからまた機会があったら。

その他

レンズが死に掛けてて、特に肝心のメインのレースカットがぐだぐだ。すっかりやる気をなくして月曜夕方まで寝てた。