2014年9月の屁理屈
2014-09-30
9月も終わり今週は待ちに待った毎日王冠!と思いきや、まだオールカマー終わったばかりってのがどうもピンとこない。おかげで凱旋門賞のPVが東京競馬場で行われることもうっかり忘れそうな。
濡れ場
えらいフラストレーションの溜まる濡れ場だった。
「赤xピンク」
本編とは別にヒロイン含む3人のメイキングをリリース、って時点で何やらよからぬ感じはした。芳賀優里亜の惜しみない脱ぎっぷりにはいたく感服。これだけでもう年度代表濡れ場を狙えると思いきや残りの2人が・・・。まあ、シナリオ通じてヌードの必然性をそれほど感じなかった水崎綾女は許すとしても、“性同一性障害に苦しむ主人公の相手”という重要な役を任された多田あさみがもう、ね。芳賀優里亜がヘアまで見せて挑んだレズシーンでおっぱい断固死守といわんばかりの手ブラ堅持だもん、しかも自分から誘っておきながらだぜ、笑ったよ。こんな不自然なレズシーン未だかつてお目にかかったことないわ。そんなに嫌なら最初から出演断れよ。
アクションシーンはこのメンツなら一番動けるはずの大島遥がカマセ犬扱いだったのはちょいと残念だけど、総じてカッコよかった。印象に残ってるのはあまり強そうには見えない桃瀬美咲のラブ&クールなファイトスタイル。余計だったのは序盤の興業に出てきたおっぱい要員西野翔と周防ゆきこのぬるぬるおっぱいローションファイト。ヒロインがきっちり脱いでるんだから必要ない。そんなのより他の試合のアクションシーンに尺をあてるべきだった。
そんなわけで、せっかく芳賀優里亜が体当たりで挑んだのに往生際の悪い多田あさみのせいですべて台無し、評価は★ひとつどまり。年度代表濡れ場の可能性も消えた。
つか、有力作品にレズが多いのはなんで?「赤xピンク」しかり「最近妹の様子が」しかり「ちょっとかわいいアイアンメイデン」しかり。このままだと年度代表濡れ場「モザイクジャパン」になりかねない。ああ、市川由衣が控えてるので心配ないか。
「初撮り 100cm純白メガメロン 今井美空」
別に巨乳好きというわけじゃないのだが、このパケ写には脱帽した。
E-BODYはもともとジャケのクオリティが高いけどこれは別格だな。構図とポーズが素晴らしいのはもちろんのこと、背景や水着のセレクト、メガメロンを0に見立てたアートワークもいい仕事してるし、ここまで素材(女優さん)の良さをフルに活かしきったジャケに初めて出会った。2014年の最優秀ジャケットはもちろん、生涯最高のデキかもしれん。
そんなわけで、予約した。鑑賞後も売らずに永久保存しよう。
メモ
とあるAVIファイルを再生していたらどうもシークがぎこちない。再生情報はH.264/AVC&AAC-LCになってる。これでAVIコンテナはおかしいだろと調べたらやっぱりMP4だった。さらにエンコード時に何かポカやったのかだんだん音ズレがひどくなる。オリジナルの映像が30FPSだったのを29.97FPSにしちゃって、それに合わせて音声が無理矢理引き伸ばされたような感じで、映像の最後に約16秒の無信号状態が。やれやれだぜ。
時間とともに増大する音ズレの補正
MP4に限らず、この手の時間の経過とともに差分が大きくなる動画ファイルの音ズレの修正手順はこんな感じ。
- 元ファイルの映像と音声を分離する。
- 元ファイルの映像末尾に無信号部分があればカットする。
- 分離した音声の再生時間を2で作ったファイルに合わせ調整する。
- 2で作ったファイルの映像と3で作った音声を多重化する。
無信号部分がない場合もあるけど、要は映像と音声の再生時間を一致させるってことで。慣れないうちは何度も微調整することになるかも。再エンコードが発生するかどうかはケースバイケース。運がよければ単にdemuxし直すだけで解決することもある。
分離と多重化はMPEG系ファイルであればTMSR4、AVIやMKVならAVIMux_GUIとmkvmerge GUIを使ってる。分離した音声の時間調整にはWave Time Controlが便利。ただWAV形式しか扱えないのでMP3やAACとの相互変換にXMedia Recode。
ちなみにTMSR4は有償だけあってほんと使い勝手がいい。MPEG系の無劣化編集はもちろん、MP4 Box系ツールではエラーになってしまう微妙に異なるプロファイルどうしの結合も必要最小限のエンコードを行うことで対応している。さらに内部でインデックス再構築でもやってるのか、TMSR4を通してやるとシーク性も大幅に改善される。おかげで抜きどころピンポイントサーチの精度が大幅にアップ。
2014-09-16
お通夜会場はこちらです。
メモ
キヤノン、7D mark2発表~ニコン党 \(^o^)/死亡のお知らせ~
ニコンが傑作機D300の後継作りよりもフルサイズシフトを優先したことでこの絶望感を味わう日がくるのはわかりきっていたけど、これぞ俺たちの欲したD400、いやそれ以上のスペックに震えが止まらない。こりゃアカン、とても後出しジャンケン間に合わんわ。
断っておくとフルサイズシフトは戦略として間違ってない。センサーサイズは正義なのだ。ニコンの失策はフルサイズ機の中にD300の使用感を引き継げる機種を用意できなかったことである(D810のDXクロップがせめて8コマ/秒達成していたら)。
そんなわけで、キヤノン党のみなさん、おめでとうございます。ニコン党完全敗北です。東京開催始まってアニキと会ったら、7D2開発秘話いろいろ聞いてみよう(俺に教えてくれるようなことはたいした情報じゃないだろーがw)。
蛇足だが、D400に抱いていたかすかな懸念・・・自社内にD4キラーを作ってしまうことは、7D2にもいえそうだ。厳密には1Dxと同じことができるわけじゃないけど、この価格差で要求の8割達成できれば十分満足を得られる層は決して少なくないし、このスペックの次はほんとうにフラッグシップしかないわけで、今1Dxを買わなかったとしても次の1D系へステップアップする道はむしろ広がるのではないか。
こと一眼レフはステップアップするほどメーカーのイメージが機種選びにけっこう影響する。二大ブランドはそこをよくわかっていると思っていたのだが、先にキヤノンに王手をかけられてしまった。やばいな、ニコンがD400をオミットしたことがほんとに致命傷になる気がしてきた。
2014-09-13
やっとUCのサントラ4とUnChildを買った。これでやっとガンダムを卒業できる。
クリップ
表向き中立のように振舞ってないで『我が社は中韓支持ですから』『うちは朝日の逆張りですっ!』とはっきりポジションを示した上でやりなよ。
ここ最近の朝日新聞のドタバタっぷりについて
自分に対して不利な行動を取る理由としては、そうしなければさらに厳しい状況に追い込まれるか、そうすることで何らかのメリットが存在するか(あー、良心とかモラルなんて人も中にはいるのかもね!)。
一連の3つの要素(報ステの川内原発報道の偏向編集含めたら4つだけどな!)のうち、池上彰氏の連載記事掲載拒否とその撤回や吉田調書の捏造に対する謝罪はまあ、わかるのよ。前者はビッグネーム相手だけに騒ぎが大きいぶんある意味撤回もしやすかったろうし、後者は調書公開という決定的な事実の前には逃げようがなかったわけだし。でも発端となった慰安婦問題における吉田証言、32年もすっとぼけてたんだからこの先も目を瞑っておけばよかった話じゃん。どうして撤回にこんな時間が掛かったか、ではなく「なんで今さら?」というのがオレの率直な感想だった。そこを一番に検証してほしいところだけど謎のままで終わるんだろうね。
そんなわけで、朝日(毎日もだっ!)の撒き散らしたポエムもウザいけど、「不当に貶められた日本の名誉を回復する国民運動を」
と稲田朋美なりが勢いづくのもかなり気持ち悪いから。その国民運動とやらがいつの間にか武力を伴うものになってたりして。笑えない。
お隣さんはもはや国体の維持に関わる案件だから梯子外されたところで「それでも日本が悪い(キリッ」をやめないだろうけど、政府レベルで毅然とした態度取ってりゃいずれ手詰まりになるんじゃないの。あ、手詰まりだからこそ日本を叩いてるのか、こりゃ失礼した。
ところで翌日の各紙、この件に対する反応はいろいろとしても結びはみな『決して朝日だけの問題ではない』で締めなきゃダメだろー。
D750
タイミングを読み違えるとこうも中途半端に映るものかねえ、という印象。ネーミングが700番台で実態は5000番台のフルサイズ版という位置づけもコレジャナイ感をプッシュしてる。D300やD700愛用者にとっての後継機種足りえるかどうかはみなまでいうな。いやおそらくニコンとしては、過去にD300/D700などというカメラは存在していないのだ。そういうことにしたいのだ。DXのフラッグシップやプアマンズD4といった要望に対して「夢でも見てるんですか」と。それにこれでキヤノン(7D mark2な)に流れるニコンユーザーはたいしていないような気もする。マウント移行できるような人はとっくに移行するかフルサイズ化してるよ。後に残った文句ばっかりの貧乏人(誰)にとって、実は後継機が出ても買えない状況よりないものねだりしてる今のほうが幸せだったりしてな。
そんなこたーどうでもいい。秋にはレンズ買うぞーなんて意気込んでいたのだが、思ったほど貯まらなかった。いっそAV大量に買い込んでオナニーするか。
2014-09-07
コバエの発生源が特定できねえ・・・
クリップ
ニワカ(誰)が「日本人すげー」「世界ランク11位とかナメすぎじゃね?」「ワシのラケットは108まであるぞ」などと吹聴してまわる事案が発生。
錦織圭、メジャー決勝進出
この人ほんとすごいね、メンタル・フィジカル・テクニックの3つ全部が世界のてっぺんで戦えるレベルにある人なんて他のスポーツを見てもごく一握りだよ。選ばれた才能持ちにしてもよくぞ自分をその領域まで高めたわ。まあ錦織という個人がすごいんであって日本人が優秀なわけじゃないんだけど(育成環境とかのスポーツインフラが広範囲で整ってる、ってのはあるかもしれない)、ここはすっきり勝って、いいテンションのまま来月のロンシャンを迎えたいわ(これまた勝っても日本競馬の優秀さの証明にはならんのだが)。
小学生の錦織圭の才能を見いだした松岡修造の凄さは、素直に自分の才能を越えていることを認めて、自分の色に染めるような指導をしなかったことだと思う。これが出来る指導者は案外少ないと思う。
— 出雲の語り部(修行中) (@izumonokansan) 2014, 9月 6
で、ベスト4進出の時点で錦織と契約してるわけでもないヨネックスの株価が高騰した、ってのが個人的にはツボった(契約してたのは錦織に負けたワウリンカとか)。
朝日vs池上彰
この件については小田嶋隆が自身の経験も踏まえた記事を書いていてとっても参考になる。
その上で。
『無条件』は『十分な報償金を支払う仕組みがある企業に限り、「会社のもの」にできる特例』を仕組みのない会社でもおk、って意味かよ。相変わらずゲスい。
特許、無条件で会社のもの 社員の発明巡り政府方針転換 - 朝日新聞デジタル http://t.co/GJszlZ1KhG
— ギガ男爵 (@exbaron) 2014, 9月 3
これはおそらく“特許絡みの事案で中小企業の負担がますますきつくなり大企業が圧倒的に有利になるのを避ける”ってのが本来の趣旨だろう(実際、青色発光ダイオード訴訟のときは企業に同情する声もかなり多かった)。ぶっちゃけこの記事では具体的な内容まで踏み込んでいないのだが、ちょっとしたテクニック~“無条件”の位置を工夫すること~であたかも“経団連すなわち安倍政権が個人を切り捨てた”というニュアンスを醸し出している。目論見どおり、反応のほとんどは日本オワタで占められていた。まだ吉田証言の件で大騒ぎしてる最中ですらこういった誤読を誘うような記事にあっさり踊らされる構図は滑稽としかいいようがない。もっとも、今回はたまたますぐに気づいたけど、オレもいろいろ誘導に引っ掛かってるんだろうな(ピュア。
大衆が欲しているものは真実ではない、騒ぐ理由だ
これ↑今思いついたけど、チャーチルの言葉とかいっても通用しそう。マスメディアの人間はそのこと・・・特に何かを暴くことの快感をきちんと自覚してやってるだけにタチが悪い、というお話。
競馬
ショックだ。
船橋の川島正行調教師が病気のため死去
なりふりかまわぬそのやり方に陰口を叩く人が後を絶たなかったけど、それはきっと見ているものの違い。中央との戦いを真っ向から受け止めていたこの人を俺はとっても好きだった。謹んでご冥福を。
夏競馬のおわり
トータルではそんなたいした成績じゃないのにここぞという場できっちり仕事した相談役の庭、という印象を受けた新潟開催。ああ、来週以降も新潟開催なのか。中山の代替は福島でやるべきだったと未だに思うよ。栗東からの移動時間なんてたいして変わらんだろうし、美浦からはすぐだし。何より同じ右回りなんだし。それはともかく、ミュゼスルタンというお手馬も得たし、来年こそ悲願でもなんでもないダービー制覇を。
札幌2歳はブライトエンブレムが勝ちましたか。確かこの馬東京最終週にデビューしたよな、とひっくり返したらちゃんとへったくそな写真撮ってた。
ひとまず来年の皐月賞までは信頼しよう。あとは東京開催始まってから調べりゃいいや。
孫&母エルっ仔はここ最近おとなしいけど、きのうの新潟メインを勝ったダンスアミーガのおかげで久々のオープン馬が誕生、けっこううれしい。
2014-09-05
大量のリッピングにHDDが悲鳴を上げてるので外付けの4TB買ってきた。これもいつまで持つことやら。
濡れ場
邦画
すまん、『恋の渦』にお前らが喜びそうな濡れ場はなし。これ脱いでたら神作品だったけど絡みのプライオリティが『愛の渦』ほど重くないから仕方ないか。で、登場人物がどいつもこいつも「粗にして野だが卑でもあり」って感じだから普通なら見終えたあとにはストレスだけ溜まりそうなもんだけど、むしろスッキリ。こういうキレのいいラブコメは日本には少ないからけっこう新鮮だった。評価は☆(白抜きはNon Nude)。面白かったし一発芸としてはありだけど、何度も見たいとまでは思わなかったので。
なおトモコ役の若井尚子、どう見てもあいかわ優衣です、ほんとうにありがとうございました(声まで似てるんだこれが)。
TMCのサイトが消滅していた
鯖が閉鎖したのかドメインが切れたのか、と思ったらドメインは去年の11月にexpireしていた。春先までは検索でヒットして表示もされてたけど、どういう理屈で動いてたんだろう。
1989年の東映にはじまり、20世紀末に全盛期を迎えたVシネマは、2000年以降レンタルビデオ市場の縮小とともに減少の一途を辿っている。その過渡期ともいえる2000年代のVシネの製作をリードしてきたTMC、レジェンドピクチャーズ、GPミュージアムの御三家は今ではすっかり鳴りを潜め、Vシネ制作の主流はアルバトロス、彩プロ、AMGエンターテイメントに取って代わられた(強いて挙げればクロックワークスもかな)。で、旧御三家の保有していたコンテンツがどこに移ったのかとか、映像コンテンツの権利関係ってどうも外の人間からはわかりにくい。ちなみにオレは麻雀映画、それも成人映画系が大好きなのだが、タイトルに“麻雀”が含まれるわけじゃないから探すのにけっこう苦労する。せめて賭博系は全部“ギャンブル”でジャンル検索できるようにしてくれたらいいのだが、そうなってないのはたぶんフィールドが3つとか決まってるんだろうな(DMMな。
麻雀映画といえば、ここんとこR15系麻雀映画の常連だった下元史郎の姿がない。最近は『脱衣麻雀バトルロワイアル』をはじめライトノベルのような内容が多いから、昔かたぎの役者さんのまとう空気は世界観に合わないのだろう。さびしいことではあるが。そういう意味でもレジェンドピクチャーズやミュージアムの存在は大きかったのだな、と改めて思う。かといって、アルバトロスなりを否定する気はまったくない。世の中が変わってるんだからそれに適応できない作り手が淘汰されるのは当然のことで。映画産業の中でもVシネや成人映画の業界メモはそのうちお勉強コーナーで取り上げたい。
そんなわけで、今日もせっせとTMCやマーメイド、ピンクパイナップルのVシネをせっせと集めるのである。
2014-09-04
春以来のオナフェスとあってゴッキゲンなのである。
濡れ場
5ヶ月近くも情報集めを怠っていたので未見の作品がたまりまくってる。んまあ、気の抜けない仕事だったので意図的いろいろに遮断していた部分もあるけど。では映画からいこうかね。
邦画
『レイプゾンビ』については先月のイベントメモに書いた。
『愛の渦』
まずはずっと楽しみにしてた『愛の渦』。主演は門脇麦、ほか女性キャストは中村映里子、三津谷葉子、赤澤セリ、信江勇。あるマンションの一室にセックスだけを目的として集まった男女のお話。前触れではやれ着衣時間が18分だの乱交パーティーの秘密クラブだのそんな煽りばっかり先走ってたけど、要はハプバーよハプバー。ただし店長は案内と注意事項を伝えたらあとは朝まで放置プレイ、しかもまったくやる気のないサクラ1名を除いてみな初体験というなかなか難易度の高い設定(あんなナメた接客あり得ねえよ)。こうなるとドスケベであっけらかんとした奴がどんどん場を引っ張らない限り、みんな様子見の域を超えられないか、語りに入っちゃって結局何もないまま終わっちゃうのが現実だけど、そこはまあ映画だしフィクションだし。いったん場が動き出しちゃえば後は楽なもので、最初に人前でちんぽまんこ晒すのはものすごい抵抗あるけど、そこを超えると一気に楽になるのって面白いよね。って賛同を求められても困るか。ともあれ、原作知らんし誇張な演出に感じる部分もあったけど、脇を固める配役の妙もあって全体としてはかなり面白かった。
濡れ場のほうはおっぱいが出てくるまで多少待たされたけど、一度火がついた門脇麦の豹変っぷりは素晴らしかった。その後もハメてるときとそれ以外とでコントラストを利かせたままなのも、よかった(普段の表情がまた溜めがきいててじわじわくる)。中村映里子や赤澤セリもきっちりおっぱい晒してたし、信江勇に至っては野獣のような唸り声をあげていた。それゆえに一人だけ乳首死守(しかもそのことに意味がない)三津谷葉子にはほんとうに失望した。まあ門脇麦だけでも十分お釣りがくるけど、三津谷目当てで鑑賞するのはおすすめできない。
そもそもこの映画と前後してヌード写真集出してるわけだし、『ITバブルと寝た女たち』とか過去に濃厚な絡みの経験だってあるのにわけわかんないよ。これだけヌードの必然性がわかりやすい作品でもNGなら最初から出演断ればいいのに。奇しくも今年は出演女優のうち主要キャストがみな脱いでる作品が目立つのでよけい気になってしまった。でもそれ以上にどうしようもないのは、この内容に対して三津谷葉子、初ヌード作「撮影中は素っ裸」
なんて安直な見出しをつけてしまう一般マスコミの記者だわ。
ラストは軽く『レイプゾンビ』と重なって絶望した。まあ何のひねりもなく終わるとも思わなかったけど、途中にちゃんと伏線が張られていた。男の主人公であるニートくんが最後に投げかけた『あそこにいた自分がほんとうの自分』、それは“むきだし”なのは欲望ではなく存在そのものだったという意味でおそらく間違ってない。その上で、パートナー交換を詰め寄る他の客が強気に出るとあっさり「その気はない」と取り繕ったのもまさにほんとの剥き身の自分で、そこでもう“つかの間の出来事”という彼女の答えは出ていた、ということではないかな(むしろあそこで手と手を取り合いハッピーエンドなんていう安易な希望や明るい未来を与えるような締めだったら一気に駄作化したろうなー)。んま、寝てみないことにゃわからんし寝た後で初めて視界が開けるというか、女性のほうがそのへんを感覚的に理解してる人が多いかな、という気はする。
そんなわけで、総じてメンツが濃すぎで店員の窪塚もちょっとキャラ作りすぎだったり、ところどころ引っ掛かるところはありつつも、作品上ごく自然な構成かつオカズとしても時間内容ともに十分実用的と濡れ場の質は極めて高く(某1名を除いて)、加えて画質やカメラワークなど映像のクオリティも申し分ない。しかもこれだけいろんな意味で“濃い”作品を最小限の構成と予算と期間で撮り上げたのはもう三浦大輔監督お見事&恐るべし。オレ評価は★★★(三段階な)。
実をいうと門脇麦が引っ張ってくれたおかげで濡れ場の物量は足りてるけど密度は薄い。主役の2人→覚えたての高校生のようなサルセックス、中村映里子(おっぱいきれいだった)と三津谷葉子→「撮ればいいんだろ撮れば」と申し訳程度、赤澤セリと信江勇はイロモノ扱い、と絡みをどう魅せるかについてはあまりこだわりを感じなかった。確かに裸を見せるのが目的じゃないけど、お題としては“身も心も裸となることで剥き出しの本性が晒される”んだろ。だったらメンタルだけでなくフィジカルだって同じエネルギーで取り組むのが筋じゃね?
それと、ここしばらくの邦画は濡れ場の質がだいぶ落ちてる。別におっぱいを客寄せに使うのは構わないんだよ、だったらそれだけで客を呼べるくらいじゃなきゃダメだろ。必然性のないおっぱいシーンを漫然と垂れ流してきたツケが回ってきたんだろな。
なお、電車のシーンのロケ地は競馬場線と正門前駅。これは間違いない。それと煽り記事にあるような乱交はしてないので、念のため。でも乱交ってそのインモラルな響きや印象とは裏腹に、見るぶんにもやるぶんにもそんな楽しいかねえ。特に見る場合、よっぽどスタッフの熟練度が高くないと騒々しいわカメラワークが落ち着かないわで集中できないよ。
そのほか
いきなり大当たり引いたけど、『愛の渦』以外にも『赤xピンク』『女の穴』『モザイクジャパン』『華魂』『東京難民』が待機中。さらに『FLARE〜フレア〜』『2つ目の窓』のDVD発売も近いし『花と蛇 ZERO』『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』『ちょっとかわいいアイアンメイデン』の公開も控えてる。何より今年最大の目玉をまだ残しているこの余裕。/p>
- 「花と蛇 ZERO」天乃舞衣子 桜木梨奈
- 「愛の渦」門脇麦 中村映里子 赤澤ムック 信江勇(★★★)
「恋の渦」若井尚子 柴田千紘 後藤ユウミ 國武綾※脱ぎなかった!- 「東京難民」大塚千弘
- 「女の穴」青木佳音 石川優実
- 「FLARE~フレア~」玄里
- 「最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。」橋本甜歌 繭(三井麻由) 矢野未夏 葉山レイコ(★★)
- 「ちょっとかわいいアイアンメイデン」木嶋のりこ 吉住はるな 間宮夕貴 あと細かいの
- 「捨てがたき人々」三輪ひとみ
- 「2つ目の窓」吉永淳
- 「そこのみにて光輝く」池脇千鶴
- 「赤×ピンク」芳賀優里亜 多田あさみ 水崎綾女 あと西野翔とか周防れいことか
- 「モザイクジャパン」ハマカワフミエ 宮地真緒 黒木桃子 神﨑沙織 木村智早 愛奏 立石純子 秋山タアナ
※誰が脱いでるのかよくわからん - 「レイプゾンビ 新たなる絶望」 めぐり 亜紗美 あいかわ優衣 希咲あや 小司あん(☆☆)
※おっぱいありだけど抜けないので通常作品評価 - 「マリアの乳房」佐々木心音
- 「裸のいとこ」佐々木心音
- 「花宵道中」安達祐実
- 「海を感じる時」市川由衣
- 「TOKYO TRIBE」清野菜名
- 「1BR ~らぶほてる~」山岸ゆか
- ※発見次第追加
『フィギュアなあなた』以来、佐々木心音引っ張りだこだねえ。なお『恋の渦』もポツドールの三浦大輔による原作・脚本で、『愛の渦』と同じく一箇所に詰め込まれた男女がだんだんむき出しになっていく様を描いているらしい。ただ監督は『モテキ』の大根仁に変わり、いちいちゲスい、でも引き込まれてしまう、そんな感想が目立った。気になるのは何人脱いでるかだな。たぶん明日届くので、『愛の渦』の余韻があるうちに脳みそかき回してもらおう。
花魁と女子高生と
とまあ、我ら濡れ場スレ住人にとっては今年は稀にみる大豊作で喜ばしい限りなのだけど、例年ならひとりでも話題引っ張れそうだった安達祐実にとって、同じタイミングで市川由衣とぶつかるのはなんと巡り合わせの悪いことか。実に1994年以来となる主演なのに、まさにその頃の子役の印象が強すぎて否応にも経年変化を感じざるを得ない安達に対し朝番組の胸チラの頃からほとんど雰囲気を変えないまま深みを増した市川、原作も第5回女による女のためのR-18文学賞で大賞及び読者賞となった宮木あや子の小説に対し、女子高生の手で描かれたスキャンダラスな題材と表現が何かと話題を呼び30年以上経ってようやく映画化こぎつけた中沢けいの原作。役どころも花魁に対しみんな大好き女子高生・・・などと書いてると「同情するならちゃんと買え!」って一喝されそうだ(されねえよ)。ちゃんと抜くので勘弁してください。
これまで「女による女のためのR18文学賞」受賞作の映画化は『ジェリーフィッシュ』もその前の『自縄自縛の私』もちょっとクセのある内容と新鮮な切り口で面白かった。対して大奥とか吉原とか舞妓といった和風素材はすでに様式美として完成してるので、よっぽど優れた脚本じゃないとあんまり印象に残らないと思うのよね。安達祐実に舞妓ってのも相性がいいように思えないし。そんなものはすべて俗物だけが心配すればいいことだ!とあえて不利な道を突き進みこれまでのイメージを吹き飛ばすような天才っぷりを発揮してくれたら、そのほうがよい。
『ナイショの放課後 ~映画「ちょっとかわいいアイアンメイデン」より~』
これはこれで、すこぶる抜けた。体当たりの濡れ場ってのはこういうのを指すんだよ!
女優として見ると木嶋のりこははタイプ的に演技や役どころの幅に限界がありそう。でも根性はすげえわ(オレだったらあの拷問、いくら演技のためと自分に言い聞かせても絶対耐えられない)。なんだか応援したくなる雰囲気持ってるし、主役級はともかく役柄さえフィットすればそこそこ起用してもらえるんじゃないだろか。
総合的には★ひとつ半くらいの評価になりそう。オレはレズ百合が苦手なのでこの手のストーリーも絡みも正直あんまり面白くないんだよね。下手すると今回はメイキングのほうが抜けるのかもなので、次回作で真の絡みに挑戦することを期待。
・・・期待といえば、木嶋のりこ、石川優実とお菓子末期を支えた人材が続けて濡れ場解禁したんだし、この際武藤なみもひとつどうですかね。
『モザイクジャパン』
噂には聞いていたけどまさか主要キャスト全員脱いでるとは思わなかった。WOWOWもまっこと豪気じゃのう。宮地真緒くっそエロいしハマカワフミエのおっぱいも実にいやらしい乳首をしとる。ただ露出度合いこそ派手だけどTV放映枠ゆえに個々のおっぱいシーンが短く、抜くのに勃ち待ちが必要かもしれない。
おっぱい大盤振る舞いだけでなく話の内容もなかなか楽しめた。話題が若干周回遅れの気がしなくもないが、世間(誰)のイメージする北都とデマンドを足して割ったらちょうどあんな感じなのだろう。描かれてる業界のゲスい部分はリアリティの演出ではなくおおむねリアルと思われる(むしろ現実のほうが酷いかもしれない)。
幾重にも重ねられたモザイクを消しながらわたしたちが見つけたものは、この国の社会システムそのものでもあります。モザイクとは何か、モザイクの向こうには何があるのかないのか、モザイクをかけているのは誰か、そんなことをこの物語の中で考えていただければと思います。
公式サイト 脚本・坂本裕二のコメントより
モザイクの向こうには朝バナナという名の擬似ザーメンとコンドームがいらっしゃるので、今モザイク外したら中出し作品の99%が消えることになる。
脚注
- お菓子系
- クリーム・クレープ・ワッフルのJCJKグラビア専門三誌の総称。頭文字をとってCCWと呼ばれることもあるが、事実上クリームが大本営。全盛期は規制がうるさくなかった世紀の変わり目くらいで質の高い子が揃ってた。というよりも今のお菓子系は(これでも)大物すぎる。