2014年8月23日の屁理屈アネックス
皆勤目指してたのに、結局三回目の参戦。
参考:第一回東京電撃映画祭
第六回東京電撃映画祭@阿佐ヶ谷LOFT A
英語だと6th Tokyo Thunderbolt Film Festivalらしい。略してTTFFか。
開場は18時。朝まで10時間は、長い。内容はタイムテーブルを。
17時半の時点ではご覧の通りいつもの人たち?しか来てなかったけど、開場間際にはめっさ並んでた。こんなに入るの初めてじゃないの。早々と事前予約しておいてよかった。
開場~
チケットを渡すと、おまけの「レイプゾンビ4&5」のDVDにサインをしてくれる出演女優のみなさんががががが。
チケットは前売り5000円、このDVDパックの販売価格は\4880(税込\5270)であるから、正味のところ前売りだとイベントに参加するだけで\270得する
のだ。
大盛況である。
今日だけの特別メニュー。
中出し命の俺としては当然オーダーしたのだが、レッドアイにコンデンスミルクはなかなか強烈で、以降は「外出しでお願いします」。なんでも60食確保したらしいミートスパもがんばって2食頂いた。
新たに電撃半裸給仕を務める二人のうち、ギガの『聖拳グレイサー』でけっこう気に入ってた瀬戸友里亜嬢が今回のお目当て。
サイン&キスマークまで頂いて男爵ゴキゲンなのだ。なお初代サンダーボルトガールズの三人は、衣緒菜と宮村恋あらため黒木歩はその後レイプゾンビに出演し今回の登壇者に、残る菅野いちは改め倉沢いちはは第六回まで皆勤賞とバリバリ健在で、VシネやAV出演女優は気がつくといなくなってる人が多いだけにけっこう嬉しかったりする。
こっそり到着したのは倖田李梨、かっちょいいヘッドフォンしてて好感度アップ(それを撮れなかったのはスナイパー失格である)。
最強のおっぱいアクション女優、亜紗美の左ストレートを喰らってご満悦の、ギガ男爵。いつまでもトンガリ続けて欲しい。
ミニライブ
挿入歌を担当したCRIMSON HORNET、アコースティックバージョンが90年代北欧メタルっぽくてかなりよかった。
会場も一体となって全員で主題歌を。ここはちょっとグッときた。ただ配られた歌詞見て噴いたw
怪しすぎ。全員で「ファック」だの「レイプ」だの熱唱ってどんな魔境だよ。
本編とかトークショー
相変わらずくだけた雰囲気。
『レイプゾンビ』のようなはっちゃけた作品であっても一見トンデモ理論を有無を言わさぬ力技で叩きつける友松節はそこかしこに存在。つか、そもそも俺は『レイプゾンビ』をゾンビ映画とは思ってないけど(強いていうなら友松映画なのだろう)。どうせなら本番ありのAVとして『真・レイプゾンビ』もありかなあ、と。
中身については、もともとタイムパラドックス的な仕掛けが大好きなので、4&5の脚本は、よかった。下手に救いを残さないオチも、よかった。難点は、『レイプゾンビ』に限らないんだけど、シーンによってグレーディングというか絵作りがぜんぜん違うので一貫性のないツギハギな印象になっちゃうところ。低予算映画だけに仕方ないのだが、このへんをキレイに仕上げるには、きっと俺がWIN5当てるしかないのだろう。
トークショーはなかなか熱かった。友松監督はVシネの範疇に納まる人じゃないと思うんだけど、Vシネだからできるカルトが、その一線を越えると作品の良し悪しとは関係ないところで大きな壁が存在するのかなあ、と。見る側にとっては、面白ければ、自分の趣向に合っていればVシネだろうがなんだろうが構わないのだけれども、作り手には制作費という縛りが存在する以上、その先に踏み込むべきか否かを多面的に考えないといけないのだろう。俺が馬券とかサマージャンボでドカーンとあぶく銭手にしたらポンと1億円くらい渡して「これで好きなように奴隷島を作ってくれ!(但し出演女優は要相談」っていえるんだが・・・。
・・・友松氏は過激な言動&行動とは裏腹に、自分は自分、他人は他人というスタンスで、計算高さとバランス感覚に優れた印象がある。今回の炎上の本質は互いのテリトリーの問題で、おそらく相手方も人格否定や思想否定に踏み込むつもりはないと思う。んまあ、群がってくる人はえてして表層だけを捉えがちだけど。
ちなみに内田春菊(歌上手だった)はあまり会話に参戦してこなかったけど、たまに発する容赦のないツッコミはさすがというか。
上映中のコメンタリーでも話題になってた、ヒロインのぞみ役を演じた小沢アリスとめぐりの違い。現役期間に何かと縛りが多いAV女優さんで共通ヒロインの続編長編作ろうとするとキャスティング変更は避けられない問題なのだが(『新奴隷島』なんかその最たる例で)、初見だった藤浦めぐ時代の出演作『つぼみ斬魔剣 宿命の生娘剣士』からずっと感じてたのは、この子はどこにも影を背負ってないんだよね。どこまでも無邪気な(裏を感じない)存在のめぐりに、特に最終章でののぞみ役はちょっと荷が重かったように思う。ただこれは演技力ってよりもキャラクター特性の問題なので、彼女の持ち味を活かす作品を期待、ってことで。個人的には小沢アリスよりはめぐりのほうが好きなんだけどね。
ご覧の通り、めっちゃ可愛かった。ほんとのところは知る由もないが、実物でもスクリーン越しでも受ける印象としてはダークな部分を欠片も感じないのよねー。
そのほか、イブニングのみのはずが腰痛のため遅れて登場し結局オールナイト参戦となったあいかわ優衣の独特の淫靡な存在感はここでも変わらずで(声の存在感もバツグンだよね)、それゆえにJK役はそろそろ限界かなー、と。そのあいかわ優衣によると、天然地下アイドル小林さやとは今でもプライベートで連絡取ってるようで元気らしい。よかったよかった。そしてラスボス臭いを漂わせつつあっさり消えちゃったあきら役のももはが切ねえ。
蛇足
今回は第六回というより「レイプゾンビ祭り」といった趣で、ラスト間際はもうこれでフィナーレみたいな、充実感と寂しさの入り混じったようなものが漂っていた。ビタ一文作品には関わってないのに自分も参加したような気になれて、今日の会場の雰囲気を味わえたのはほんとうによかった。もちろんTTFFはまだまだ続くんだけどね!
俺はヘヴィスモーカーということもあって、休憩以外でもラウンジというかカウンタースペースをうろついてる時間がけっこう長かったんだけど、監督をはじめゲストのみなさんと戯れたりくだけた表情を撮れたりするいい機会だから、ホール席でじっとしてるよりよっぽど面白い。
こういう場では独り占めにならない程度に積極的に前に出たほうが何かと楽しいよ。
飲みすぎた。ただでさえシャッター速度1/10秒とかなのに酒動手ブレ補正全開でどれもこれも見るに耐えないわ、脳が回ってないから途中でスイッチに手が当たったか何かでマニュアルフォーカスになってたのに気づかずピンボケ連発だわ。マジ凹むわ。んまあ、どのみちD300じゃ画質的には限界だけど。ISO6400でイケるフルサイズが欲しい。
眠かった。3時くらいに一度ピークがきて、それは乗り切ったんだけど、帰りの電車で落ちた。京王多摩川で花火大会の場所取りするつもりが、気がつくと八王子だったり明大前だったり。折り返し運転を2往復した時点で心が折れた。
普段はサインとかそんなに欲しいと思わないんだけど、今回はお膳立てしてあったので、あまり抵抗なく列に並べた。こういう仕掛けなら悪くない。つか、イベントプランナーとしても優秀だよね、友松氏は。トークだって他人を前線に引きずり出すのがとにかく上手い。逆にこれでも及び腰な人は根がこういうイベントには向かないのかも。まあ楽しみ方は人それぞれだけどね!
リアルに接した女優さんでは抜けなくなる法則、健在。大量ゲストのおかげでズリネタが減ってしまった。覚悟の上での参戦だったけど。
追記
・・・レポート一番乗りだったようだ。
世界最速『第六回東京電撃映画祭』レポートをギガ男爵さんがアップしてくれました!
ありがとう!
http://t.co/15pITC9jDO
— shin@東京電撃映画祭8.23 (@BATTLEBABES) 2014, 8月 24
『レイプゾンビ』をある程度知ってる前提のレポートですいません。でも4&5を見てない人へのネタバレは最少限度に抑えたつもり。
リンク
脚注
- 炎上騒ぎ
- サイゾー主催の女性向けエロメディアmessy(メッシー)に『レイプゾンビ』に関する記事が掲載され、その後の友松監督のインタビュー記事も含めコメント欄がけっこう盛り上がった。さらにメッシーに寄稿してる桃子女史が持論を述べそれが独り歩きしたりツイッターに飛び火したりとお決まりの展開に。詳しく知りたい人は自分でググって調べてください。ここであれこれ書いたことがまた独り歩きしてもしょーがないので。
- 個人的には、いろんな意味でガス抜きは必要かな、と。本能を理性でねじ伏せてもそのストレスが消えることはないと思ってるんで。