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CPU - intel Q9400
リテールの実売3万円弱。コードネームは Yorkfield。TDP 95W、クロック数 2.66MHz、二次キャッシュ 3MB×2、腐っても45nmプロセスなので多い日も安心。
動画のエンコード性能を重視すれば、デュアルコアよりクアッドコアを選ぶのは当然である。上位ファミリーとの差はクロック数と二次キャッシュ容量、Hyper-Threading の未実装ということになるか。昔ほど情熱もないので、バラで組むのではなくショップブランドモデルを買うことになると思う。年明けに TDP 65W 版の単体売り(Q9400s)が予定されているので、搭載マシーンが安くなることを期待。
なお intel の次期主力 CPU である Core i7 は LGA1366 や LGA1160、LGA989(モバイル向け)を採用しており、LGA775 はCore 2 Quad でお役御免。だからってそうすぐに LGA775 周辺のリソースが市場から消えることもあるまい。
2008-12-17
予算8万で Q9400 と GeForce 9600GT は無謀だろうか。
2008-12-30
結局ドスパラの Q9400 搭載モデルを8万で買った。ミッションコンプリート。光学ドライブは手持ちを使いまわすのでなし。HDD もそうしようかと思ったが、手持ちの 160GB をシステムに、標準搭載の 500GB はデータに転用することに。メモリはサムスンの DDR2 1GB×2。ケースはミドルタワーで内蔵ベイが3.5インチ×5+5インチ×4。以下、パーツメモ。
マザーボード
MSI の P45NEO-FI なるもの。公式にアナウンスがないが、P45NEO-F のインダストリーモデル、ということなのだろう。P4 バスアーキテクチャ最終世代となる P45+ICH10 を搭載。メモリ対応が DDR2 など P35 の熟成版といった感で機能面で特筆すべきことはないものの、SATA 2.0 が 6ポートもあるのは予想外でありがたい。うわぉ、IEEE1394 もついてる。ああ、FI の I は IEEE のことか。パラレル ATA のホストコントローラもいちおうあるので機器の使いまわしには困るまい。
MSI P45NEO ※ドライバ関係は無印も F も FI もたぶん共通
ちなみに PCI Express 2.0 x16 に後述のグラボを取り付けるとメモリスロットと干渉ギリギリになる。設計ミスとまでは言わないが、メモリの増設はいったんこいつを外してからでないと厳しそう。まあ XP で使い続ける限りにおいては 2GB 以上はあまり意味をなさないだろうが。PCI Express x1 は 2本あるが、使えるのは事実上 1本のみ。これもよくあること。
グラフィック
GALAXY の GF P95GT/512D3 なるもの。要するに GeForce 9500GT の GDDR3 512MB 搭載モデルである。いまどきのビデオカードの中ではとりわけ高性能というものではないというかむしろ評判は?である。わしとて単体だったら購入するとは思えないが、長いことオンボード暮らしだった身としては軽自動車から2リッタークラスに買い換えたようなものである。G96 コア、最大解像度は 2560×1600、出力は DVI-I x 2 + Sコンポジット、CUDA 対応。リファレンスボードの TDP は 50W。
ゲームや 3D系はやらないし、CUDA も有効な処理が限られてるので実際にどれだけ恩恵を受けるかどうかは謎と、無用の長物に近いものがあるものの、オンボードメモリをフルに使えるだけでも専用ボードの意味はあるはず。と思うことにした。
セットアップ
・・・当然のごとく OS レスなのでセットアップに少々時間が掛かるが、それが済んだら大喰らいの現行マシーン( Prescott 530J、915G+ICH6 )とのエンコード速度比較でもやってみるか。3世代も違うんだからそれなりに速くなってくれないと困る(ピュア
メインストリームプロセッサの移り変わりではコードネーム Prescott → Smithfield → Merom( Conroe / Kentsfield ) → Penryn( Wolfdale / Yorkfield )で3世代ぶんだけど、アーキテクチャでいえばそれぞれ NetBurst → Core マイクロアーキテクチャの熟成期で、一世代差なのかも。Nehalem 以降はチックタックの繰り返しなので正直アーキテクチャの世代差カウントを取りづらい。実際、Core i7 第四世代( 4770 )と第六世代( 6700 )で CPU の処理能力にさしたる差があるようには見えない(大きな違いはサポートするバスやその帯域と iGPU 性能といってもよい)。
近所の PC DEPO で IDE と SATA のラウンドケーブルを買ってきた。旧マシーンの光学ドライブと空の 160GB を取り付け、インスコ開始。OS(XP Pro)と必須アプリのインストールに約4時間。これはこれで速いんだろうな。
マシーン構成はまだ確定していないけど、とりあえず内蔵 HDD は 4基、外付け 5基とする。CPUz で見るとアイドル時のコアクロックは 2GHz、高負荷時 2.673GHz だった。
エンコードテスト
さっそく TMPGEnc でエンコードテストすることにした。ソースは DVD の ISO イメージで、DivX6.2.5 の 2pass 映像 1400Kbps、音声 96Kbps に最高品質でエンコード。旧マシーンでは 1pass 通常品質でもフレームレート割れしていたのだけど、平均で 40フレーム/秒程度で処理が進む。タスクマネージャで目視した感じの CPU 負荷は 5%%前後だった。試しに 2本同時に処理してみたところ、負荷 75~80%程度。Excel や PhotoShop で軽く作業してみたが何のストレスもなし。こりゃすごい。
なお、特にフィルタ処理を掛けていないので CUDA 使用率は 0%、よほど質の悪いソースからの錬成でもない限りなかなか出番がなさそう。
その他
アプリケーションの単体起動時間は PhotoShop & Illustrator が5秒、Excel や IE が2秒、あとはほとんど1秒で起動。快適とはこういうことをいうのだろう。それと冷却が生命線だった Prescott と違ってとっても静かでよい。
2009-01-01
USB ポートが不足気味なので旧マシーンに挿さっていた拡張ボードを移植、これでストレージ接続上限は内蔵が SATA×6 の IDE×2(うち1は光学ドライブ)、USB 経由が 7 の計 14基に。HDD 買い足すまではこれで凌ごう。
旧マシーンの使い道を考えていたのだが、Vista の検証環境にしようと思う。本運用するにはまだアプリやドライバの対応状況とかが怖いし、かといっていつまでも見て見ぬふりもできないし。ビデオカードさえ増設すればハードウェア的なスペックは満たしているはずなので、ストレージ置場兼検証機というのがもっとも幸せな余生の気がする。マザーの P5GD1-VM は公式には Vista 対応ではないようだけど、動かしてる人いるようだし大丈夫だろう。
追記:予備機にしても電気食い虫なのでお蔵入りした。
オーバークロック
現状で特に性能面での不満があるわけでもないのだけど、45nm プロセスの石なら OC 耐性も高かろう、と試してみることにした。昔よりも OC 向けツールや情報も充実してるので手軽にできそうだし。今が 2.66MHz なのでとりあえずの目標は 3~3.2GHz ってところか。マシーン構成に手を加えるつもりはないので 4GHz や 5GHz の世界は他人のチラシの裏を読むにとどめる。
SetFSB を使うにはクロックジェネレータというか PLL IC の種類がわからないといけないのね。ガワ開けるのが面倒なのと、P45 Neo-FI なるモデルがサイト上に掲載されていないことの質問も含めて MSI のサポートにメールしてみた。←いまここ!
2010-10-26
やあ久しぶり。エンコ時間がインストール直後の倍くらい掛かるようになったよ!まあエンコ時間が延びたのはオーファンみたいなのが溜まったりで全体パフォーマンスが落ちたからだろうなあ、と軽く考えてたんだ。ところが最近、Pegasys 関連のアプリの使ってると急にマシーンが落ちるようになったんだ(TMPGEnc シリーズは intel 系 CPU にアセンブラレベルで最適化されてるらしいからギリギリまで性能使い切るんだろうね)。エンコ済みファイルがだいたい 1GB 前後で落ちるから当初はメモリエラーを疑っていたんだけど、メモリを差し替えたりスワップ領域が疑わしいのかな?とページファイルゼロにしてみたり、ハードディスク自体に問題があるのかと新しい再生品調達してきたりしてもダメ。
そんなある日、何の気なしに CPUz 立ち上げたらエンコ中なのに 2GHz でしか動作してない。あれ?と Core Temp で温度測ったらアイドル時で 95℃ もあった!こりゃ CPU ファンかヒートシンクが埃で目詰まりしてるに違いない。果たしてガワを開けると隙間なしのヒートシンクが。阿寒湖、阿寒湖、こりゃアカン。Tj.max 超えて TCC が作動した、で間違いなさそうだ。
とりあえず埃は綿棒で書き出したけどシリコンがカチカチだ。慌てて次の日グリースと無水アルコール買ってきたよ。今はまあ、なんとか CPU 使用率 99%x4なエンコ中でも 70℃ ちょいで落ち着いたけど、そんな状態までほっとくなんてやっぱり俺はダメ人間なんだね!
2011-08-15
やあ久しぶり。Windows7 移行までの繋ぎ措置として Q9650 への換装を考えてる。まだ3万近くするのでほんとに買うかわからんけど、次本体買い換えるとしたら間違いなく 64bit 環境として構築し直すだろうから、32bit 環境のというか LGA775 最後のテコ入れもしておきたかったり。
それと CoreTemp がまた平常時 55℃くらいになってるので、お掃除の予定。
・・・お掃除したら CPU ファン固定ピン4本のうち3本折っちゃった。ファン含めてテコ入れしろってことか。ちなみにグラボの下には先日増設した USB 3.0 インターフェイスが差さってる。
2014-03-31
やあ久しぶり。去年の8月末に待望のニューマシーンに移行したので予備役入り。さすがに4世代も違うとパフォーマンスの違いは明らかで、余生をDRM 解除マシーンとして過ごすことになった。接続 HDD はシステムの1台のみで、データ移行の際のみ USB 接続の省エネ仕様(何。
2016-05-17
やあ久しぶり。ラインセンスサーバ自体のサポート切れで WMDRM 解除は永久に不可能となりこのマシーンの存在意義も失われてしまったため、ゲスト用マシーンとして再生する方向で検討中。
考えられる増強ポイントはこんなところ。
- CPU クーラーの交換 ※必須
- これやらないと起動してすぐハングする。LGA 775 周辺機器はまだまだ潤沢に出回ってて困らないのがよいね。クーラーマスターの風神スリム RR-GMM4-16PK-J1 あたりを(マルチソケット対応で LGA1150 にも使えるのはよい。
- SSD の投入
- 4千円もあれば 120GB 程度の SSD が手に入るよい時代。SATA 2.0 接続になっちゃうけど、それでも十分戦闘力は向上するのではないかと。候補は CFD の CSSD-S6T120NRG4Q。
- OS の 64bit 化 ※無理?
- Windows 10 って DSP 版とパッケージの価格差がほとんどないのな。
- メモリ増設
- 64bit OS 前提だけど、DDR2 6400 なんて捨て値で転がってそうだからP45の上限 16GB 積んでおきたいところ。
- USB 3.0 ポート増設
- P45 は時代的にオンボードが USB 2.0しか対応していないから、現役復帰させるならこれは必須対応かと。ほんとは USB 3.1 インターフェイスを積んでみたいところだけど、空きスロットが PCIe Gen2 x1 なので装着できそうにない。
- ※すでに着いてたwwwww
CPU ファン以外はどこまで手を付けるか未定。何せ 6世代も前になるわけで大金を投じるのはバカバカしい。なるべく低コストで素性の良さを引き出してみたい。まずは SSD への換装だろな、32bit の 3GB メモリ制約下でもはっきり効果出そうだし。OS はどうしよう。いずれは正規ライセンスを購入するとして、Re-Loader あたり使ってためしに Windows 10 でも入れてみるか(スペック的には 7 Professional が動くマシーンなら 10 も動くだろ。
光回線に復帰したら非公開鯖として運用するのもありだろうな。TDP は高めだけど。
2016-06-22
Amazon で気になるものを発見。
たぶん質流れとか倒産業者からの買取品だよな。32bit 版ってのはちょい引っ掛かるが Windows 10 を経由すれば“合法的に” 64bit 移行が可能っぽいし、何より正規ライセンスを 4千円で買える機会などそうはない※。レビュー見た感じでも★1つ評価(海賊版云々)は今んとこないし。
※別に綺麗事を並べるつもりも Windows Loader や BIOS MOD を知らんわけでもないが、OS レベルに海賊版やクラック版を使う神経がわしにはおよそ理解できんのだ(アンチウイルスほかセキュリティ系ソフトについても同じで、セキュリティの意味わかってんのかと)。仮にクラック版を使うにしても検証目的の暫定利用とか、メイン PC とはセグメント分けて運用するとか、仮想マシーン上で動かすとか、何かあった際の影響範囲を限定できる環境に留めるのが最低限の配慮。それとインストールできるかどうかとライセンス的に問題ないかどうかは別の話。
そんなわけで、追加投資は OS が 4千円、ファンが 3千円、SSD 120GB が 5千円、計 1万2千円。来月取り掛かる。Windows 10 の無料アップデート期限もボチボチだからね。
理想形はメモリをマザー上限の 16GB まで増やしメインマシーンのグラボを GTX 750ti に交換して浮いた GTX 650 を移植、なんだけどそこまでやる意味はあんまりないよなあ(まあ H.264/AVC ハードエンコマシーンにできるメリットはあるのだが)。せいぜいメモリを 8GB に増やす程度か。でもま、腐ってもクアッドコアだし第三世代 Core i3 くらいのスペックにはあるだろ、たぶん。
2016-07-02 二代目、現役復帰へ(その1:クーラー交換と Windows 7 のインストール
CPU クーラーは結局サイズの小太刀に。社外品ファンは装着がけっこう手間のかかるものが多い印象で、小太刀もその例に漏れずマザボの裏からネジ留めなのでバラシがめんどくさい。ただ純正のようなプラスチックのプッシュロックピンだとわしのように折ったりなんだりするので、個人的にはこっちのほうが助かる。
OS は HP 版が 2,980円とさらに安かったのでそっちにした(わしが買ったとたん \ 2,639 に値下げしやがったw)。届いたライセンスシールには“ Windows 7 Pro CA”の表記。Certificate of Authenticity のことじゃろ。32bit とも 64bit とも書かれていないが同梱の DVD は 32bit 多言語版。64bit 版の DVD は持ってるので、そっちも試してみようかな。いずれにせよ、長いこと動かしてないので SSD の注文は動作確認後にしたほうがよさげ。
ディスプレイは以前使っていた ASUSVK191T を引っ張り出してきた。ひとまず元々動いてた HDD (XP)を装着して電源を入れたところ、何度やってもブルースクリーンで落ちる(体感0.2秒くらいしか表示されないので始末に負えないwww)。
しゃあないので直接インストールを試みる。マザーやグラボより Windows 7 のリリースのほうがずっと後なので、OS 標準ドライバでたぶんイケるじゃろ。
Windows 7 32bit お試しインストール。 pic.twitter.com/UnsF2LMgpv
— 日本に上陸する中年男性(カルピスの原液) (@exbaron) 2016年7月2日
“ファイルの展開中(0%)...”のまま長いこと動かないもんだからすげえ不安だったけど、進み始めるとあっさりで、インストール自体は普通に成功。
増設した玄人志向の USB3.0 ポートも含めすべて正常に認識。
“自動ライセンス認証が始まるまで3日”らしい。あくまでもお試しインストールなので認証云々は SSD 届いてからだな(海賊版だったらどうしよう)。
Windows エクスペリエンス インデックスはこんなもんか。DDR2 だから仕方ないんだけど、三代目と比較してメモリの遅さが際立ってるのう( CPU はすごく検討してると思う。
今後の予定としては
- SSD に換装
- Windows 7 Pro 32bit のクリーンインストール
- Windows 10 Pro 32bit にアップグレード
- Windows 10 Pro 64bit のクリーンインストール
だが、まずはダメ元で手持ちの Windows 7 Pro 64bit インストールしてライセンス通るか試してみる。
SSD の候補は次の通り。
- ADATA SP550 120GB (ASP550SS3-120GM-C) ¥ 4,750
- Crucial M500 120GB ( CT120M500SSD1 ) ¥ 5,980
- CFD 240GB (CSSD-S6T240NMG1Q) ¥ 7,127
貸出し予定の閣下に買ってもらうので、何になるのかはわからん(ピュア。最安値の ADATA はシーケンシャルが 250MB/s でやもすると HDD にも負けそうなのでできれば避けたい。それとウェアレベリングによる寿命延命を考えると容量は少しでも多いほうがいいのだが、さて。
参考までに、現状の HDD (MAL3320SA-W72, 近所の Office Depot で買ったマーシャルの再調整品)のスループットはこんな感じ。
ファビッシュ品だからって特に偏見は持ってないが、いかんせん EIDE から SATA 過渡期の製品なのでリード&ライトはまあこんなもんだよ。
それとやっぱり RAM 2GB では何かと心許ないので RAMMAX の DDR2 PC6400 CL6 2GB を 2枚ポチった。2,880円ナリ。限りなくノーブランドじゃがこれ以上お金かけたくないのだ。んまあこれで足りなかったら自分で増設してもらおう。
2016-07-04 二代目、現役復帰へ(その2:Windows 10 のインストールとメモリ増設
SSD が届く前に、Windows 10 のインストールも検証することにした。BIOS のアップデートが必要になる可能性が高いんだけど、フロッピーディスク経由なのでめんどくさい。いや USB のフロッピードライブはあるんだけど今となっては新品のディスクがくそ高いのよ( 1GBあたりの単価を計算したら9万5千円だぜ!)。なので現状のままでイケるならそれに越したことないなあ、と。
追記:Windos 7 環境なら Live Update 6 を使えば OS 上から BIOS アップデートできるっぽいんだけど、ひとまず問題なく動いてるのでほっとく。
Windows 10 Pro インストール
メインマシーンへのインストールに使った DVD-R がまだあったので、そいつを使った。
Windows 7 同様、LGA775 であれば周辺デバイスも含め OS 標準ドライバのサポート範囲だろうし、そもそも既存環境の移行じゃないんだからいざ足りなくなったらその都度メインのマシーン で落とせばいいや、と呑気に構えてたけど、結果的には何の不都合もなく完了した。最大の不安だったグラボの GeForce 9500GT も“Microsoft 基本ディスプレイ アダプター”でちゃんとカバーできとるようだ。メーカー PC だと変にカスタマイズされてたりするから、こういうとき BTO マシーンは強いよねー。
ここまでくりゃあとは認証が通るかどうかだけ。現状環境でそれやっちまうと SSD に換装した際いろいろめんどくさそうだから、ここは我慢。
8月2日に予定されてる Anniversary Update でライセンスと Microsoft アカウントの紐付けが正式実装されたら、こういうハード構成変更絡みの認証問題はなくなるはずなんだけどね。
そんなわけで、せっかくひと通りインストールメディアがあるので、いろいろ試してみる。
- 直接 Windows 10 64bit をインストールして認証通るか
- Windows 7 64bit をインストールして認証通るか
- 直接 Windows 10 32bit をインストールして認証通るか
- Windows 7 32bit をインストールして認証通るか
メモリ増設
ゆうべポチったメモリがもう届いたので早速取り付け。
相性問題が出ることもなく無事 6GB 認識。ちなみにチップは Kingston だった。
2016-07-05 二代目、現役復帰へ(その3:SSD 換装とライセンス認証(完結!
結局 SSD は CFD CSSD-S6T240NMG1Q に落ち着いた。元の HDD はデータのバックアップ用に装着したままにしておこう。
まずはダイレクトに Windows 10 64bit のクリーンインストールから。すでに HDD での検証は済んでるから気が楽だわ。しかも今回は DVD-R ではなく USB メモリから SSD なので作業時間も圧倒的に短く済む。
が.....ダメっ......!
やっぱりインストール時のプロダクトキー入力、32bit 用キーでいきなり 64bit 版の認証は通らない。Windows 7 Pro の 64bit 版も Windows 10 Pro 32bit 同じ。おとなしく Windows 7 Pro 32bit からやり直し。しかも電話認証。あーめんどくせえ。
7 Pro のインストールが完了した状態でひとまずパフォーマンスチェック。SSD の採用はもちろん、メモリ増強の効果もちゃんとあるようだ。
そんなこんなで、どうにか目標だった Windows 10 Pro 64bit 環境に辿り着いた。認証で躓いた以外でもときどきコード 0xc00000e9 とかハード絡みっぽいエラーが出たりしたけど、ドライバ絡みでは一切困らずに済んでちよかった。
Windows Update や各種ドライバの更新、NOD32 体験版と各種必須ソフト( ブラウザ、エディタ、仮想ドライブ、ライティング、プレイヤー&コーデック、iTunes、Office 2012、Adobe CS6 )をぶち込んだ状態での C ドライブ使用量は 42 GB。空き容量は約 180GB なので作業領域は 100GB くらいか。いや空き 100 GB を割ったらデータ整理、て感じだな。Windows 10 64bit インストール開始から実戦環境が整うまでの時間は1時間半くらいかな(ダウンロードがもっと速ければ1時間くらいで済んだ可能性もある)。
SATA2 のぶんシーケンシャルは HDD 比 3倍の 250MB/s と本来の半分の性能しか引き出せてないけど、ランダム 4K は 40倍、ククク...圧倒的じゃないか。3D ゲームやエンコード、ガンガンにフィルタ使ったレタッチなど CPU / GPU の絶対性能を求められる状況はともかく、ゲストマシーンとしては上々でブラウジングや Office スイートを動かすぶんには何のストレスもないし、SSD のぶん OS やアプリケーションの起動時間、動画カット編集などメインマシーンよりも快適なケースもある。各種データがメインマシーンに一極集中してるのでポエム以外をこっちに移してセカンドストレージのつもりでいたけど、バックグラウンド作業…たとえば H.265/HEVC エンコードとか、吹っ飛んだ HDD のクラスタフルスキャンといった気の遠くなるような処理を延々やらせるのもよさそう。ちなみに手持ちのアクティブスピーカー ONKYO GX-70HD が入力 2系統持ってるんでサウンド面で困ることもないな。
念のため HDD を2台積んでマルチメディアデータは D ドライブ、マイドキュメントは E ドライブに移しておいた。各種アプリケーションキャッシュは C ドライブのまま(寿命気にして HDD に設定なんてしたら高速化の恩恵なくて本末転倒じゃん。
あと作業環境が手狭なので幅 140cm くらいのローデスクが欲しい。
そんなわけで、Wolfdale / Yorkfield( 45nm プロセスルール)世代の Core 2 であれば Windows 10 64bit 化は大いにやる価値があると思うよ(マザーが 4GB 以上のメモリ積める前提な。
2016-07-24
マシーン環境整備の長期計画で、三代目のグラボを GTX 1060 にグレードアップしようと思ている。その際浮いた GTX 650 を二代目に取り付ければ立派な H.264/AVC ハードウェアエンコマシーンの出来上がり!まあエンコードスイートをどうするか、って問題は残るんだけど。ついでに LAN を GbE にしてストレージを二代目に移行して( SATA 2 だけど HDD ならボトルネックにはなるめえ)、三代目はちょっと余裕を持たせようと思っている。
が、肝心なことを忘れていた。TMVW6 の動作環境は Core i7 2.66MHz 以上なので動かないかも(’A`)
2016-07-30
貸出中の閣下がモバイルノートを調達したので直にお役目御免となるじゃろ。
マザーの仕様では DDR2 とあったが P45 Express 自体は DDR3 をサポートしているので、たぶん DDR3 1066MHz でもイケるはず。ただこの時期のマザーだと 512MB 以上のメモリチップを認識しない可能性が高いので、4GB なら 両面 16個配置のやつを選ぶ必要がありそう。まあもとが予備役入りしてたマシーンで今後も出番は限られるんだし、8GB も積んどきゃ十分か。むしろメインマシーンの増強に力を入れるべきで。
2016-12-11
常時立ち上げてるわけじゃないが、ネットブラウジングや軽いレタッチ、動画鑑賞くらいなら十分な戦力なので助かるよ。この年末はメインマシーンのテコ入れ(グラボ& SSD 換装)を予定してるけど、やっぱ二台あると作業中もオンラインでいられるしね。メインマシーンがリニューアルしたら、こっちに GTX 650 持ってくるべ。
2017-01-09
三代目パワーアップに伴いおさがりの GTX 650 を装着。なお TDP 60W で本来は補助電源不要のはずだが、 PCIe スロットに挿しただけでは正常起動せず 6 pin コネクタを接続してやる必要があった。PCIe gen 2 と 3 で何が違うというわけでもなかろうが…。
すでに RAM を 6GB に増強 & SSD 換装済みなので Core 2 時代のマシーンらしからぬ戦闘力に。
ノート相手なら第五世代 Core i7 とも勝負になるぜッ!
さすがに三代目には遠く及ばないものの、これだけパワーアップすると H.264/AVC のエンコ処理も実用レベルになってくる(何しろ 2009年の購入当時は DVD の素エンコが実再生時間切るだけでありがたかった。
なお愛用してる GOM Player はどうも CUDA によるデコード支援と相性が悪いみたいなので、MP4 の再生は CoreAVC に任せたほうが無難っぽい。
今後
ひとまずこれ以上のテコ入れをする気はないけど、意外としっかり動くもんで使い道をあれこれ考えてる。
ひとつはウェブのテスト環境がほしかったので CentOS + nginx + PHP で自宅鯖構築。ここんとこ UNIX 系 OS まるっきり触ってないからそのリハビリも兼ねて。
もひとつは、Windows Server 2016。案外システム要件は高くないので(基本的に Windows 10 が動くマシーンなら問題ない)、お手頃値段の SSD あたり調達したらデュアルブート環境にして評価版入れるのも面白そう。ついでに Hyper-V なりの仮想化にも、ぼちぼち取り組んでみたいところ。
参考:Windows Server 2016 のライセンス体系に関するデータシートをダウンロード※ PDF
…その前に Windows 10 の Insider Preview でも入れるのが先か。
雑感
Windows 10 はハードスペックに対する要求水準がわりと低いので Core 2 時代のマシーンでもそこそこ普通に動いてしまうが、ひとつの目安としては、フォームファクターのギガビットイーサ、SATA 2.0、PCI express 2.0 対応なのかな、と思う。LGA 755 の末期、インテルチップセットでいうなら P45+ICH10 以降であれば手を掛けたぶん見返りはある。まあ、ただでさえ PC 離れが進んでるスマホ全盛時代だけに、それはそれでメーカーとしてはつらいところなのかもしれないが。
参考:ギガ男爵の PC 遍歴
はじめてコンピュータに触ったのは 1993年、ゼミ室にあったカラクラ。自分のパソコンは翌 1994年、富士通 DESKPOWER で 486DX4-66MHz のメモリ 32MB、HDD は 300MB だった。OS は Windows3.1。なんちゃって GUI でまともに使うためには DOS を理解する必要があったけど、そのおかげで最低限の下地が身に付いた( 95 以降から入った人は DOS の存在を意識する必要なかったからね。
数年後なぜか IT 業界で働くことになり、そこで今度は NT3.51 Server に触れ、へっぽこエンジニアの道を邁進するのだ。