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レンズ - SAMYANG 14mm F2.8 ED AS IF UMC Nikon

ケンコーダイレクトで40,937円。マニュアルフォーカスとはいえ超広角の大口径単焦点としては破格の値段。2010年秋発売。

SAMYANG 14mm F2.8 ED AS IF UMC Nikon

画角90度を越えるような超広角は風景や星野写真などでは定番の領域だが、標準ズームに組み込むにはレンズ設計が難しすぎるし、できたとしても前玉がバカでかく取り回しも大変な製品になってしまう。そのため無理に一本に収めず単体で所有するのが基本だが、F2.8を切るような大口径はお値段もべらぼうに高くなり尻込みしてしまう。

そこに登場したのが本製品で、オートフォーカスをオミットすることで、実売3万円台というにわかに信じられないような価格を実現。かといって描画に手抜きがあるわけでもなく10群14枚のEDや非球面をふんだんに使ったレンズ構成で、DxOMarkで27というそのシャープな画像は天体写真マニアからも好評である。無限遠固定の天体写真に限らず、被写界深度の広い超広角だけにF8まで絞ればパンフォーカスとなるため、日中撮影でも困ることはほとんどないだろう。

対角画角は114度。一般的な標準ズームのワイ端である28mm(対角画角75度)に比べて圧倒的に広大な視野を得られる。防塵防滴を謳ってはいないがインナーフォーカスを採用しているので機密性はそれなりにあると思われる。ただレトロフォーカスの大口径超広角ゆえに前玉は大きく張り出しフィルターの装着は不可。歪曲もかなり激しいようだ。逆光にも注意したほうがよさげ。

サムヤン ケンコー

初期型と現行型では絞り制御に違いがあり、現行品はボディ制御のみとなっているようだ。フィルム一眼などでも使う場合はレンズ絞りの前期型を探すことになる。

サムヤンは韓国企業で、漢字表記は三洋光学だがサンヨーとは何の関係も無い(デジカメinfoあたりでは「国産ガー」「ツァイスガー」とアジアメイドってだけで色眼鏡で見てる連中が多いけど、その手のナショナリズムはむしろ健全な成長の妨げにしかならないぞ)。本製品のほかにもコストパフォーマンスの高そうな単焦点のマニュアルフォーカスレンズを何本もリリースしている。85mm F1.4の評判もよいがおそらくカミソリピントなので扱いは24mm F1.4や12mm F2.8対角魚眼などの広角系のほうが容易いだろう。変り種としては24mm F3.5ティルトシフトなんてものまである。

2015-07-17

東京競馬場花火大会の様子をD810で動画撮影したのだが、近すぎて地表付近と天空を同時に収めることが困難だった。撮影中に何度も上向いたり下向いたり。24mmでも縦位置にすればどうにかなるが、スチルと違い動画の縦位置撮影というのはポピュラーな方法ではない(再生時モニタ回転させるわけにもいかんだろ)。

24mmの垂直画角は53度。対して14mmでは81度と24mmの対角画角(84度)に匹敵する視野で、これなら打ち上げ場所の正面にあたるメモリアル60の前からでも見切れることなく収めることができよう。ただ超広角はパースペクティブがきついので、ちょっとでもティルトをつけると(角度をつけると)とたんに水平線が歪む。いかに水平を保つか、あるいはその不自然さを逆手に取るかが作品撮りのポイントになってくる。まあ花火大会は周辺が暗いのでそのへん気にしないで済む被写体だろうが。

それにしても安い。総合的な性能は神玉の誉れ高い純正14-24mm F2.8に譲るとしてもあちらは実売で5倍以上、価格差は15万円もあるわけで。D810なら焦点位置3メートルのF8固定でISOオートにしとけば撮!即!斬!の居合いスナップができるはず!前玉とフードは相当目立つしボディ含めおよそスナップカメラにゃ見えんが。。

うん、イケてる。超欲しい!今すぐ欲しい!お前が欲しい!