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バッテリーグリップ - Nikon MB-D80
実売1万2千円前後。D80及びD90に装着可能。
D80はそこそこ燃費のよい機体なのだけど、競馬場でモーター非内蔵の旧レンズを丸1日振り回すのはさすがに厳しく、ちょうどメインの頃に残量不足でAFの動きやデータの転送が鈍くなってくるのだ!そんなわけで、純正のEN-EL3eだけでなく汎用単三型×6本でも使え、さらに縦位置シャッターまでついてるコイツが欲しくなってきたわけ。
画像はニコンUSAにデカいのが転がってた。日本のサイトもこうすればいいのに。
2008-11-28
ただでさえこれから寒い時期で持ちが心配なのに、D50の頃から使い続けている純正バッテリーEN-EL3eの蓄電力がずいぶん低下してきたので、思い切って買うことにした。通販だとタイミング的にJCに間に合わないので新宿のヨドバシまで繰り出す。お値段15,120円、割高と思いつつ背に腹は変えられぬ。そんなわけでミッションコンプリート。
さっそくD80に装着してみたのだが、重い。ほんとうに重い。80-200mm F2.8を装着したボディだと2kg近くになりおよそスナップには不向き(あたりまえ。取り付け時にボディ本体のバッテリー室カバーを外さないといけないのが少々面倒。ちなみに外したカバーは紛失対策としてMB-D80に取り付けできるようになっている。標準装備品の単三ホルダーの強度が心配。
重いのは仕方ないのだけど、ホールド感が格段に向上しており使い心地は悪くない。手振れも軽減できそうな。縦位置グリップも使いやすい。ただシャッターがシビアすぎて困った。半押しまではボディ本体のシャッターと同じくらいのストロークなのだが、そこから全押しまでが軽すぎる。無駄な連写が多発しそうだ。グリップ装着時におけるプレビューの連動はないので、自動縦位置をオフにしておくとよいかもしれない。十字セレクタは左手で操作するしかなさそう。このへんの操作性はD300のそれがうらやましい。
とまあ、気になる点をつらつら挙げてみたけど、基本的には是非セットで買うべき。それほどホールディングが素晴らしいし、見た目のカッコよさも増す。なんだか最高級機みたいだ!エネループ使用時の燃費は日曜に検証してみる。
2008-11-30
念のためエネループ12本と純正バッテリーを持参してJC参戦。土日通じて2400カットほど撮ったのだけど、最初に装着したエネループ6本を交換するには至らなかった。こと電池切れに関してはまったく心配いらないようだ(むしろSDが8GB1枚では不安だった)。ただ、縦位置シャッターがどうもおかしい。半押ししてもなかなかAFがスタートしないのだ。じれてちょっと強く押し込むとそのままシャッターが切れてしまう。おかげでピンボケ連発。試しにカスタムファンクションでAE-L/AF-L ボタンにAFスタートを割り当ててみたりしたけど(いわゆる親指AF)、根本的な解決ではないんだよなあ。個体の問題なのかもともとこんなものなのかはわからないが、後者だとしたらちょっと残念、ホールディングが素晴らしいだけにもったいない。近いうちサービスに相談してみる。
ホールド性がよいせいか、重さは慣れるとたいして気にならなかった。レース終了後、グリップを外して数カット撮ったのだけど、あまりの軽さに拍子抜けしたw
2008-12-03
今まで半押ししていたタイミングで親指を動かすというのは、相当意識していないと忘れがちなのだけど、少しだけ慣れてきた。もっとも、レンズ自体が後ピン傾向にあるのでどれだけ使えるかはわからないけど。
2009-11-12
縦位置レリーズの件であるが、D300用のMB-D10でも同様の症状が発生していることから、個体レベルの問題ではないのかもしれない。どうして本体と同じストロークにできないんだろ?縦と横で感度が違うとかメリットなんて何もないのに。
脚注
- 親指AF
- スポーツカメラマンが多用するテクニック。通常シャッター半押しで開始するフォーカシングを、ファインダー右あたりのボタンに割り当てること。シャッター半押しでAFが作動しないため、構図を変えてもピントが変化しない→フレーミングの自由度が増す。またマクロなどでもAFで大雑把にピント合わせ→マニュアルで微調整、といったこともしやすくなる(レンズがフルタイムマニュアルに対応していないとあまり意味がないが)。AFのモードはフォーカスロックの掛からないコンティニュアスにしておく。親指を離せばロックしたことになる。コンティニュアスのオン/オフというわけ。