Undefined Database Configuration B地区ex|ギガ男爵のお買い物 - Nikon AF-S VR Zoom-Nikkor 200-400mm F4G IF-ED


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多くの常連が無駄死にで無かったことの証の為に・・・ 再び一陣の先頭を守る為に! 正門よ!私は帰ってきた!!

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レンズ - Nikon AF-S VR Zoom-Nikkor 200-400mm F4G IF-ED

定価103万円。大口径超望遠ズーム。2004年2月発売。

Nikon AF-S VR Zoom-Nikkor 200-400mm F4G IF-ED

望遠レンズは各社ともズーム製品の豊富なカテゴリーだが、200mm を境にタマ数が激減すると同時に開放F値可変かつ暗いものばかりとなり、明るい大口径超望遠は自ずと単焦点が中心となる。本レンズは数少ない大口径超望遠ズームの一本で、スポーツ系プレスに愛用者が多い。

非常に使い勝手のよい、望遠ズームレンズの最高峰というキャッチどおり、200-400mm というフルサイズ・APS-C問わず使用頻度の高い焦点域をカバー。さらに開放F4固定なのでテレコンの装着も可能と、撮影条件の幅はかなり広い。そのぶん、お値段も定価 100万円オーバーと桁違い。

重量は約 3.3kg でサンニッパ( 2.8kg )よりも少々重めだがヨンニッパ( 4.6kg )に比べればずいぶんマシ。最短撮影距離は全域 2m、撮影倍率 3.2倍となかなか寄れるレンズに仕上がっている。

ニコンⅡ型

なお 2010年 5月にモデルチェンジし II型がリリースされたが外観に大きな変化はなく、レンズ構成も旧型と同じ ED 4 枚を含む 17 群 24 枚で、カタログで見る限り違いはナノクリスタルコートの採用くらい(重量は 100g 弱増えてる)。

ニーヨンヨンはキヤノンからも発売されているが、他の大口径超望遠ズームの選択肢となるとシグマのサンニッパズーム( 120-300mm F2.8 )か、同じくシグマの潜水艦( 200-500mm F2.8 )くらいしかない。さすがに潜水艦は大口径の意味が違うというかあの図体ゆえ限定状況でしか使えないので、事実上サンニッパズームとの二択状態となっている。ボディのメーカーによっては一択だろう。ただフォーサーズは FX に対し倍率ドン、なので 70-200mm F2.8 を画角換算 140-400mm F2.8 として扱えるわけだが(ボケはそれなりだが)。

一般に大口径といえば開放F値の明るいレンズなわけだが、シグマの 200-500mm F2.8 は文字通り口径がデカい。何しろヨンニッパだって 16cm なのに 24cm だからねえ(前玉は 18cm なんだがフードが一体型なのでそのぶんえらいことになってる)。

大きさは・・・デカいというよりも長い印象。Nikon Rumors に比較画像が載ってた。右から 70-200mm F2.8、新旧 80-400mm、そしてニーヨンヨン。

全長 40cm 級だけど前玉の大きさはサンニッパと同じ(最大幅 124mm、フードやかぶせ式レンズキャップはサンニッパと共用)でバランス的にはこっちのほうが持ちやすいんじゃないかな。それにしても新型 80-400mm ってずいぶん太いのな。

フードを装着するとヨンニッパやゴーヨン級の存在感(画像はⅡ型)。

2013年9月2日

最近オゼゼの見通しが明るくなってきたので、長年の課題だった 200mm 以上の焦点域対策に取り組んでみる。50万円くらいまで踏ん張れるならコイツも視野に入ってくるのよね。もちろん中古だけどさ。新型が出たことで旧型がけっこう値落ちしてるんだけど、先に触れたように違いはナノクリスタルコートくらい。細かいパーツやファームの改善とかまではわからないし、元が100万オーバーのレンズなんだから描画そのものはきっと素晴らしいはず。

先日新宿ニコンで新型いぢってみた感触も良かった。このくらいならオレの腕力でもなんとか振り回せる。70-200mm に慣れてると最初はかなり苦労しそうだけど、パドック最上段からでも最前列と同じ構図を狙えるのは移動が楽でいいだろな。スタンドからの撮影でもトリミングせずに済みそうだし、撮影ポジションの自由度が飛躍的に高まること間違い無し。問題は画角の違いよりも手振れに対してよりシビアになることだろうなあ・・・。あ、ズーミングは手持ちだとけっこうしんどい。連写しながら画角変えるような場合、一脚ないときついかも。

2013-09-12

修理の済んだ 70-200mm を引き取りに新宿ニコンへ。ついでにまたいぢってきた。D300 を装着した場合、三脚座の位置が重心よりやや前で自立せず前に倒れてしまった。D3 や D4 で自立する=ちょうど重心になるような設定っぽいので、縦グリ装着するとよさげ。

200-400mm F4テレ端。

70-200mm F2.8 テレ端にハメ込んでみるとこんな感じ。

やっぱり 400mm あるとすごい幅広がるよなあ・・・。

今日浦和で撮ったカットだって

フルサイズ使いがヨンニッパとかさらに 1.4xテレコンを目指す理由もわかるわー(枠はけっこう適当だからな!)。

みてくださいこのダイヤモンド迫力の違い。さらに被写界深度はサンニッパよりも狭い( EXIF 消してなければトリミングしたかどうかバレバレだね!

参考:主な望遠レンズと絞り値と被写界深度

計算式はルウ写真館を利用。

※被写体までの距離 10m、許容錯乱円 0.03mm として計算
焦点距離と絞り前方深度後方深度
200mm F214.78cm15.23cm
200mm F2.820.57cm21.45cm
200mm F429.13cm30.93cm
200mm F5.640.31cm43.84cm
300mm F2.89.25cm9.42cm
300mm F413.16cm13.51cm
300mm F5.618.32cm19.02cm
400mm F2.85.22cm5.28cm
400mm F47.44cm7.56cm
400mm F5.610.39cm10.61cm
500mm F44.78cm4.82cm
600mm F43.32cm3.34cm
800mm F5.62.62cm2.63cm

同一焦点距離なら絞りと被写界深度はほぼ比例する。また、APS-C がフルサイズと同じ画角で同等のボケを確保するためにはおおむね 2段強明るいレンズを使う必要がある( APS-C のニーニーでフルサイズのサンヨンとほぼ同等)。つまり同一センサーサイズの絞り値の変化よりもセンサーサイズの違いのほうが大きな被写界深度の差となって現れる。ヨンヨンで F8 まで絞ってもニーニッパ開放より浅いけど、ヨンヨン開放でロクヨンの F11 よりもちょっと浅いくらい。

ついでに、被写界深度は奥に深く被写体までの距離が遠くなるほど広くなるから、200mm F2.8 でも被写体が 22m より遠ければ前後 1m にまで広がるし、こないだ撮ったハチゴローでの NTT タワーに至っては、約 1km 先の被写体なので前方 200m、後方 300m とえらいことになる。裏を返せば、焦点距離の短いレンズで被写界深度を浅くボケを大きくするにはより被写体に近づくしかない(そこで撮影倍率が重要になってくる)。

府中の芝コースの幅は直線部分で約 40m あるからAコースの内ラチ沿いならヨンニッパ開放でも前後合わせて1m以上の深度になるんだけど、デジタルの場合ピクセル等倍鑑賞が当たり前に行われてるので、許容錯乱円=画素ピッチと考えた場合 8.45μm の D3 なら単純計算で前後約 30cm、10m 先の被写体だとわずか 3cm しかない。

ボケの立体感や形状の美しさは単純に焦点距離と絞り値だけで決まるものではないが、被写界深度の深さは決まっているので、自分の使っている機材の組み合わせがどれくらいなのかは頭に入れておいて損はない。

2014-06-14

昨秋の東京競馬場フォトコンテストで東京競馬場賞に輝いたのをはじめ、パドックやレースのありきたりなカットに留まらずオレが競馬場の様々な光景に目を向けることができたのは、ここまで 70-200mm 一本でがんばってきたおかげと思う(まあ標準ズームと合わせりゃ二本持ちではあるが)。とはいっても、もし 400mm あったらレースであんな構図こんな構図ががががががががががががが、という欲求をいい加減抑えきれなくなってきた。

もちろん理想はニーヨンヨンなのだが(そりゃフローライトな新型ヨンニッパも興味はあるが)、新品の実売価格が3倍くらい違うわけで、現実的な選択肢としてこの際 AF-Sの80-400mm でもいいか、という気にもなっている。鏡胴がにゅーと伸びるのはちょっとカッコ悪いけど。

消費税 8%も手伝ってお値段に頭を悩ませている常連仲間のひかるくんだが、レンズ構成の変更( 11群 14枚、EDx3枚 &ナノクリ→ 12群 16枚、EDx2 & FLx2 &ナノクリ&フッ素コート)とフローライト採用に伴う 800g の軽量化、ベアリング製三脚座リング、最短撮影距離の短縮、VR も3 段から 4段に強化し新たにスポーツモードも搭載、そして電磁絞りとブラッシュアップされた内容を考えたら、新型ヨンニッパが前モデルから 6万円高で済んでるのは奇跡というか大バーゲンと思うんだが。トランクケースも一新されてかっこよくなった(ただ競馬撮影クラスタ的には踏み台として使える銀箱形状のほうがよい、って人も多そうな。

んまあ、オレはハチゴローもヨンニッパも今んとこ興味ないんだけど(高すぎて実感沸かないんだと思う)、気になるのは大口径望遠のフル FL 化の流れである。現行ニーヨンヨンは 3360g だけど、もとの前玉がデカいとはいえヨンニッパが 3.8kg まで減量成功してるのをみると、ニーヨンヨンも FL 化の暁にはひょっとしたら 3kg 切ってくるかもしれんね。

そんなわけで、秋の東京開催までに何らかの形で 400mm 級をゲットするべく、この夏オナフェスを自粛しお仕事に専念する、ギガ男爵である。

2015-02-24

年末の入手チャンスに玉切れの憂き目にあい結局 D810 調達してしまった。が、よりにもよってダートシーズンにフルサイズ以降しちゃったもんで「見ろ!馬がゴミのようだ!」とムスカ君大喜びなわけですよ。でもないものはしょうがないじゃんね。

んまあ、最近またタマが出回り始めてる。いったんは底をついたニーヨンヨン基金だがこれも二回東京開催中に少なく見積もっても 50万くらいにはなりそうで。まだ振り回す体力のあるうちになんとかバズーカ手に入れねば・・・。

2019-01-01

めでたく D500 を手にした中年男性の次なる目標となった(その前に AF-S 70-200mm F2.8 だけど)。前回のエントリーでも触れたように、40 代のうちに手に入れないと買う前から重さに心が折れちゃうんじゃないかと思うんだよね。さらにワイ端を 180mm に広げフローライトと内蔵テレコンを採用した III型が登場したもんだから、初期型の中古がだいぶお求めやすい価格になってきた。下手すっと AF-S 70-200mm F2.8E FL くらいの値段で手に入るかも?(これもこれで興味はあるんだが…)

唯一気になるのは VR に Sports モードがない点で、露光前センタリングが発生しちゃう点かな。ま、これは II型も同じで FL 化された AF-S ヨンニッパ II型で初めて採用されたモードだから、どうしてもってなると実売で 100万円オーバーの III型になってしまう。

出典:デジカメ watch

ニコン

ところがその III型、「 FL 化したら 3kg 切るんじゃね?」なんて期待してたら II型より重くなってんだとwww ま、ズーム比アップ&テレコン内蔵で余分なレンズ群が増えてること考えりゃさもありなんだが( 19 群 27 枚 + 5 群 8 枚て…)、よわよわ中年男性としては安心して候補から外せるってもんよw

そんなわけで、最速で夏のボーナス。最悪でも年末には。あ、シグマの 120-300mm F2.8 が新品で 26万円くらいなんだよなあ…

競馬

撮れば撮るほど 400mm 欲しい病が加速する。

実際には口径や圧縮効果の違いが奥行きやボケ味の差になってくる

1 角で 200mm 構えてるのわしだけだもん、肩身が狭いわwww

脚注

許容錯乱円と画素ピッチと被写界深度
撮像面でボケをボケとして認識できない入射光の収束円の直径を許容錯乱円と呼ぶ(虫メガネで紙を燃やすとき、紙に写る太陽の大きさが一定以下になった状態、とでもイメージするとよい)。デジタルカメラでは入射光の収束する範囲が画素ピッチ(個々の素子の大きさ)よりも狭いとセンサー上の有意差となって表れない=ボケているのかピントが合っているのかセンサーは識別できない。
慣例上、フィルム時代の許容錯乱円は 0.03mm とされてきたが、これは粒子の大きさではなくプリントアウトした写真を鑑賞する上で支障がないとされる基準値である(六つ切りに引き伸ばした写真を1m離れた位置から鑑賞したときに肉眼で認識できない円の 35mm フィルム上の大きさが 0.03mm、だったはず)。デジタルカメラでピクセル等倍鑑賞を行う場合、センサーごとに許容錯乱円の大きさが異なってくる。ただし許容錯乱円に収まっていてもセンサーが高解像度すぎると、今度はレンズの分解能の問題も出てくる。
ちなみにレンズの中心と周辺部を通った光とでは結像位置にズレが生じ収差の原因となるが、適度に絞り込むことで周辺部の光線がカットされ像の先鋭感が増す。ただしあまりに絞り込むと光の波動性の影響を受け、回折現象が発生してかえって先鋭感が損なわれてしまう。この回折が無視できない限界をレイリー限界と呼び、フルフレームにおける F32 のレイリー限界はおおむね結像面で 0.02mm 。これが通常のレンズ設計における理論上の解像限界で、多くのレンズで最小絞りが F32 となっているのもこのためである(※レイリー限界は結像部のサイズにも依存するので中判や大判はまた話が別)。ピクセル等倍で鑑賞されるデジタルではさらに条件が厳しくなる=現代レンズの設計者は絞り開放付近から中心部だけでなく周辺部の解像度に対する要求も高まるわけで、ほんと大変だ。
被写界深度とボケとレンズ口径
被写界深度は許容錯乱円にボケが収まっている範囲、つまりボケてるのかどうか判別できないほどボケが小さい状態をさしている。被写界深度を外れたときどれくらいの勢いでボケが拡大するかはまた別の話。
「無限遠からの光のうちレンズに入射するものは口径に等しい太さを持つ=無限遠にある点光源がつくるボケは主被写体の位置での見かけの直径と同じ」かつ「背景距離が被写体距離の倍の場合、ボケの見掛けの大きさは口径の半分」という法則が成り立つ。平たくいえば前玉がデカいほうがボケも大きい。ニコンならヨンニッパとハチゴロー、ニーヨンヨンとサンニッパは前玉の口径がほぼ同じなのでみかけのボケの大きさは同じ。APS-C の 200mm F2.8 の画角と露出がフルサイズのサンニッパ相当でも同じ絵にならないのは、被写界深度だけでなく口径の違いも原因(他にもイメージサークルの違いから画面に表れる周辺減光や収差も変わってくるのでどうやったって同じにはならない)。
APS-Cのメリット
ここまでに指摘したように、フルサイズと比較して APS-C では望遠で画角を稼げる反面、ボケや被写界深度を利用した表現の幅が狭くなってしまう。ただ解像度や光量不足、各種収差といった性能低下の起きるフルフレーム用レンズの周辺部を使わなくて済むのは APS-C の隠れたメリットといえる。たとえばニコンの初代 AF-S 70-200mm F2.8 は D810 だと F8 くらいまでかなり顕著な周辺減光を確認できたけど、D300 を使ってた頃は開放でもほとんど気にならなかった。