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レンズ - Nikon AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm F2.8G IF-ED

定価23万円。大口径標準ズーム。2004年6月発売。今となってはニコンのマーケティングセンスのなさを象徴するような製品。

Nikon AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm F2.8G IF-ED

キャッチは大口径レンズならではの美しさが味わえる標準ズームレンズ。DXフォーマットの標準域をカバーするレンズは純正品だけでも多岐に渡るものの、開放F値が固定のレンズはこの一本だけとなっている(そもそもF値固定のDXズームは他に12-24mm F4しかない)。発売からかれこれ10年目に突入、センサーの画素数が設計時から飛躍的に増大しているのでそろそろリニューアルが待ち望まれるものの、2007年にFXフォーマットのD3が発売されてから標準域のプロニーズはフルサイズに移行してしまい、アマチュアでもこのクラスを求める人はフルサイズと両睨みの可能性が高く、テコ入れが後手に回ってしまうのもやむをえないか。

サードパーティの大口径標準ズームと比較すると焦点域はもっとも広いのだが、お値段もサイズも重量も桁違い。さらに手振れ補正がないのは大きなウィークポイントだろう。位置づけの悩ましいレンズではあるが描画性能は一級品なので、DXフォーマットと心中する覚悟があるなら一度は使ってみたいところ。フィルタ径は77mmと巨大だが、PLやNDなど頻度の少ないものを70-200mm F2.8あたりと共用できる、と前向きに考えるべき。ズームリングは手前側で、これはフード逆付け時でも操作できるよう考慮したのだろう(同時期発売の18-70mmはレンズ側だったので操作できなかった)。

ニコン

とにかくデカい。以下の写真はD200との組み合わせだが、およそ標準ズームとは思えない。感覚的には135mm F2くらい?

このレンズの面白い特徴はフード(HB-31)が前玉ではなく鏡胴固定式という点だろう。つまりインナーズームではないにも関わらず、フード装着時はズーミングしても外見上レンズ全長が変化しない。キットレンズの「にゅーっ」と伸びる前玉がどうも好きになれないので、この点は非常に魅力的(まあ、横から見えないだけで伸びてるのに変わりないんだけど)。ちなみにワイド側で前に飛び出す。これはどうやらフードによるケラレ防止のためのようで、必要以上に複雑な設計に感じる。

余談だが、初期ロットでは片ボケのクレームが多発した。その後細かいリファインを積み重ねているようなのだが、評価を取り戻すまでには至ってないような印象。中古購入の際はロットナンバーにも気を使ったほうがいいかもしれない。

おまけ

ニコンのDX標準域をカバーするズームレンズ(※はディスコン)。

  • 18-55mm F3.5-5.6 ※
  • 18-55mm F3.5-5.6 II
  • 18-55mm F3.5-5.6 VR
  • 18-70mm F3.5-4.5 ※
  • 17-55mm F2.8
  • 16-85mm F3.5-5.6 VR
  • 18-105mm F3.5-5.6 VR
  • 18-135mm F3.5-5.6 ※
  • 18-140mm F3.5-5.6 VR
  • 18-200mm F3.5-5.6 VR ※
  • 18-200mm F3.5-5.6 VR II
  • 18-300mm F3.5-5.6 VR

なんとも頭の悪そうなラインナップである。16-85mmは18-70mmの後継、という扱いなのだが、ハンパにズーム比を上げるよりもF4通しでのリファインのほうが有難かった。オレが責任者ならこうするわ。

  • 18-55mm F3.5-5.6 VR
  • 18-70mm F4 VR
  • 17-55mm F2.8 II VR
  • 18-140mm F3.5-5.6 VR
  • 18-300mm F3.5-5.6 VR

こうすれば12-24mm F4と70-200mm F4と合わせてDX小三元も完成する。プロ用の標準ズームにVRは必須ではないが、プロのニーズがフルサイズに移ってる以上、差別化としてDXはフルラインVR化でもいいのではないか。同じ17-55mm F2.8が手振れ補正付きで定価14万というキヤノンは恐らくこの考えに近いと思う。発売時はフラッグシップがAPS-C、そのプロ用レンズということでこの価格も理解できたものの、DXラインを守る気があるなら本レンズのリニューアルなり価格改定は必須と思うのだが。

2013年9月4日

さすがにAPS-Cの標準ズームに23万なんて出せないけど(フルサイズのボディ買えちゃうからね!実際コイツとD610の新品実売価格差がないし)、中古のタマが8万円台まで下がってるのを見るとちょっと心が揺らいでくる。何しろ手持ちのタムロン17-50mm、最初は「F2.8のボケ味さすがだぜ!」と無邪気に喜んでいたんだけど、スナップディスタンスを超えるととたんに解像力のなさが浮き彫りになる。絞ってもあまり変化ないし、周辺の歪曲がハンパねえ。携帯やコンデジで撮るような写真ならいいんだけど、風景写真のように被写界深度稼いで背景もきれいに撮ろうとするとかなりゲンナリする。

そんなわけで、広角~標準域でいいレンズないかなーと物色中。純正17-55mmもアンダー10万円ならギリギリ候補だろう。D300ならたぶん解像力も平気だべ。いくら設計時の機種(D70あたり)が600万画素級だからってそれを設計基準にはしとらんだろ、そもそもこのレンズの翌年発売になったD2Xが1240万画素なんだから「そんなの聞いてませんでした(キリッ」ってことは、あるまいな?

・・・まあ、そんなにこだわるならDXに固執する姿勢を再考すべきなのかなあ、とも思わなくもない(さらなるレンズ沼の深みにハマることになるわけだが)。D400出ないなら出ないでいいから、はっきりしろよな。

2015-06-24

D810調達したことでDXレンズはすべて放出済みなのだが、D300が現役復帰したので何かいいレンズねえかなあ、と。一瞬これも考えたけど、中古にしても18-70mmと差額でMB-D10なりのほうが幸せになれると思った。今からこのレンズ新品で買う人もそうはいないわけで、DX機種しばらく開発続けるならフルネルレンズでも使ってVR化とコンパクト化達成した大口径標準ズーム作ればいいのに。頭悪いよね。

2015-07-08

16-80mm F2.8-4、そんな興味ないんだけど、24-120mm F2.8-4って書くとえらい欲しくなる不思議。コイツが17-55mm F2.8と16-85mm F3.5-5.6のいいとこどりなのか帯に短しってやつなのか判断が分かれそうだけど、個人的には「これが貴様の答えか!」とプチおこ。明るさや背景ボケが必要になるのはワイ端よりテレ端のが圧倒的に多いので、ハンパな大口径だされてもねえ。