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ビデオカード - NVIDIA GeForce GT 1030

初期出荷時のメーカー想定価格 80 USドルがアスク税乗ると('A`)。Pascal 世代 GP108 コアを搭載のローエンド製品。2017年5月リリース予定。

NVIDIA GeForce GT 1030

※画像は想像図

以前 GTX 750 ti の記事で触れたのだが、どこにでもありがちなスリム筐体が搭載する 300W 以下の電源では TDP 60W のボードでも定格を超えてしまう可能性がある。その下の GT 730 は電力問題こそクリアできるものの、なんぼナンボでも処理能力に差がありすぎる。だからそこを埋める、Fire Strike スコアなら 3~4,000 程度で TDP 30W 前後の省エネエントリーボードをありがたがる PC ゲーム入門者はけっこういるんじゃないだろうか…と常々感じていたところに登場したのが本製品。

エントリー~ローエンドクラスを前世代、さらには前々世代の製品からのリネームでお茶を濁すんじゃなくまったくの新製品が GeForce (に限らんのだが)のローエンド帯に投入されるのは久しぶりのことで、先代の GT 730 がずいぶんアレだけになかなか感慨深いものがある。想定価格 80 ドルならアスク税載せても実勢 1万円ギリくらいか( 1万円切ってくるようなら晴れて GT 730 もお役目御免なのだが)。型番 1040 を吹っ飛ばしたのはおそらく“その程度の性能”ってことで、“その程度の性能”のボードに対して安易に GTX の名を冠しなかった判断はよし。

Pascal コアならワッパに不安はない。あとは GTX 750 / 750 tiくらいの実効性能が伴っていれば。

GT 730 はKepler版、Fire Strike の値は Graphic Score をネットであれこれ拾った

現時点でわかってる範囲のスペックで字面の数字を見る限り、GTX 1050 の半分くらいのスコアは普通に出せそうに思えるのだが、さて。

NVIDIA

(想定通りの処理能力であれば)このクラスだろうが低く見積もっても PS3 くらいのグラフィック性能はあるわけだし、CUDA 対応アプリケーションも増えてることだし、スリム筐体向けの各種入門ボードとしては鉄板となる可能性が高い。ロープロ対応、1スロット、ファンレスといろんなバリエーションが考えられるのう。もちろん Ryzen や Broadwell-E みたいな非 iGPU プロセッサ勢としても有力な選択肢だろうし、あとはアスクが“どこまでわかってるか”である。

競合は先日リリースされたラデの RX 550 のようだが、何しろあちらさんはワッパが苦しい。

玄人志向 RD-RX550-E2GB

ま、RX 550 はロープロ対応したところでどのみちスリム筐体には収まらんじゃろうし、スペックが横並びでも競合となり得ないのでは。

ところで GT 1030 は NVENC 使えるんだろか?自炊派としてはすごく気になるんだけど。

2017-04-30

初報の時点ではてっきり OEM 向けかと思いきやちゃんと単体ボードだった。GT 1030 の登場によって Pascal が上から下まで揃い踏み。 700/900 番台がウソのようにスッキリしたラインナップに。

NVIDIA GeForce GT 1030

GTX 1060 が手元にある今となってはメイン環境に据えることないにせよ、値段が落ち着いてきたら予備機の GTX 650 をこいつに換装する手はある。もちろん NVENC 搭載の前提ね。メイン環境は 来年出るであろう Volta 世代を待つよ( 1060 も十分よいボードなんだけど 4K や VR は厳しいんだよね)。たぶん GTX 2060 は 1060 の消費電力で 1080 かそれ以上のパフォーマンスを出してくるだろうから。

2017-06-07

製品がリリースされ各種ベンチがそこかしこで行われているけど、FireStrike のグラフィックスコアが 3千前半とおおむね読み通りのパフォーマンス。制約のある環境やガチでやる気はないけど PC ゲームに興味あるような層、ゲームはやらんけど GPGPU のために外付けグラボが欲しいひとにはピッタリじゃろ。

GTX 1060 と同縮尺で並べてみると、コンパクトさがわかりやすい

わしも例外ではない。現職場のマシーンは Dell の Optiplex なのだが、POP 制作のほか売り場で流す販促用の動画を作ることになり、オンボード( HD 4600 )ではパフォーマンスが少々物足りない。ただスリム筐体で電源も 255W しかないのでパワフルなグラボの装着は無理。

そこでこいつの出番というわけだ。目的がゲームではなく動画のエンコードや Photoshop のフィルタ処理などであれば、このクラスでも搭載する意義は大いにある。

2018-02-04

NVENC をサポートしていないことが判明。これは実に痛い。で、GTX 750 以下のボードに実売 9千円台はちと高すぎるんじゃないかな、アスクさんよ?

競合の RX550 は VCE が使えるし、Core i3 でも Skylake 世代以降なら QSV が HEVC のハードウェアエンコードをサポートしてるわけで、NVIDIA もつまんない部分をケチったもんだよ。

そんなわけで、少なくともわしの選択肢からは永遠に外れたのだ。

補記

Fire Strike は Futuremark 社のベンチマークツール、3D Mark のテスト項目のひとつ。最新ボードのチェックにはさらに条件の厳しい Time Spy もあるんだけど、異なる世代の製品を比較する指標としてはこっちのが向いてる(古いボードの場合 Time Spy じゃ重すぎて完走しないんだよw)。

厳密には、FirstStrike は DirectX 11、Time Spy は DirectX 12 のベンチマーク。DX12 をサポートしているのは Windows 10 だけなので現段階だと DX11 のほうが幅広い製品比較をしやすい( DirectX 9 のベンチマーク Ice Storm は負荷が軽すぎてハイエンドボードだとスコアが頭打ちになってしまい比較に向かない。

フル機能は有償だが体験版でも十分使える

ベンチ結果のうち Graphic score が GPU 、Physics score は CPU の処理能力を示し、グラボの性能の目安となるのは当然前者。同じコアの製品でもメーカーによっては OC などでさらに高いスコアを出してくるものもあるし、実行環境によっても変わってくるので、プラマイ数%の違いは目を瞑ってよい。

Mouse Computer 調べ、データのない製品は 4Gamers 調べのスコアを調整

製品や環境のバラツキを無視したものすごくいい加減な比較ではあるが、大雑把な傾向は把握できる。

他によく見かけるものとしてファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマークがあるけど、こっちは総合的な実用性のテストで、おおむね 7000 が快適プレイの目安。ショボいマシーンの場合、これをクリアできるよう画質や解像度を落とすなり調整して最適な設定を探すことになる。

「ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター ベンチマーク」新要素まとめ - 4Gamer.net

おととい置き換わったみたいなのでさっそくやってみた( 64bit OS & DirectX 11 専用に変わったので注意)。完走まで 7分27秒。

ほかにいっぱいプロセスが動いてる状態でこれならまあ、おkっしょ。

GTX 1060 は DirectX11 最高画質の FHD フルスクリーンでも楽勝だけど、オブジェクトが多いとたまーに 60fps 切るから油断できない。ちなみに同じ環境で蒼天のイシュガルド ベンチのスコアが 11705 だから、(測定状況にも拠るが) 5%くらい落ちたことになる。負荷が上がったのは間違いなく、快適プレイの目安も一~二割くらい盛ったほうがいいかも。参考までに、「紅蓮のリベレーター」の DirectX 11 モードにおける推奨スペック(たぶん FHD 最高画質で平均 60fps キープライン)は GTX 970 / RX 480 以上となっている。

DirectX について

マイクロソフトが開発したゲームやマルチメディア処理のための API。DirectX を利用することで、たとえば 3D レンダリングの座標処理などをゼロからプログラミングせずに済むため開発負担が減る。目的をアミューズメントに特化することで簡略化、汎用グラフィックライブラリ のスタンダードである OpenGL よりも軽量に動作するのが特徴。

DirectX はレンダリングやドロー以外にサウンドやコントローラなどもカバーしたマルチメディア処理の総合ライブラリだが、OpenGL はあくまでもグラフィック専用。またそれぞれ座標系が真逆になっている。

初登場は 1995年、Windows 95 OSR1 に含まれる形でのリリースで、2017年現在の最新バージョンは DirectX 12 だが Windows 10 専用となっている。また DirectX 10 も Windows Vista 専用のため、多くのゲームタイトルは DirectX 9 ないし DirectX 11 をサポートしているほか、設定で異なるバージョンから選択できるものも多い。

DirectX 9 は Windows XP SP1 以降で利用できるが、最近のタイトルは Vista 以前の OS をサポートしてないものが多い。そもそも AMD や NVIDIA 自体、Vista 以前のドライバアップデートを打ち切っているため、PC ゲームをプレイするには事実上 Windows 7 以降の環境が対象となる。

バージョンが新しいほどハードウェアへの負荷は高くなるので、同じスペックであれば両面サポートのタイトルの場合 DirectX 9 のほうが快適に動作する。が、一部のレンダリング機能が無効化されるなどのデメリットもある。もっとも、DirectX 11 のほうが豊富な機能を備えてるってだけで、DirectX 9 のゲームは画質が悪いなんて決めつけられないし(その良い例が DOA5 )、結局は作り手がそれを活かせなければ意味がない。

最適化をきっちりやった DirectX 12 のグラフィックスは実写と見紛うばかりの高画質であるが、DirextX 11 の代表的なタイトルである GTA5 にしても設定弄ったり ENB などの mod を組み込めばプレイ上は十分な高画質。

同じスコアであればより消費電力の低いほうがマシーンにも懐にも優しい(俗にいうワッパ)。ここ数世代の GeForce が異常すぎるから見劣りするだけで Radeon も頑張ってはいる。それと GeForce は DirectX 11、Radeon は DirectX 12 でのパフォーマンスが優れる傾向にあるため、プレイしたいタイトルがどちらに対応しているのか、またグラボのベンチマーク結果もどちらを用いたのかについて気を配ったほうがよい。早い話が DirectX12 のパフォーマンスを最重要視しているのでない限り、おとなしく GeForce 選んでおけってこと。