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カメラ - FUJIFILM X-T1

実勢価格14万円前後台。APS-Cセンサー搭載のコンパクトミラーレス。2014年2月発売。

Fujifilm X-T1

富士フイルム創立80周年記念としてリリース、型番の「T」はTrustを意味する。あくまでも同社XシリーズのフラッグシップはX-Pro1でこれを置き換えるものではないが、従来のXシリーズとは異なる方向性の製品であるのは間違いない。

その最たる例が見た瞬間から嫌でも気になってしまうレガシーな一眼レフ形状。ミラーの有無に関わらずEVFを光軸上に配するとこの手のフォルムに近づくのは避けられないとはいえ、誤解を恐れずに言えば“アンチ一眼”がXシリーズのアイデンティティのひとつでもあっただけに、ずいぶん思い切ったことをしたものである。

富士フイルム

気になる連写性能については、49の測距点と像面位相差&コントラストのハイブリッドAFで動体追従しながら8コマ/秒を達成。スペックだけ見れば上々で動きものでも十分使えそうだが、残念ながら競馬撮影に使えそうな長玉はようやくXF50-140mmF2.8が出た程度。パドック派はともかく、府中の芝Aコースとかダートはまるっきり出番無しだろう。

もっともXF50-140mmはF2.8クラスの望遠ズームでありながら単体で1kg、ボディやバッテリー込みでも1.5kgと極めて軽量なのが特長で、その意味では一眼レフを凌駕する機動性と呼べるのだが、ミラーレス最大の泣きどころであるスタミナ問題は縦グリVG-XT1を装着しても700枚とかなり寂しい(単純計算だと押しっぱなしで100秒持たないことになる)。オレがD300あたりと同じ感覚で使おうとしたら最低でも予備バッテリー2個以上必要か。

スタミナ不安なら予備のバッテリーをいっぱい用意すればいい?そういう問題じゃない。撮影が1日で収まらない場合どうするの?バッテリー3個フル充電にどれだけ時間かかるのかと・・・。なので縦グリは市販の単三なりエネループが使えなきゃ意味ないのよ。今回X-T1で一番残念なところはこれにつきる。

脚注

撮影枚数
よくカタログなどで“CIPA準拠で1000枚”などと紹介されているが、具体的には「CIPA DC-002 - 2003で定義された電池寿命測定法による撮影枚数」のこと。各社バラバラだった測定条件を統一すべくCIPAによって2003年に制定された。ちなみにCIPA設立は2002年で、前身のJCIAから生まれ変わって最初の成果物がこの電池寿命測定法。カメラ業界がフィルムからデジタルへと移り変わる時代への対応を迫られていたのがよくわかる出来事のひとつだろう。
それはさておき、おおまかな測定基準は次の通り。
  • 測定環境の気温は23℃。
  • 未使用の一次電池または満充電の二次電池を使用。
  • 液晶モニターは常にオン。
  • 電動ズームがあれば30秒ごとにテレ端とワイ端で交互に撮影。
  • 内蔵ストロボがあれば2回に1回はフル発光。
  • 10枚撮影するごとに電源入れなおし。
とまあ、「こんなハードな条件で撮ることなんてプロだってないわw」という厳しいもの。ゆえに実際の撮影枚数はカタログ数値より少なくとも2割、場合によっては倍以上多かったりする。単純連写なんていちばん負担掛からない部類なので、縦グリ付きX-T1なら1日の撮影くらいは楽勝で持つのではないか。
ちなみにデジカメ関連の規格の中でも特に浸透しているDCFEXIFは2009年よりCIPAとJEITAとの共同開発となり、DCF 2.0がそれぞれCIPA DC-009-2010及びCP-3461B、EXIF 2.3がCIPA DC-008-2010及びCP-3451Cとして規定されている(EXIF 2.3 の最新はCIPA DC-008-2012だけど正誤表の差分だけで実質は2010から変わっていない)。