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Flash SSD - CFD CSSD-S6T240NMG​1Q

メーカー希望価格10,201円(税抜)。SATA 接続の東芝製 240GB SSD。2016年2月出荷開始。

CFD CSSD-S6T240NMG​1Q

SSD の容量単価は2012年あたりからずいぶんこなれてきて、性能志向なマニア以外でも普通に手の届く範囲に落ち着いてきた。アーリーアダプターを混乱の渦に巻き込んだ Micron をはじめとするプチフリ現象もおおむね収束してるし、不安視された寿命問題も現状を見る限り廃人の中の廃人以外はほぼ無縁といってよさそう。

そんなわけで、日々増えるポエムに追われ容量単価最重視だった中年男性としてもいよいよ SSD の導入に踏み切る決心がついた。まずはメインマシーンの前に過去資産の延命に使うのがよかろう、と選んだのが CFD のエントリーモデル MG1 シリーズ。前年にリリースされた RG4 シリーズの後継品で、評判の良い東芝製の TLC NAND を採用しつつコントローラを Phison 製にすることで実売 7千円程度( 240GB )に価格を抑えている。インターフェイスは SATA 3 ( 6Gbps )、キャッシュ用 DRAM は 256MB。シーケンシャルの公称値はリード 551.4MB/s のライト 516.3MB/s となっている。

ラインナップは 120 / 240 /480 960 GB。2.5→3.5inch のマウンタが付属するが、マウンタを省略した AP1 も後日発売になった。

CFD

なお CFD では SSD 購入者向けにプチフリバスター・RAM-DISK・MyDefrag ブースターのオマケツールセット SSD Turbo Boost を提供している。

2016-07-04

…過去資産は総じて CPU やチップセットの世代が古いおかげで現役マシーンと比較して処理能力以上に I/O の遅さに足を引っ張られることが多い。だから SSD に換装することでもっとも速度差の激しい RAM と HDD のボトルネックが減って体感パフォーマンスの向上が期待できる、というわけさ。まあ接続するマザーが SATA II なので 300MB/s で頭打ちなんだけどね。

参考:ASCII.jp:謎のフラッシュベンダーDSSDをEMCが買収した狙いとは?

CPU と SRAM(キャッシュ)のレスポンスを1秒とした場合、SRAM と DRAM(メインメモリ)=10秒、DRAM と SSF(サーバーサイドフラッシュ)=10時間、DRAM と AFA(オールフラッシュアレイ)= 1週間、DRAM と SSD = 1か月、DRAM と HDD =1年、DRAM と FDD =一世紀、ってところか。神話なら神は CPU とか SRAM、黄金聖闘士が DRAM、白銀聖闘士が SSF、青銅聖闘士が SSD、聖闘士見習いが HDD、竹刀持った辰巳が DVD くらい。たぶん。

で、実はわしがカネを出すわけじゃない。Windows 10 にアップグレードした職場のマシーンがグラボ関連のトラブルでぐだぐだになってしまった閣下に二代目エンコードマシーンを暫定的に貸し出すことになったのだが、Photoshop 作業が中心だと単に現役復帰させただけじゃキツそうなので、SSD 換装費用を捻出してもらうことにしたのだ。で、3つ挙げた候補の中から選んでもらったのがこれになる。

2016-07-05

届いた。いや届けてくれた。

めちゃくちゃ軽い。3.5inch マウンタ同梱なのはありがたいが、穴の位置が微妙に歪んでるようで固定が少々キツい。

繋ぐだけで普通に認識。

Windows 10 インストール後、パスワードなしによる自動ログインの起動時間を計ってみた結果は次のとおり。

  • HDD ( MAL3320SA-W72 )
  • 通常シャットダウンに14秒
  • 起動時間はログイン画面(ようこそ)まで34秒、デスクトップの表示まで47秒
  • 高速スタートアップ無効でログイン画面まで51秒、デスクトップの表示まで80秒

さすがに何も入ってない状態だとそれなりに速いのな。

  • SSD
  • 通常シャットダウンに 3秒
  • 起動時間はログイン画面(ようこそ)まで34秒、デスクトップの表示まで37秒
  • 高速スタートアップ無効でログイン画面まで35秒、デスクトップの表示まで38秒

BIOS の POST メッセージでのもたつきがけこう長くてあんまり差がつかないけど、ようこそ→デスクトップは圧勝。Photoshop の起動時間は 5秒くらい。

Crystal Disk Mark の計測結果はこんなもん。

マザーボードが SATA 2 なのでシーケンシャルは本来の半分の性能しか引き出せないけど、ランダム 4K は圧倒的。3D ゲームやエンコード、ガンガンにフィルタ使ったレタッチなど CPU / GPU の絶対性能を求められる処理はともかく、ブラウジングや Office スイートを動かすぶんには何のストレスもなくゲストマシーンとしては上々。OS やアプリケーションの起動時間、動画カット編集などメインマシーンよりも快適なポイントもけっこうある。各種データがメインマシーンに一極集中してるのでポエム以外をこっちに移しセカンドストレージとしての役割も考えてたけど、バックグラウンド作業…たとえば H.265/HEVC エンコードとか、吹っ飛んだ HDD のクラスタフルスキャンといった気の遠くなるような処理を延々やらせるのもよさそう。ちなみに手持ちのアクティブスピーカー ONKYO GX-70HD が入力 2系統持ってるんでサウンド面で困ることもないな。

脚注

全部 NAND だからな!

サーバーサイドフラッシュ
平たくいえば、PCIe バス直挿しの NAND。SAN や SATA、RAID に比べて IOPS やレイテンシで圧倒的に有利だが容量の上限が低い。
オールフラッシュアレイ
平たくいえば、全部 SSD で組んだファイバーチャネル接続( SAN )の外付け RAID。リードライト性能はサーバーサイドフラッシュとたぶん変わんないけど外部接続のぶん遅い。それでもイーサネットなどの汎用ネットワーク上に設置する NAS に比べたらずっと高速。大容量化が容易で複数のホストでストレージを共用できるのがメリット。
SSD
NANDのドライブ。ハードディスクの動作ををエミュレートしているぶん本来のフラッシュの性能を引き出せないけど既存環境への導入が楽。
NAND 型
不揮発性メモリの中でも低コストで省電力で大容量化に向いてるやつ。読み書きはブロック単位。データ向け。
不揮発性メモリの中でもランダムアクセス性能や信頼性の高い、バイト単位で読み書きできるやつが NOR 型。プログラム向け。

おまけ

SRAM
リフレッシュ動作不要の揮発性メモリ。消費電力が少なく鬼速いので CPU のキャッシュメモリに使われる。
DRAM
リフレッシュ動作が必要な揮発性メモリ。SRAM ほどじゃないが十分速いので主記憶装置(CPU が直接アクセスできる作業領域)に使われる。CPUが直接アクセスできないのが補助記憶装置で、揮発性の有無は特に関係ない。

DRAM との応答時間を一気に短縮することは実装上難しいが、バス幅を広げることで一度にアクセスできるメモリ空間を増やし、結果として処理全体のパフォーマンスを上げるのがセオリー(一往復あたりの時間が同じなら乗用車よりトラックのほうが工程短く済むだろ、というお話)。CPU より GPU で進化が顕著。