ex B

ある意味新しい手法を用いた、はじめ男爵である(キリッ

DTP - 書体に関する覚え書

使えるなあと思ったフォントに関して。

和文フォント

モリサワ系
商用日本語フォントの代名詞。リュウミン、新ゴ、じゅん、中丸ゴシックBDRは必須と思う。
ダイナフォント
格安日本語フォントの代名詞になったダイナコムウェアのフォント。個人的にここの通常書体はどうも好きになれないので、金文体、康印体、隷書体、麗雅宋くらいしか使わない。1万円程度なのでちょっとしたPOP制作ではこれで十分(ただし商用制限あり)。
視覚デザイン研究所
ロゴジーがわりとPOP制作で使える。
ヒラギノ
大日本スクリーンのフォント。角ゴや丸ゴはそれなりに使える。
国鉄方向幕書体
その名の通り旧国鉄の方向幕で使われていた書体、すみ丸角ゴシック体のコピーフォント。意外と使いどころが難しいけど憎めない奴。ドラクエなんかのRPGのメッセージフォントにも似てる。ちなみに現JRでは新ゴかゴナが用いられてる(はず)。
MSゴシック系
アスキーアートで多用する。
メイリオ
MS久々の新作フォント。字面が広いので新ゴに雰囲気が近く単品で見ると悪くないのだが、漢字の高さの揃え方がなんか不自然。
画企マロア画企マロア画企マロア画企マロア画企マロ 
画企マロア画企マロア画企マロア画企マロア画企マロ 
../⌒ヽ                    /⌒ヽ 
( ^ω^)                  ( ^ω^) 
アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画 
アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画 
                       ../ ⌒\ 
                       (^ω^ ) 
     画企マロア画企マロア画企マロア画企マロア画 
../ ⌒\ 画企マロア画企マロア画企マロア画企マロア画 
(^ω^ )ざわざわ・・・ざわ・・ 
みたいな・・・そうでもないか。Vista導入しなくてもVisual Studio 2008 Express EditionのC# 2008にオマケで付いてくるけどUnicodeフォントなのでCS以前のPhotoshopやIllustratorでは基本的に扱えない。さらにコードベースは問題のJIS2004(JIS X 0213:2004)と、けっこう気を遣うフォントだったりする。Vistaだとどうか知らんが。一時期今ではXP向けのダウンロードが公式に用意されてるのだけど、いつの間にか消えてた
わりとエレガントなので、商品POPの説明書きみたいなのに適してる。
えれがんと
タイプラボのフォント。POP制作で大変役に立った。商用利用可。

英文フォント

Helvetica
世界で一番有名かもしれない英文フォント。MacOSはデフォルトで持ってるが、Windowsの場合ビットストリーム社のSwiss 721シリーズを使うか、OS標準で入ってるMicrosoftのArialで代用する(まともなDTPではまず使わん)。
Tahoma
Windows系が標準で持ってる英文フォントの中ではカジュアルな見栄え。
Britannic Bold
これもWindows系が標準で持ってる英文フォントだけど腰が据わっててけっこう好き。
Existence
どこかで拾ってきた、とにかく細いゴシック系フォント。
pentacomのwebiconフォント
いわゆるシンボルフォント。その名のとおりウェブのアイコンとして使い勝手がよい。
Download fonts - dafont.com
見てるだけでも楽しいフリーのフォントダウンロードサイト。割合は少ないものの、日本語書体もある。
Edwardian Script ITC
電マの代名詞フェアリーシリーズのロゴフォント。これのパクリでファンシーなる商品を作ろうとしたときに使ったのだけど、結局(あまりにも似すぎてて)メーカーのメルシーがゴーサインを出さなかったためポシャった。ちゃんと話は通しておいたはずだったのだが…
なおScriptフォントで全部大文字とかはバランスが悪い。当たり前のことだが。

その他

Multi-bits
ベンダー製フォントを1書体、1文字から購入できる。任意の文字のプレビューが便利。書体を表示してスクリーンショットを取り、これをPhotoshop等で加工なんて裏技も(違法だ違法)。そうやって資料作って、採用されたフォントだけ稟議通して買ったとか懐かしい。
フォントインストーラSAKURA
PhotoshopやIllustratorで作業中にフォントの確認をするのは非効率極まりない。ただでさえ使わないフォントをたくさんインストールしておくとパフォーマンスにも影響するし、フォントビュアーなしでシンボルフォント(図形)を探すのは容易じゃない。そのため書体のプレビューを行ったり、必要なときだけフォントをロードするフォント管理ソフトはDTPでは必須といえる。自分が使いやすければなんでもいいけど、オレはずっとSAKURA。
TENPLATEBOXのFree Logo Templates
商用サイトのロゴのベースになりそうなフリーのテンプレート。フォント同梱のPSDファイルをダウンロードできる。

…OS標準のフォントも商用利用については制限を掛けている場合が多いので、実効性はともかく、使用許諾には注意されたし。

補記

  • 概してゴシック体は視認性、明朝体は可読性に優れる。つまり見出しにはゴシック体、長いテキストには明朝体を使うのがセオリー。またどちらのフォントでもおおむね10pt以下の場合、アンチエイリアスをかけるとかえって見づらくなることがあるため、あえてアンチエイリアスをかけないときもある。
  • 似たような理由で、小画面/極小フォントではアウトラインフォントよりも奇麗に表示できるビットマップフォントが好まれることもある。
  • 英語では明朝体はserif、ゴシック体はsans-serifに相当し、前者はヒゲ付き、後者はヒゲ無しという扱いになる(厳密には別物)。スタイルシートでは明朝体はfont-family:serif、ゴシック体はfont-family:sans-serifと指定。等幅フォント(TypewriterFont)は文字通り文字の幅が固定幅のフォント。メルマガの本文は等幅表示を前提としているものが多い。スタイルシートではfont-family:monospaceと指定する。なおフォント名にScriptが混じると筆記体を意味するが、CSSに設定はない。
  • スタイルシートでfont-familyを使う場合、以上の3つくらいに留めておくのがよい。推奨はできないが、font-familyに固有フォント名を使う場合は代替としてserifやsans-serifの指定も忘れないように。個人的にはHn(見出し)のみsans-serifを指定し、その他の要素には指定しないことが多い。
  • 日本語の場合、JIS第一水準だけでも約三千字、第二水準含めると約六千字という漢字の存在が欧米フォントとは比べ物にならない開発負担となる。そのためフリーの日本語フォントではかなやカナしか存在しないものが多い。漢字混じり文で使う場合には、漢字の部分だけ傾向の似た書体のフォントを使って間に合わせる(平成明朝+えれがんとなど)といった工夫が必要になる。
  • PowerPointやWordの資料の場合、オフィスインストール状態で利用できるフォント以外は使わないようにする。どうしても使いたい場合はラスタライズして画像にするか、アウトライン化して貼り付ける。
  • ちゃんとDTPやるならすべてのモリサワフォントを年間5万円で利用できるモリサワパスポートに入ってしまうのが理想(長年の夢)。これをを高いとみるかどうかは抱える仕事次第。
  • 上で紹介した以外にも有償無償問わずフォントは星の数ほど存在するが、数が多けりゃいいってものでもない。何しろWindowsはフォントが多いとOS起動時間が伸びる。使えるフォントがどれだけ頭の中に入ってるかがけっこう重要。
  • フォントと密接な関係にあるDTPであるが、日本のDTPでは出力センターの対応の問題で、Windows版のないQuarkXPress3.3Jでしか作業できない状況が長いこと続いた(もっとも、当時のWindowsではメモリ管理の観点から、およそDTPには不向きだったことも事実である)。今ではInDesign+OpenTypeベースでおおむね問題なくなりつつある。