Undefined Database Configuration B地区ex|お勉強:マルチメディア - 動画エンコード


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多くの常連が無駄死にで無かったことの証の為に・・・ 再び一陣の先頭を守る為に! 正門よ!私は帰ってきた!!

お勉強:マルチメディア - 動画エンコード

駄文が見つかりました。

2013年3月8日:なかなか更新が進まない。再生と違ってツール依存な要素が多いのでうまいまとめ方が見つからないのだ。ツールや手法もどんどん進化してるし、ここは概要とおおまかなパターンの紹介に留めて、目的別セッティングやケーススタディなどの詳細を個別の記事にするのがいいのかな・・・。まあ、更新が進まない最大の理由は俺自身がエンコードする機会が激減したからなんだけど。そんなわけで、この記事には期待しないでくれ。

ソフト別の記事はお買い物コーナーに書いてる。

基礎知識

再生に関する知識がおろそかだとまともなエンコードができるはずもないので、最初に動画再生の巻を読んでおいたほうがよい。また経験則中心で間違ってる記述もたぶんあるだろうから、このページは取っ掛かり程度にして、他のサイトも参照したほうがよい。

オレの方針

ネットに転がっている動画はいろんな形式で出回っていて、いちいちコーデックを確認しないと再生できないことが多いし、サイズやクオリティもバラバラ。それがどうも嫌で、オレなりの標準形式で保存し直すことにした。これがキッカケ、今はいろいろ。あとカノープスのチューナーボード「MTVX2006HF」で毎週競馬を録画しているけど全部残しておくとすぐハードディスクがパンクするので、レースとか、柏木集保の変な予想とか、目黒貴子たんの熟女っぷりとか、福島競馬場屋外中継のときの長野翼パンチラ連発とか、村田一誠のガチなインタビューとか、その他気になるシーンを保存用にエンコードすることにした。

  • ソース用録画は映像をMPEG2の8000Kbps、音声をMP2の384Kbps(サンプルレート48KHz16bit)としたMPEG2-TS(いわゆるM2TS)。
  • 観賞・保存用エンコードはDivX6.2.5(エンコードに用いているTMPGEncに依存)、映像2000KbpsのCBR、音声256KbpsのMP3。1時間で約900MBになるけどCD-Rに焼くことを前提としていないのでこれで構わない。
  • 解像度はソースに応じて720x480/704x480に変更。アスペクト比は元ソースに準ずる(DAR指定)。

2011-01-22追記:HD時代本格到来を迎え、またギガ男爵の環境にも26インチモニタが導入されるなど情勢の変化に対応し、標準仕様の見直しをしているところ。ただ現在アナログ/デジタルいずれの受信環境も存在しないため、録画仕様は当面先送り。保存仕様を720にするか1080にするかで悩んでいるが、結局はソース依存なのよね。またSDであれば十分な性能であったメインマシンもH.264のHDエンコードとなるとスペック不足を禁じえないため、ハードウェア/OS/エンコードソフトすべての入れ替えを検討中。

事前に必要なこと

ソースを再生できないと話にならないので、各種コーデックとスプリッタ揃える。作業前にソースデータのコーデック情報を真空波動研やMMname2等で確認し、同時に破損等のチェックもしておく。

動画編集/エンコードソフト

業務レベルだとWindowsの出番はないような。業務じゃないからいいけど。オレはかつて(2005年かな)仕事で動画を扱うことになった際にフリー・商用問わずいくつか使ってみた結果、効率重視でTMPGEnc 3.0に落ち着いた。以来Pegasys製品を愛用している。

TMPGEnc 4.0 Express(TM4E)
MPEG編集・エンコードソフトとして名高いTMPGEncシリーズの四代目。TM4Eと表記することもある。MPEGだけでなくWindowsMediaやDivXコーデックにも対応し、WMVやDivX出力のフロントエンドとしても非常に優秀。正直これ以外何を使うというのか?ってくらい完成度が高く、特にカット編集の使い勝手は抜群で利用者のニーズをよくわかっていると感心してしまう(それがまた利用者を増やすという好循環を生むのだろう)。各種フィルタも充実しており、有料だけどこの内容で1万円は超お買い得。プラグインによりVP6のFLV4エンコードもできるようになった。ソースさえある程度しっかりしていればこれ一本でほとんど足りるはず。またアセンブラレベルでIntel CPUに特化したカリカリチューンがなされているので、AMD使いには向かないかもしれない。
DVDを直接扱うこともできるが、著作権保護がかかっているとエラーになる(ま、どうにでもなるが)。RM形式やMKVコンテナにはソフトそのものは未対応で、入力だけならDirectShow Filter次第。あるいはいろんなコーデックを扱いたい人は後述のVirtualDubModへ。
ちなみにTMPGEnc 3.0を選んだ最大の理由は、仕事でWindows Mediaへのエンコードを効率よく行う必要があって、バッチエンコードで複数プロジェクトを続けて処理できる点に惹かれた。もちろんVer.4以降にも搭載されている。画質はMPEG-1&2では定評があったがH.264のMain Conceptエンジンはすこぶる不評(特に配信向けの低ビットレート)。
TMPGEnc Video Mastering Works 5(TVMW5)
満を持して登場したTM4Eの後継製品で今バージョンから名称が変更された。単一映像のみならず複数のソースを同時にタイムライン上で扱えるようになり、モザイクもフィルタに加わるなど編集の自由度が飛躍的に高まった。複数のソフトを使い分けていたポスプロ作業がこれ1本で済むケースも出てきそう。入力ソースも多岐に渡るが、BDMV向けH.264を出力できないのはいただけない(MPEG2のみ)。ひょっとしたらTMPGEnc Authoring Works 4のバージョンアップで対応するんだろうか。MKV出力の際、字幕の多重化には未対応なのも残念。
またあまり評判のよくなかったH.264エンコードエンジンはMainConcept製からx264に変更。中の人にとって苦渋の決断だったかもしれないが、利用者にとっては嬉しいことである。さらにVer5.2.0.62のアップデートで内蔵AACエンコーダをFraunhofer IISに刷新、現時点のH.264/AVC+AAC-LCエンコードで考えられる最高の組み合わせではないか。
操作性もTM4E同等のインターフェイスとレイヤー的な編集のタイムラインモードを切り替えできるようになっているので、単純エンコードだけでよいという人にも安心。発売前から鳴り物入りだったIntelのSandy Bridge&Media SDKを利用したエンコードにもいち早く対応しているので、とにかく作業時間を短縮したい人にもおすすめ(ただしチップセットによっては使用が制限される場合がある)。
完成度の高いよくできたソフトなのだけど、最大の弱点は再エンコードなしに無劣化で分離・結合・・・いわゆるDirect Copyでコンテナ変換、といった使い方ができないこと(限定的ではあるがMPEGツール機能で分離・結合は可能)。これさえ可能ならffmpegやAVIDemuxの出番は大幅に減るのだが。
TMPGEnc Video Mastering Works 6(TVMW6)
4K/8K時代を睨んで登場したシリーズ六代目。主な特徴は次世代コーデックの筆頭H.264/HEVCのサポートと64ビットネイティブ化によるスケーラビリティの向上。詳細はお買い物コーナーを参照。
TMPGEnc MPEG Smart Renderer 4(TMSR4)
カット編集ツール。TVMW5のウィークポイントだった無劣化変換へのPegasysなりの対応で、ソースはMPEG-1/2、MPEG-4 AVCに限定されるが再エンコードを必要最小限に抑え限りなくDirect Copyに近い出力を行う(Pegasysではスマートレンダリングと呼んでいる)。エンコードが行われるのは繋ぎ目の部分のみで、編集ポイントはフレーム単位で指定できる。
いうまでもないことだが本来無劣化で連結可能なのは同一条件のソースに限られ、コーデックや解像度、ビットレートが異なれば不可能である。スマートレンダリングではこうした異なる条件のソースを無劣化出力の基準となるマスタークリップ、マスターと同等条件のスマートクリップ、マスターにマッチするよう再エンコードされるレスキュークリップとして扱うことで、差分を極力吸収するのが特徴となっている。動画配信サイトで分割提供されているファイルの結合にも役立つだろう。
オンライン限定だがTVMW5とのセット販売がお買い得価格で用意されている。オレはそれで入手した。
TMPGEnc MPEG Smart Renderer 5(TMSR5)
兄貴分のTVMW6から遅れること1年、TMSRもH.264/HEVCのサポート&64ビットネイティブ化されたほか、無劣化変換ツールとしての使い勝手もさらに向上している。MPEG系ソースのカット編集が多いならTVMW6よりこちらの出番のほうが多いだろう。詳細はお買い物コーナーを参照。
TMPGEnc Authoring Works 5(TAW5)
DVD/BDオーサリングソフト。TMPGEnc Authoring Worksシリーズは商用のDVD作成ソフトとして熟成を重ね、前バージョンで初めてBDに対応。Ver.5では入出力可能な形式が大幅に拡充したほか、BDやHD出力関連の機能も強化されている。使い勝手はTVMW5とよく似通っており、すでにPegasys製品を使ったことのある人であればすぐに馴染むだろう。
TMSR4に搭載されたスマートレンダリングに対応しているので高速な出力がウリ。また性質上、TVMW5と比較してエンコード関連の機能が簡略化されているが、TVMW5のタイムラインモードで編集したプロジェクトファイルを直接読み込んでクリップ登録できるので問題ないだろう。
こちらもオンライン限定で割安なTVMW5とのセット販売が用意されている。オレはそれで入手した。
超編2 UltraEdit
有料。カノープス社のビデオオーサリングソフト。主にDVソースからの編集で使用するが、それ以外にも静止画や各種動画、音声などを自由に扱うことができ、インターフェイスもオリジナルムービーの制作初心者(オレ)にとってわかりやすく、マニュアルも非常に親切な作り。カノープスからは業務レベルの制作者向けにEdiusもリリースされている。
2008-09-08追記

すでに販売終了してた。いいソフトだったのになあ。

VirtualDubModAvisynth
フリー。各種AVI系エンコードのフロントエンドの定番。たとえば音ズレのある動画をVirtualDubModで映像のフレームレートのみを変更し、エンコードはVFAPI経由でTMPGEnc、といった用途やいい加減なソースの再エンコードに使ってる。ちなみにAvisynthはフィルタ。コマンドラインからの呼び出しなども可能で、他のフロントエンド系ツールの内部プログラムとしても利用されている。
AviUtl
フリー。VirtualDubModと並んで各種AVI系エンコードのフロントエンドの定番。俺はどうもインターフェイスが馴染めないので使ってないけど、いろいろやりたい人にとって他に選択肢がなかったりする。
Sorenson Squeeze
同時に複数のコーデックでエンコードするのに便利なマルチエンコードソフトだけど、特にFLV形式でのクオリティに定評がある(H.263コーデックの開発やってるんだから当たり前)。Flashムービーの制作で重宝する。ただ6万円はちょと高い(VP6プラグイン追加でさらに2万円)。
最新版はWebMエンコードにも対応しているように、ウェブ配信系フォーマットへの取り組みは随一かも。画質もいいらしいよ。
ffmpeg
非常に多機能・高性能なオープンソースのマルチメディア変換プログラム群。クロスプラットフォームで開発されているので、WindowsやLinuxのコマンドラインでの利用はもちろん、携帯動画変換君などffmpegのフロントエンドアプリケーションも多岐に渡る。ffmpegのプログラム本体十分優秀なのだが、恐らく最大の成果物はコーデックライブラリのlibavcodecであろう。オープンソースということもあって、ffdshowをはじめlibavcodecを利用しているソフトウェアはとても多いし、コーデック性能のベンチマーク的に考えてもよいだろう。
GOM ENCODER
GOM Player開発元のGRETECHが満を持して公開したフリーのエンコーダ。いつの間にか有料版になってて試用版にはロゴが入る。エンコード時間はトップクラスに速いが犠牲にしてるものは大きいのでお金出してまで使う気にはなれない。OGMとかまともに格納できてるか怪しいし(オートメーションエラー続出したぞ)。んまあ、GOMを使い続けてるようなライトユーザにとって細かい画質の違いとか設定・編集能力の乏しさなんてどうでもいいことを中の人がよくわかってる、というお話。自炊初心者向き。
ただAVIのソースフィルタが強力なので、不具合のあるファイルをDirect Copyでコンテナ変換、なんて使い方には便利かもしれない(そのためにお金出すのはなんともかんともだが)。

エンコードの際には各種コーデックごとにめんどくさい設定が必要なのだけど、これらを直接設定するかわりにユーザーにとっつきやすいインターフェイスを用意してくれるソフトをフロントエンドと呼んでいる。コマンドラインとGUIの関係みたいなもの。

VFAPIについて

Video File API。もともとはTMPGEncの作者である堀浩行氏が読み込みフォーマットを増やすために開発したAPIで、現在では動画編集ソフトを相互運用する際のAPIとして定着している。VFAPIを経由させることでAviUtlやVirtualDubModの編集内容をTMPGEncに流し込む、あるいはその逆といったことが可能になる。読み込む側のソフトごとに必要(読み込まれる側は不要)。

コーデック&スプリッタ

出力に用いるコーデックはエンコードソフト自身が内蔵しているもの以外に単体のエンコーダーを追加することで増やせるケースがあるが、出力コンテナは基本的にもともと対応しているものに限定される。その場合も、コンテナの機能すべてが利用できるとは限らないので注意。

Windows Media エンコーダ
WindowsMediaVideo形式でエンコードするのに必要。なおコンテナにASF/WMVを使わずAVIの映像コーデックとしてのみWMVを使うのであれば、WindowsMediaVideo 9 VCMをインストールすればよい。この場合Windows Media エンコーダはもちろん、Windows Media Playerすら不要。ただお勧めはしない。
QuickTimer
MOV形式の出力で必要。Mac向け動画を作ることがないなら不要だが、ほとんどの人はiTunesをインストールする際に勝手についてきてるのではないか。
RealOnePlayer
RealMediaでエンコードするのに必要。
Microsoft Expression Encoder
いつの間にか登場していつの間にか消えていた。webカメラやデスクトップキャプチャーなど自作コンテンツ向きのエンコーダー。リアルタイム配信にも対応。残念ながらVC-1のみのサポートでH.264/AVCエンコードは有償版のみ。最終バージョンはExpression Encoder 4 SP2で.NET Framework 4およびSilverlight 4必須。

その他あると便利なツール

DAEMON Tools
フリー。ISOなどのトラックイメージを仮想ドライブとして認識させるためのツール。あると便利というより、ないと話にならなかったりする。
Virtual CloneDrive
Ver4以降、スパイウェアまがいに生まれ損なったDAEMON Toolsのかわり。標準でISO/BIN/IMG/CCD/DVD/UDFに対応とあるがなぜかうちではIMG形式を扱えなかったので仕方なくDAEMONと併用している。
いつの間にか解決していたのでこっちを使ってる。
DVD Decrypter
フリー。DVDのリッピングツール。(プロテクションとか無視して)ISO、IFO、Fileの各種形式で吸ってくれる。いちおう焼くことも可能なのだが、焼くなら同じ作者のImgBurnを使ったほうがよいだろう。
DVDFab HD Decrypter
DVD Decrypterではリッピング時にダミーセクターを挿入されてしまうRipGuardやARccOSなどのプロテクションがかかってるDVDなどをきれいに吸いだせる。まあ、エンコードではあまり使うことはないかも。
AnyDVD
常駐させておくと各種プロテクションを外してくれる憎いやつ。3週間は無償。imgburnで吸い出しかけるときなんかで併用するとよい。
AutoGK
フリー。Goldian KnotというDVDのエンコードのためのフロントエンドを、周辺ツールも含め徹底的に自動化。あんまり手間をかけずにDVDをCDに圧縮保存するような人におすすめかもしれない。編集機能はなし。
MakeMKV
DVDやBDの中身をまるごとMKVコンテナに突っ込むツール。DVD時代の定番だったHandbrakeよりも圧倒的に楽で、さらにMKVコンテナはトラック数に制限がないので複数の字幕や多重音声もそのまま格納できる。MKVへの格納はH.264へのエンコードとなるが、やたらと速い。FILE形式でのリッピングツールとしても使える(保護解除は別)。
携帯動画変換君
その名の通り、各種動画をPSPやiPod、3G携帯電話などで再生できる形式に変換してくれるツール。実力は高いけど名前がどうにかならなかったのか、と思う。フリー。
FairUse4WM
著作権保護機能が働いているWindowsMediaファイルをWindowsMediaPlayer以外で再生することができる≒他のフォーマットにエンコードし直したりする場合に必要。但し必ずしも解除できるとは限らない。使い方はリンク先を参照。
AusLogics Disk Defrag
備え付けのデフラグは同時にファイル配置の最適化まで行うのでやたら時間がかかる。そうするに越したことはないのだろうが、単にフラグメンテーションの解消だけを行うならこれが最速と思う。

作業環境について

動画制作における各処理の負荷は非常に重いため、作業用マシンには再生時とは比較にならない高いスペックが求められる。

CPU
Pentium4(Northwood以降)の3GHzクラス以上。どんなに高クロックでもシングルスレッドのCeleronでは役不足。最低でもDualCore、できればQuadCoreプロセッサが欲しい(要するにマルチスレッド処理できないと話にならない)。特にHDで出力したいのであれば、その時点で考えられる最高のCPUが望ましい(2009年現在ならCore i7の920/940)。
Intelの新アーキテクチャ「Sandy Bridge」の登場でエンコード環境は一新するかもしれない。Media SDK2.0を使うことでダイに統合されたGPUコアで直接マルチメディア演算処理が可能となり、飛躍的にエンコード性能が高まった。CUDAをバス経由でなくCPU直結のGPUコアで行うと考えればよい。ただグラフィックボードを増設してるケースでは内蔵GPUを利用できるかどうかはチップセットに依存するようなので、購入の際には十分注意したい。またCUDAを使った処理同様、H.264エンコード時の画質自体はx264によるソフトエンコードに劣るという指摘もある。もっともMedia SDKを使わずともCore2世代と比べたら格段に処理能力は高いであろうが、本格的なオンボードエンコード環境への移行は22nmプロセスにシュリンクされたIvyBridgeアーキテクチャを待つのが正解かもしれない。
メモリ
編集ソースや作業内容にもよるが、最低でも1GB、できればマザーが許す限り目一杯欲しい。なお64bitOSの環境であれば4GB以上の仮想メモリ空間を利用できるが、エンコードソフトなどが64bitに対応しているかが問題になる。
ハードディスク
システムとデータでディスクを別にするのは常識だが、特に高ビットレートの映像を扱う場合はソース用と出力用、それぞれ別のディスクを増設したい。また各ディスク300GB以上のサイズが欲しい。ディスクというかインターフェイスは非圧縮のHDみたいなソースでもない限り、S-ATAで十分。外付けの場合、USBは台数増やすと不安定になるので、後述するDVのことも考えるとIEEE1394にしたほうがよい。
グラフィックボード
ビデオメモリにメインメモリを拝借するオンボードのグラフィックボードは避けたい。3Dを扱うわけではないので、専用ボード製品でメモリ64MB以上積んでいればほとんど問題ないはず。予算があるならCUDA対応のボード&エンコードソフトの組み合わせが利用できれば、なおよい(万能ではないが)。なおグラフィックボードではないが、動画エンコード支援ボードとしてSpursEngineを搭載した製品も存在する。TM4E/TVMW5などSpursEngine対応を謳っているソフトであればSpursEngine搭載カードを選択するのも手(んまあ採用製品は少ないんだが)。特にSD→HDのアップコンバートを行う場合はかなりの高画質が期待できるようである。
チューナーボード
TVを録画するのに必要だが、たいてい外部入力端子がついてるはずなので、VHSの取り込みなんかにも使える。地上波デジタルを録画するならフリーオなりのDRM解除可能な製品を選ぶべきなのだろうが、アナログ出力から取り込もうがDVD並みの画質は確保されるのであまり気にしなくてもいいと思う。
IEEE1394
DVカメラを映像ソースに使う場合に必要。安いチップだと取り込む際に処理が追いつかずエラーになったりすることが多いのでケチらないこと。理想はハードウェアエンコードチップを搭載した製品。俺はカノープスのAceDVを持ってる。NECチップがいいらしいよ。

以上、マシン本体はDOSパラあたりで10万円もあれば余裕。あとは作業内容に応じて増設ボードなり増設ハードディスクを揃えればよろし。

以下、経験則
  • オンボードのグラフィックが好ましくないのは、パフォーマンスというよりメモリリーク等のエラーでプロセスやOS自体が落ちる可能性があるから。エンコード中に3Dゲームやる奴もいないだろうし、安定してるなら別にオンボードでも構わない。このへんはマシン構成とか稼動アプリといった環境依存要素でもある。またSandy Bridgeのように最初から統合GPUをエンコード処理に使うことを想定しているようなアーキテクチャであればこのへんは気にしないでもよいだろう(メモリはいっぱい積んどけ。
  • スワップもといページファイルはエンコード時の入出力データのあるドライブとは別にしたほうがいい。ページファイルサイズは推奨値固定で。メモリ使用量が増えた際にシステムが自動でサイズ変更しようとする際に処理が重くなるのを避ける。また一旦サイズを設定したらあまり変更すべきではなく、する際には連続領域を確保できるかどうか確認の上で。
  • 「休止状態(ハイバネーション)」の設定を有効にしておくと、システムパーテーション(通常はCドライブ)に物理メモリと同じサイズの領域が必要になる。これもページファイル同様ディスク上の連続領域を確保する必要があるため、無効にしておくか、有効にするならクリーンインストール直後がよい。
  • デフラグ中、ページファイルやハイバネーションで使用している領域は移動不可能。メモリの増設等で再設定が必要な場合は、いったんページファイルも休止状態も無効にして再起動してからデフラグをかけ、連続領域を確保したのちに改めて設定するとよい。まあセーフモードで立ち上げてもいいんだが。
  • エンコード時のタスク優先度を通常から“高”にしても、劇的に処理時間が減ることはなかった。ただし通常以下にするとけっこう伸びるので、フォアグラウンド/バックグラウンドに関係なく通常のままでよいと思う。なお、エンコードアプリケーションに限った話でもないが、タスクマネージャ等を使って優先度をリアルタイムにするのはかなりチャレンジャーな行為。なおプロセス管理はタスクマネージャよりもProcessWalkerが便利。
  • 各種ソフトがテンポラリとして利用する領域はシステムパーテーションでもそれほど処理効率には影響なさそう。ただしどのドライブもまめにデフラグを掛けてあげること。フラグメンテーションが激しいと目に見えて処理時間が遅くなる。ストレージアクセスのスループットがパフォーマンスに与える影響はバカにできないので手間を惜しまない。
  • DVDのリッピングデータからエンコードする場合、該当データにフラグメンテーションが生じてないか確認するようにしたい。俺の場合、リッピングは直接読み出し用ドライブに吸い出すのではなく、一旦Cドライブなりに吸い出し、FFCで読み出し用HDDに移動するようにしている。こうするとデータがシーケンシャルに記録される。もちろん読み出し用ドライブに相応の連続空き領域があることが前提だが。なお、どんだけエンコード処理が速かろうがデータの読み出し速度を超えるなんてことはほぼありえないので、実際には万単位のフラグメントが発生していても“出力には”さして影響しない。ただしエンコ前のカット編集などの作業でけっこうぐずいたりする。
  • リッピングやエンコード、ダウンロードといった、要するに終わってみるまでファイルサイズがわからないようなデータというのは、あらかじめシーケンシャルに領域を確保しておいてくれない。出力されたデータはほぼ間違いなくフラグメントが発生しているので、別ドライブに移動するなりデグラグかけるなりしておく。
  • ファイルの移動やコピーにはFire File Copyが便利。断片化したファイルもこいつで移動&コピーすると勝手に直してくれる(十分に空き領域があればだが)。
参考

2014-03-27追記:デフラグがんがん掛けてるHDDは故障が目立つ気がするので最近は放置気味。ただ保存ドライブに直接出力はしないよう心がけてる(移動時に断片化解除できるので)。

職場に新しいマシンがやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!

2007-07-18

現在抱えている作業・・・濡れ場工房やらウェブ制作やら各種執筆やら・・・のほか、ウェブ配信用のエロ動画エンコード(たぶんWindowsMedia9)も加わることに。今のマシンだって持ち込みだし、エンコ専用PCがないと生産ノルマ達成は無理とゴネた甲斐あって、念願のDualCoreマシンが導入されることになった。Core 2 Duoは特に反復処理に強いらしいので、MPEG4系エンコードの処理性能向上はかなり期待できるはず。

参考:現在のマシン
CPUPentium4 Prescott 530J (3.0GHz)
メモリDDR2 SDRAM 667MHz 512MB x 2
マザーP5GD1-VM (Intel 915G , ICH6)
グラフィックオンボード (GMA900)
ハードディスクS-ATA 160GB x 1、400GB x 3、USB2.0 400GB x 4
光学ドライブ松下 SW-9585 (DVD Multi)

購入したのはほぼ2年前。S-ATAチャネル1(Dドライブ相当)だけなぜか書き込み転送の速度が極端に遅いという原因不明のトラブルを抱えているほかは、わりと安定稼動中。

ちなみに同じ基本構成のマシンがもう1台自宅にいて、そっちはHDDは400GB×4台とLGのマルチドライブ、カノープスのチューナーカードMTVX2006HFとDVキャプチャカードACEDVが刺さってる。OSはともにXP Pro。もう3台ほどいるけどみな引退間際のCeleronマシンでネットワークドライブ用につなげてるだけ。

現在8MbpsのMPEG2を2MbpsのWMV9へエンコードするのにソースの実時間の約1.5倍掛かっている(TME4、フィルタ設定はほぼデフォルト)。自宅のCeleron(Northwood 2.4GHz)だと4倍から5倍、とてもフィルタなんて使えない状態だったのでハイパースレッドの効果はちゃんとあるようだ。

2009-08-23追記:基本構成が同一のマシンが都合4台あったのだけれども、うち3台が今年の頭までにお亡くなりになっている。直接の死因はともかく、共通してるのはみな放熱に問題があった。530JはPrescottコアでも低クロックの部類であるが、それでも常時バッチエンコぶん回し、な使い方をしていると電源やCPU周辺の電解コンデンサにかなり負担が掛っていたようだ(1台はCPU傍の電解コンデンサ破裂、位置からしてコア電圧のレギュレータ?)。近年のマザーにおいて電源&熱設計がどれだけ重要か思い知らされた次第。なお唯一生存中の末っ子は現在、最小構成に戻し負担の軽いOffice系中心の職場で余生を過ごしている

歓迎:いらっしゃる予定のマシン
CPUCore 2 Duo Conroe E6420 (2.13GHz)
メモリDDR2 SDRAM 667MHz Dual Channel 1GB x 2)
マザー不明 (Intel G33 Express , ICH9)
グラフィックオンボード (GMA3100)
ハードディスクS-ATA2 320GB x 1
光学ドライブ不明(Super Multi)

ぱっと調べた感じではCPUとチップセットともに戦略商品、いわゆるお買い得セットくさいけど、現行環境より2世代新しいぶんパフォーマンスはそれなりに高いのだろう。導入されたらさっそくベンチマーク比較をする予定。こういうのはクリーンインストール状態より実作業環境でやったほうが体感性能の違いがはっきりすると思う。それぞれクリーンインストール環境を用意するほうがめんどくさいだけというのがホンネだが。

OSは使えないXP Homeモデルっぽい。OSレスにしてそのぶんビデオカード増設したいけど納期が延びるし、金出すのは俺じゃないし、どのみちKTH86でProfesssssssssionalに変更するのでどうでもいい。ただスリム筐体のようなので拡張性が期待できない。ひょっとしたらミニタワーに変更なるかも。その場合、CPUがE6600(2.4GHz)になる。マザーボードはG33 Express搭載としか書かれてないけど、何使ってるのかが気になる。価格的にECS G33T-M2あたりとは思うがDOSパラは比較的ASUSが多いのでP5Kという可能性も。

E6420はCPU電圧1.59Vで4GHzなんて例もあるように、オーバークロック耐性はかなり高そう。あまり冷却に神経質にならなくても3GHz程度までなら楽勝か?E6600はロットによって耐性に差がありそうだけど、4.2GHz稼動の例もあるので3GHz程度なら気にすることもないだろう。

余談だけどConroeはPentium Proの系統という記事を見つけた。確かにP6アーキテクチャという意味ではPentiumProがご先祖様にあたる。OSの主流がWindows95でP6マイクロアーキテクチャを活かす環境が整っておらず、また16bit命令の処理効率が悪いことでDOS動作中心だったゲーム系ユーザーには嫌われまくり、アキバにいくと中古のPentiumProマシンが叩き売り状態だった。

つーか業務で使うマシンを当たり前のようにオーバークロックするなよ、オレ。

2007-07-20

当初希望していた機種が販売店側の仕様変更で在庫切れ、かわりにこれを発注したらしい。

熱烈歓迎:いらっしゃるマシン
CPUCore 2 Duo Conroe E6850 (3.00GHz)
メモリDDR2 SDRAM 800MHz Dual Channel 1GB x 2)
マザー不明 (Intel G33 Express , ICH9)
グラフィックオンボード (GMA3100)
ハードディスクS-ATA2 320GB x 1
光学ドライブ不明(Super Multi)

ちょwww何このスペックアップwwwwwwww

クアッドコアを別にすれば、現時点の最上位CPUに不満があろうはずもなく。これならわざわざリスク冒してオーバークロックしないで済むけど、なんとE6850でFSB600x9の5.4GHz稼動に成功した例もあるようだ。ちょっとソソられる。筐体はミニタワーで3.5インチ空きベイは3つ。ちょうど手持ちのS-ATA400GBを3台増設できる。

2007-07-23

お昼に届いた。

wktk:いらっしゃったマシン
CPUCore 2 Duo Conroe E6850 (3.00GHz)
メモリDDR2 SDRAM 800MHz Dual Channel 1GB x 2)
マザーECS G33T-M2 (Intel G33 Express , ICH9)
グラフィックオンボード (GMA3100)
ハードディスクS-ATA2 320GB x 1
光学ドライブLG GSA-H62NWH3(Super Multi)

ズバリ読みどおり、マザーはECS G33T-M2(ちょっと嬉しい)。あんまりエリートって使ったことないのだが評判とかどうなんだろう。とりあえず手持ちのディスクを増設して起動、XP Professssssssionalのインストール開始したがフォーマットだけで2時間かよ、クソッ。

2009-01-13

わけあって上記マシンを使っていた職場とはおさらばしたためPrescott 530J生活に戻っていたのだけど、酷使しすぎたせいかメチャクチャ不安定になってしまったため、会社に借金してニューマシンを導入した。詳しくはお買いものレポで。

CPUCore 2 Quad Yorkfield Q9400 (2.66GHz TDP95W)
メモリDDR2 SDRAM 800MHz Dual Channel 1GB x 2
マザーMSI P45NEO-FI (Intel P45, ICH10)
グラフィックGALAXY GF P95GT/512D3 (GeForce 9500GT GDDR3 512MB)
ハードディスクS-ATA2 500GB x 1 (その後11台増設)
光学ドライブなし(手持ちのLG GSA-4613B装着)

これで不満が出るならあとはもうCore i7しかない。

2011-01-22

不満が出た。まあ2年も経ってるし、冒頭で追記したようにHD化が進めば当然処理量も増えるんだから当たり前の話。そんなわけで、次世代ギガ男爵マシンの構成はこんな感じか。

CPUCore i7-2600K (4Core 8Thread 3.4~3.8GHz TDP95W)
メモリDDR3 SDRAM PC3-10600 4GBx2 Dual Channel
マザー( Intel H67 Express )
グラフィックon board ( HD Graphics 3000 )
ハードディスクS-ATA2 320GB x 1 (その後8台増設)
光学ドライブWrite BD-R x10, BD-R DL x8/SATA

石はKがついてないとHD Graphicsが2000になっちゃうし、2500はHT未対応だし、結局2600Kしか選択肢がない。マザーはチップの型番にHがないとグラボ増設した際に内蔵GPUをMedia SDKで扱えないので、これもH67に帰着する。これだけのマシンなのだから今さら32bitで動かすのはナンセンス、64bit環境となりゃメモリも8GBは積まないともったいない。HDコンテンツを収集するのであれば光学ドライブもBD化せな。HDDはまあ、手持ちのでとりあえずはよいだろう。USB3.0インターフェイスは増やしたい。そんな感じ。

OSは別に、グラボさえケチれば10万以下で揃えられそうな。今のマシンを2~3万で誰か買ってくれないかねえ(3DゲームやHDエンコさえしなきゃ十分なスペックよ)。

2013-08-23

H.264/AVCでFHDエンコともなるとさすがにCore2世代でのパフォーマンスはつらい。最後のリニューアルから4年半経過し64bit環境もこなれてきたので、ニューマシンを導入。

CPUCore i7 4770 (4Core 8Thread 3.4~3.9GHz TDP85W)
メモリDDR3 SDRAM PC3-10600 4GBx4 Dual Channel
マザー( Intel H87 Express )
グラフィックon board ( HD Graphics 3000 )
グラフィックattached GeForce GTX650
ハードディスクS-ATA3 1TB x 1
光学ドライブBD-RW S-ATA

これで完璧!と思いきや、次はHEVCだとよ!

振り返れば初の自炊はPentium3時代だったと思う。エンコ専用機はPrescott 530Jでスタートし、Q9400を経て4770に至った。もっとも、クロック数的には実はそれほど違いがなかったりする。メインのコーデックがMP43→DX50→WMV3→VP62→WVC1→AVC1と変わってることもあって処理時間はあんまり変わってないような。

2015-08-22

安定稼動中。H.264エンコにおいては特に不満もないがストレージ構成で悩む日々。それといつWindows 10へアップグレードするか。マシンそのもののリニューアルは2017年を予定。