お勉強:アダルトビデオ - 命名規則について
ローカルファイルのうち、ポエムのネーミングルールに関する考察。
初稿2011年くらい、 最終更新:2017-04-22
基本方針について
ちまたに転がっているポエム(何)の名前で最もよく見かけるのはまんま作品名であるが、はじめ企画の『中出し危機一髪ゲーム!!』や『残酷ミラーゲームに負けるとエロ罰ゲーム 彼氏の前で彼女に中出し!!』のようにメーカー内でまったくの同一タイトルの作品が複数存在するケースがある(最初見たときはアホかと思ったわ)。この調子だと発売日もいっしょなんて可能性も否定できず、メーカー名+タイトルのような視認性重視のファイル名で一意性を確保できないのは明らかだ。単体作品なら出演女優で区別することもできるだろうが、企画モノだとそうもいかない。まあ、かなり適当な業界なのは承知だけれどもさすがに同一メーカー内で同一品番を重複させるほどアホではあるまい。もっとも、昔のカルマみたいにカタカナを品番に混ぜてくるメーカーもあるので油断はできないが。
そんなわけで、作品を特定する唯一のキーは品番であるべきという考えのもとに手持ちのファイル名規則を定めている。そうと決めてからけっこう経つけど、何しろファイル数が膨大なので品番調べる手間もバカにならなず、まだすべてが統一ルール下にあるわけじゃない。9 割くらい適用しての感想は、一覧表示をした際に作品名や日付ベースのファイル名と比較して、一意性の確保以外にも
- 事実上(メーカーやレーベル単位の)発売日でソートされるので並びを把握しやすい
- 同じメーカーでもレーベルやシリーズごとのソートなので視認性が向上する
- パケ写と絡めやすい
といったメリットがあることもわかった。デメリットはとにかく過去作の品番調べる手間がめんどくせえ、ってくらい( DVD時代以前の作品とかやってらんねえよ)。

稀に異なるメーカーで同一品番となる場合もあるけど、タイトルまで同じとなる可能性は限りなくゼロであること、品番が重複してもせいぜい 2 件か 3 件なので検索上問題にはならないと考えている。むしろ不正確なタイトルや女優名のほうがよっぽど困りもので・・・。
今は後述する DMM Renamer のようなツールがあるけど、当時(何)たぶんここまで考えてネーミング&分類してたのは俺くらいなもので我ながらアホと思う。理想をいえばメタ情報として直接埋め込むのがベストだが、残念ながら ID3 や EXIF のようなデファクトスタンダードの仕様が動画には存在しない。MPEGあたりでとっとと定義しちゃえよと思いつつ、ないものねだりをしても始まらない。
Windows7 で動画ファイルのプロパティを開くと詳細項目が XP よりもずっと増えている。コンテナにどのように記録されるのか(ヘッダの META 情報なのは間違いなかろうが)、OS やソフトウェアなどクロスプラットフォーム性が考慮されたものなのかは勉強不足でちょっとわからない。
コンシューマ向けの規格ではないが、放送業界で広まっているフォーマット、MXFでは DMS-1 という標準メタデータが定義されている。業界の標準的なメタ要素は網羅されているようだ。さらにダークメタとして任意のメタデータをヘッダに追加可能で、未対応の機器やソフトウェアはこれを読み飛ばし互換性を高めている。MKV コンテナでも近い運用ができそうだけど、コンテナよりメタ情報を扱うソフトウェアの管理機能や使い勝手もクリアすべき課題なのだろう。
・・・それもまた手法のひとつだし、MKV ならトラックのひとつをメタ情報として割り当てるようなことも可能だろうが、やはりコンテナに埋め込む形式でのメタデータ管理が汎用性の面で望ましいと思う。次世代コンテナではサムネイルの埋め込みも考慮して 2MB くらいの領域をメタ情報用に確保してほしいところ。つか、これに気づかない MPEG の面々はバカじゃないかと思う。
余談
愛用しているGOM Player のブックマーク機能を活用する上でもネーミングルールの徹底は避けて通れない。せっかく抜きどころをせっせとブックマークしても、頻繁にリネームしたりフォルダを移動してパスが変わると無効になってしまう。こうした場合もファイル名や保存場所のポリシーが徹底されていれば、ブックマークファイルをエディタの一括置換で書き換えれば対応できる。至高のオナニーライフのためにできることはなんでもするのだ。
記述内容について
オレの基本書式は次のとおり。何に従属するのか、を念頭に置くとこうにしかならないと思う。
※[最強調]は必須項目、(強調)は任意項目。項目の区切り(+の部分)は半角スペース(個人的な理由で大分類の後ろだけ全角にしてる)。
例外もあるけど、これが基本書式。先頭の大分類はストレージの全ファイルを抽出した際に映画や音楽やアニメやエロや画像が入り混じるのを防ぐためで、エロ以外に興味がなければ不要。わしはメーカー/レーベルごとに作品を把握しているし品番の重複を避けるためにもメーカー名は必須。なお SOD / KMP / プレステージ / JHV についてはメーカー名の前に系列名を記述している( アウトビジョン系は多すぎるので表記しない )。レーベル名については品番体系次第で、レーベルごとに分けられてない場合は記述してるけど、タイトル数が少ない場合は省略してる(レーベル名を内部メーカー名にする場合もある)。出演者名は出演当時のものが基本で、他に通りのよい名前があれば“a.k.a.○○○”と併記。また企画系など出演者が公式に示されていない作品は(カッコ内)に記述している。
まあ自分がもっとも使いやすい検索キーでソートできるようにすればいいんだろうけど、よく見かける女優名を前に持ってくるやり方って案外使いにくいものよ。ぶっちゃけお気に入り女優のショートカットを別フォルダにでもに作っておくほうがいいと思う。
品番に関する考察
中には TMA のような変態ルールも見かけるけど、ほとんどのメーカーが取っている書式は
で、アルファベットは大文字、連番は 2 桁ないし 3 桁が多いが 4 桁以上の連番を持つメーカーもそれなりにある。品番体系をレーベルやシリーズごとに変えているメーカーも多い。
タイトルに関する考察
注意する点として、Windows は XP でも 7 でも、そして FAT でも NTFS でもファイル名の上限はパスを含めて 255 文字という制約がある。たいていはそんな長いファイル名になることはないのだが、無駄に長いタイトルで有名な HUNTER にはこれは夢ですか?目が覚めると僕のチ○ポが見知らぬ女性の口の中!お姉ちゃんは僕と相部屋にも関わらず友達(狭いのに2人も!)を呼んでよく宅飲みをするんです!僕が寝ている横で。翌朝、目を覚ますと見知らぬお姉さん2人に挟まれて寝ているではありませんか!しかも、お口の中に何故か僕のチ○ポがすっぽり収まっている!!夢?なのに気持ち良すぎで思わず口内発射。しかも振り返ると今度は何と、半ケツお姉さんがもう一人!どうせ夢なら楽しみたい!挿入即発射したら目を覚ますお姉さん、これは夢じゃなかった!チ○ポ丸出しで言い訳しても説得力ゼロ。でもあれ?怒ってるはずのお姉さんの視線はがっつり僕のチ○ポへ…。まさかこのまま続きをと思いきや、「今からまた寝るけど今度は入れないでよね」と寝ちゃうお姉さん。でもさっきよりもっと至近距離で二度寝してる。これは誘ってるのか?さっきのじゃ物足りないとか?うーむ…さぁどうしよう。
なんてものまである(さぁどうしよう。

実に 392 文字。Windows のパス上限を軽く超え、Google 大先生もタイトルそのまま検索するとステータスコード 400を返してくる始末で、オレルールに則ると 435 文字、パスを含めると 455 文字になってしまう。厄介なことに HUNTER は連作もけっこう多く、番号の位置によってはタイトルを見ても何作目かさっぱりわからないこともある。こうしたら売り上げが良かったとかすでに名物化してるとか続けてる理由があるのはわかるが、せめてシリーズ番号くらい最初の句点あたりで固定してくれよ(理想はメーカーの一次情報としてパッケージ用(宣伝用)と管理用それぞれ別にタイトルを用意することだが、望みは薄いわな)。
理屈っぽい話が苦手な人はタイトルはツイートに収まる範囲にすべきってほうが理由としては受け入れ易いかもね。ツイートに収まらんようなタイトルは宣伝する上でもマイナスだろ、と(それが話題になるのは最初のうちだけで)。
こうしたケースが実在することもタイトルはファイル名に適さない理由である。ファイル名に含めるのは最初の句点までとし、正式なタイトルはファイルプロパティなりに持たせるのが理想だが、Windows のファイルプロパティは編集性がとても悪くエクスプローラ上では表示しかできない。ファイルプロパティ系のツールも対応しているのはタイムスタンプの一括処理とせいぜい読み取り属性の追加/削除くらいで詳細の表示や編集を考慮したものは皆無で困っている。ちなみにファイルプロパティは右クリック以外にAlt +ダブルクリックでも表示できるので覚えとくと便利。
・・・DVD や BD のような板モノ作品についてはこのルールで迷うことはないけど、配信系はそもそも品番という概念が存在しないかまともに記載されていないことがほとんど(内部では保持してるのかもしれないけどサイトなどで確認できる範囲にはない)。仕方が無いので作品紹介記事の URL に含まれる発売日+連番をユニークキーとして品番の替わりにしている。そのほうがググってヒットしやすいし、配信元で直接探すのにも便利。たいてい yymmdd_nnn 型なのだけど、たまにカリビアンコムのような ddmmyy_nnn 型があって時系列ソートとならず苦労している。まあ日月年順の表記が日常生活で浸透してる海外のエンジニアにとっては可読性高いんじゃろううがマジ勘弁してほしい。これについては未だにうまい解決方法がわからん。
海外といえば、スタジオ作品もたまに品番が存在しないものがある。例えば Asian Eyes の「Teen Thailand #2」(2010年発売)とか。公式通販の Third World Media で作品ページを見ると“ ?page=content&contentId=Teen.Thailand.2 ”という具合に識別キー = 作品名の大胆仕様。 UPC コード(日本の JANコードに相当)はあるんだからそっち使えばいいのにね。
発売日に関する考察
限りなく品番順=時系列順と考えてよいので発売日そのものをファイル名に付加するつもりはない。新作厨じゃあるまいし。発売日は恒久不変な要素なので検索条件には有用だけど分類条件としては不適切じゃないのかと。発売時期で区分したいのであればファイル名ではなくドライブやフォルダなどの上位階層でやるほうが運用しやすいと思う。どうしてもファイル名に盛り込むならせめてタイトルや品番、メーカー名よりも後ろに持ってくるべき。稀に入手日を含めてる人がいるけどおよそ理解できない。何の役にたつんだよ。
その他の属性に関する考察
ファイル名がコロコロ変わるのは何かと厄介なので、プレイ内容や評価のような主観の混じりやすい普遍性に欠けるものをファイル名に含めるのは推奨できない。やはりフォルダなど上位構造での分類で済ませるかショートカットを使うのが長期的にはよいと思う。タグ付けが理想なんだけどねえ…。
データベース化について
さらに理想をいってしまうと、タイトルなどの情報はデータベースに持たせ DB の機能でもってリスト化なり属性付加して、ファイル名はファイル単体で一意性を確保でき、かつ最小の要素≒メーカーコード+品番だけにするのがベストなのだよ。考え方としてはNICなどのMAC アドレスに近いが、MAC アドレスにおけるベンダーコードに相当するアダルト業界共通のメーカーコードがあるわけじゃないので、そこは自分で扱いやすいものを考える。これなら単なる連番よりは可読性が高いしクロスプラットフォームで扱うのも容易い。それなりの通販サイトや配信サイトはこうなってるか、純粋に DB の発番したユニーク連番じゃないの。
ただ、ローカル運用では“様々な形式のファイルを直接鑑賞するのが前提”のようなものだから、DB を経由させるとかえって扱いが煩雑になってしまい(所有数にも拠るんだろうが、これまで使った動画管理ツールはどれも重くて使いものにならんのだよ)、仕方なくファイル名でカバーしている、という感じ。それを踏まえて必要最小限まで絞ると、メーカー名、品番、タイトル、出演者の 4 つだろう。
苦肉の策として、手持ちのエロ動画のうち市販されている作品についてはパケ写もすべて保存し画像管理ツールで DB 化する、というなんとも遠回りな方法を取っている。たとえば中出しのある作品をリスト表示する、なんて場合もフィールド作ってフラグ付けしておけば一発抽出できるわけ。パケ写ベースなので見れば内容も直感的にわかるし。
そんなわけで、メーカーごとにフォルダを作ってそこにパケ写を放り込んでいる。ファイル名は品番のみとしているので重複チェックも楽。管理はデジカメの RAW 現像に使ってる ACDSee でやってて、タイトルや女優名、コメントを備考欄に書いて、属性情報は中出しほかプレイ内容のうち個人的に検索頻度の高そうな項目をジャンルに登録してる。
参考:ACDSee|デジカ
ACDSee は初代が 1993 とけっこう歴史の長い画像管理ソフト。RAW 現像対応の有無により無印と Pro 版がある。開発元の ACD Systems はカナダの企業で日本法人を設置していない。国内の販売は新潟キャノテック、P&A、日本ポラデジタル、アイフォー、イーフロンティアと過去に代理店がころころ変わり今はデジカがやってる。そんなこともあってか執筆時点で無印の最新は Ver.17 ( Pro が 7 )だけど日本語版は Ver.16 (同 6 )のままと新バージョンが出てもローカライズに時間が掛かるわ、そうでなくてもデジカメ新機種の RAW 対応も遅いわ、あんまりいいことない。でも画像ビューアとしてはとっても優秀で一覧表示なんかもめちゃくちゃ速い。Windows98 の頃から使ってるせいでもう慣れちゃってるし、個人的には特に困ってないのでこの先もずっと使い続けると思う。
ただ最近のバージョンは以前とメタ情報の扱いが変わっちゃって困るw
まあ ACDSee でも不十分なんだけどね。できることなら出演者に ID 振って別名管理に対応させたい。いっとき AV 向けの統合管理システムの基礎設計ある程度やったけど、SE 経験はあっても生粋のプログラマじゃないので投げ出した。誰か作ってくれないものか。オンラインでもいいよ(映画や V シネ、TV ドラマも含めた R18DB 構想は持ってる)。
動画の統合管理環境として使えそうなのはWhiteBrowser、有償でもKarma..Plusくらいしか見当たらないけど、本格的に導入する前にネーミングルールや運用ポリシーを熟考しておいたほうがよいよ。
とりあえず全 HDD のファイルリストを作成したい場合はDiskCatalogManagerが便利。簡易的なカタログ化機能もあるのでこれで代用するのも手。
ファイル置き場について
ファイル名の説明のところでピンときた人は賢い。255 文字縛りはパスも含まれるので、深い階層に保存するとそれだけファイル名の縛りはキツくなる。Windows 7 以降多少浅くなったとはいえ、“ドキュメント”や“デスクトップ”といったユーザーディレクトリの階層はけっこう深い。
- デスクトップ…C:\Users\ユーザー名\Desktop\
- ドキュメント…C:\Users\ユーザー名\Documents\
- ピクチャ…C:\Users\ユーザー名\Pictures\
- ビデオ…C:\Users\ユーザー名\Videos\
- ミュージック…C:\Users\ユーザー名\Music\
- ダウンロード…C:\Users\ユーザー名\Downloads\
ポエムに限ったことでもないが、何も考えずにデスクトップにフォルダ作って保存するのはあまり賢いやり方ではない。手慣れた人はおそらくデータ保存用のボリュームを別にしていると思われるが、ノートパソコンなど単一のドライブしかない場合、標準ディレクトリを変更することでパスの自由度が高まる。

各フォルダプロパティの場所でディレクトリを指定きるので、なるべく短いパスで済む名前にしてやるとよい( 1 文字でも構わない)。別のボリュームにすることもできるが、各種キャッシュと別ボリュームにすると場合によっては保存時にドライブ間の移動が発生することになるのは頭の隅に留めておくこと。
またこれらユーザーディレクトリは環境変数項目なので変更するとアプリケーションの動作に影響する可能性がある。やるならあれこれソフトを入れたりデータが溜まるまえにやっちまったほうがよいだろう(理想はアカウント作成時。
実際の置き場
わしはデータの保存場所はボリュームを分けているのだが、まず最上位に次のフォルダを用意している。
- \Home
- \Shared
- \Temp
このうちSharedがポエム置き場で、Tempはエンコード素材などの仮置き場、Homeはポエム以外のデータ置き場。Shared の下にジャンル別にフォルダを用意する。
- \エロ
- \音楽
- \映画
- \ドラマ
- \アニメ
- \競馬
- \雑誌
- \コミック
ファイル名の先頭にこのジャンル名を記述することでボリュームを超えたファイル一覧での視認性を確保している。エロ以下はこんな感じ。
- \JHV
- \アップス
- \アリス JAPAN
- \マックス・エー
- \EROTICA
- \KMP
- \million
- \SCOOP
- \S 級素人
- \レアルワークス
- \宇宙企画
- \SOD
- \SODC
- \DEEP'S
- \Hunter
- \アイエナジー
- \ナチュラルハイ
- \アタッカーズ
- \プレステージ
- \DOC
- \MAGIC
- \ONE MORE
- \ZeTToN
- \単体系
- \h.m.p
- \アイディアポケット
- \エスワン
- \マキシング
- \ムーディーズ
- \本中
- \企画系
- \カルマ&レッド
- \ナンパ JAPAN
- \はじめ企画
- \無修正
例えばナンパ JAPAN の NNPJ-042 「妊娠確率 99.9 % 危険日狙ってナンパ孕ませ中出し Vol.02」であれば保存場所は
となる。こうすると何をどこに保存するかで迷わずに済むし探すのも楽なのだが、どのメーカーがどの系列なのか把握できてるのが条件になるので、わしも自ずと業界情勢を知る必要が出てきたわけだ。
容量がいっぱいになってきたら新規 HDD に移るんだけど、後から旧作を入手した場合を考慮して移行タイミングは一割くらいの余裕をみている。
記載情報について
記載する情報は原則として DMM 掲載のものに準じている。その際ブラウザで普通にチェックもいいけど、量次第ではフリーの DMM 検索ツールDMM Renamerを使うと便利(オレがこのツールを知ったのは八割がたリネームを済ませた後でけっこうショックだった)。動作保証のない非公式のツールだけど、デフォルト以外にオリジナルの表記パターンを定義したり取得元に Amazon を利用することもできたりと侮れない。これは作者が独自に抽出アルゴリズムを組んでるみたいだけど今は DMM が API を公開してるし、Hinban_de_Censored_Rename tool や同ツールの配信系向けの Hinban_de_Uncensored_Rename tool みたいにこの手のツールはどんどん進化するんじゃないかな。
ただしツールを使う場合は一気に全ファイルを処理せず念のため 10 件とか 100 件とかの単位でやったほうがいいと思うよ。
参考:2ちゃんねる|DMM 検索ツール
Hinban_de_Censored_Rename tool 作者 Vilmoray 氏の倉庫
リネームツールアップローダー
DMM 掲載作品の品番はメーカー品番を独自拡張しているためそのまま使うのはあまりお勧めできない。もっともオリジナルの品番からハイフン削って先頭にメーカーコードを割り当て小文字で統一してるだけなので、慣れればすぐ把握できるけど。
メーカー/レーベル分類について
CA を除く四大グループ(SOD、プレステージ、KMP(トップパートナーズ))とJHVについては、系列名+内部メーカー名としている。そのほうが探しやすいし視認性も上がるから。具体的には、こんな感じ。
- 【エロ】[AV 表] [SOD] [DEEP'S]
- 【エロ】[AV 表] [プレステージ] [DOC]
- 【エロ】[AV 表] [KMP] [宇宙企画]
- 【エロ】[AV 表] [JHV] [アリス JAPAN]
- 【エロ】[AV 表] [エスワン]
- 【エロ】[AV 表] [アタッカーズ] [死夜悪]
プレステージはいずれ直系レーベルと総販メーカーの区別をわかりやすくする予定( ex.[プレステージ直営] と [プレステージ総販] )。SOD は離脱するメーカーが多くて& KMP は次から次へと自社レーベルに吸収しまくって、それぞれ厄介というか困るんだけど、ひとまずその作品がリリースされた時点の情報に基づいている。たとえば宇宙企画と BAZOOKA はメディアステーションのレーベルだったけど、メディアステーションごと吸収され2010年9月以降 KMP 扱いとなったので、宇宙企画は品番 MDS-611 までは [メディアステーション] [宇宙企画] 、それ以降を [KMP] [宇宙企画] にしている。物理的なファイルの実体もこれに応じて保存場所を変えている。
- ~MDS-611:E:\Home\エロ\AV\メディアステーション\宇宙企画\
- MDS-612~:E:\Home\エロ\AV\KMP\宇宙企画\
DMM での取り扱いのないメーカーに関しては公式サイトの情報に準ずる。公式サイトが存在しない場合はAT-MANIAもしくはあるぞんを参考にする。ここでも廃盤などの理由で取り扱いを見かけないものは、10分くらいググって手掛かりがなければ保留。Amazon は R18 商材の網羅性が弱いほか、商品名(タイトル)が出品者に依存するため基本的に使わない。
YouTube や FC2、XVIDEOS などの投稿動画は、ネタ元が判明できたもののうちコンプリートしていればネタ元の情報を割り当てる。絡みだけの抜粋やネタ元がわからないものは「拾い物」としてルール適用外、保存場所も隔離して通常の検索対象外にしておく。
イメビについて
着エロなどイメージビデオはかなり厄介。この分野は参入障壁が低い※おかげでカオスな状況が続いてる。竹書房のような大御所はともかく、委託販売にはよくわからないメーカーがゴロゴロしていて、同じシリーズでも作品によって制作元と発売元と販売元がてんでバラバラ、なんてことがイメビでは日常茶飯事。DMM も把握しきれないのか販社(代理店)をメーカーに充ててたり記載がなかったりするのでひとまずEIC-BOOK&EIC-AVを参考にしている。それでも素直に表記ルールに従うとシリーズで続きの連番なのにあちこちに散らばっちゃって収拾つかない。権利持ってる会社とシリーズの制作主体、どっちをメーカー名にすべきなのか未だに悩むんでいてときどきポリシーを見直してる。
女優名について
出演女優、特に企画系作品については素人系総合 Wikiを参考にしている(ついでに他の出演作のチェックは欠かせない)。また企画もののように公式で出演者を明記していない作品については、念のため(カッコ内)に女優名を記載するようにしてる。
・・・そんなわけで、何を基準にしてもかまわないけど、大事なのは一度決めたルールを徹底すること≒徹底できるようなルールをちゃんと考えること。そうすると重複が確実になくなるし検索なんか使わなくても何がどこにあるのかだいたい見当つくから。それに一度ルールに則った命名をしておけば、後でポリシーを変更する場合でも一括処理は容易い。
参考:ファイル・フォルダ名一括変更ツール - Flexible Renamer
昔から愛用してて高機能なのに使い勝手もよくおすすめ。もちろん他のツールでも構わない。
参考
ファイル数が多くなるとぶち当たるのがドライブ間を跨ぐ複数フォルダのファイルの一覧表示。Windows 7 以降であればライブラリを使うとフォルダやドライブを跨ぐファイル一覧表示が可能だが、ちょっと重い。そこでうたたねの出番。うたたねは子鯖界隈で愛用されてる SlavaNap クライアントだけど、共有ファイルの表示はこの目的にピッタリだし重いのも起動時のみでライブラリより使い勝手がいい。ただし内部でパスの制約が文字数ではなくバイトになってるみたいで、フルパス 255 バイト以上・・・ファイル名が全角で 128 文字超えてると認識できないのが難点。
なお空き容量が 1 割を切ったら新しいハードディスクに移行してるんだけど、当初はなるべく同じメーカーがドライブを跨がないようにしてた。最近はキリがないと気づいたのでタマ数の少ないものだけそうしてる。SOD とかプレステージは増えるがままに任せるけど、はじめ企画は一箇所にする、みたいな感じ。
その他
オレ表記ルールのポイントは以下の通り。制約多いように見えるけどやってるうちにすぐ慣れる。
- エロ動画における大分類は AV 表、AV 裏、IV、非 AV の 4 種。AV 表は国内販売を前提としているもの or 販売実績があるもの、AV 裏は海外向けのもの。本番ありの過激な内容でも発売元がイメージビデオとしていれば IV として扱う。薄消しはインディーズで国内販売された作品なら AV 表として扱うが、廃盤作品の(無断含む)再配信は配信元が海外向けであれば AV 裏とする。非 AV は今のところ ZEN ピクチャーズの作品だけが該当。
- メーカー/レーベル名とファイルの保存フォルダ名を揃える。作品数の少ないものは共通フォルダに保存、個別フォルダ化の目安は 30 本前後。
- 品番は大文字で統一。当然半角 ASCII のみ。
- 2 枚組や FAT の 2GB 制限など同じ品番でもファイルが複数に分割されている場合、品番の後ろに小文字でアルファベットを追加する。
ex.RBD-099 を3分割→RBD-099a,RBD-099b,RBD-099c - タイトルに含まれる英数、スペースは半角で統一。
- タイトルに含まれる記号は原則としてオリジナルのまま。例外としてアスタリスク(*)やスラッシュ(/)などシステムの予約文字は全角にする。
ex.kawaii *, ジェントルマン|妄想族 - タイトルにおける表記の揺れもオリジナルのまま。GIGA とかひどいもんだよ。
ex.絶体絶命&絶対絶命、陵辱&凌辱が混在しまくってる - 女優名の単純ミスは直しているが、名義違いはそのまま。
ex.なつめ愛莉がサイト上の表記で“なつめ愛梨”になってたら直す - 企画系女優の名義違いで出演数の少ないものについては、一般的に浸透している名義を(カッコ内)で併記。所属事務所の移動に伴う名義変更など一定の時期で区切れる場合も、女優名で作品抽出する際の手間を減らすため新名義の後ろに旧名義を併記する。
前者) cf.ジュエル系などキカタンの単発名義 後者) ex.夏芽ひなた(あおば結衣) - 尻切れや音ズレのように、ファイルの不具合や取り扱いに関して補足が必要な場合のみ末尾で※の後に追記。雑感などの主観は記述しない。
- 同一内容のエンコード違いで拡張子が同じ場合のみ、簡略にコーデック情報を末尾に記す。MPEG と DivX などで拡張子が異なる場合は特に何もしない。
ちなみに映画やアニメなどもオレ表記ルールを採用してる。
ここまで徹底するとかなり取り扱いが楽になるので、みなさんも自分ルール作って試してみてはいかがでしょうか。エロに限らずネーミングルールってその人のセンスが表れると思うしね!
脚注
- MAC アドレス
- Media Access Control address。ネットワーク接続機器に割り当てられるハードウェア ID。物理アドレスとも呼ばれる。( 8 + 8 + 8 )x 2 の 48 ビットで構成される。前半 24 ビットはベンダーコード(OUI)で、IEEE によって LAN カードやチップの製造メーカーに対して割り当てられる。各メーカーは後半 24 ビットを重複しないよう自社製品に割り振る。これにより世界中のネットワーク端末はユニークな ID を持つことが可能になる。アドレス空間は約 280 兆、先頭オクテットの GL ビット/IG ビットを除いても約 70 兆と広大で、IPv6 には及ばないものの IPv4 のようなアドレスの枯渇は当面の間は起こらないだろう。
- なお MAC アドレスは OSI 参照モデルにおけるデータリンク層の ID で、住所の概念がないためブロードキャストドメインの範囲内でしか相手を特定できないが、上位のネットワーク層のアドレス(いわゆる IP アドレス)と紐付けすることでルータを超えた通信が可能になる。また MAC アドレスは利用者によって書き換え可能なので、端末のユニーク性の担保を厳密に保証するものではない。
- イメージビデオ制作と参入障壁
- 要点は 2 つ。まず1980年代から90年代にかけて S-VHS ( S-VHS-C )及び Hi8、DV ( MiniDV )と水平解像度 400 本を超える規格が一般化したこと。DVD ( 480 本)程度であればハンディカムなどの民生用機材でも鑑賞に耐えうる最低限の画質を満たせるようになり、高価な業務用カムコーダを用意する必要がなくなった。
- さらに1990年代後半の爆発的なコンピュータの普及で撮影後の映像編集、いわゆるポスプロ作業のスタンダードが Tape to Tape のリニア編集からコンピュータによるノンリニア編集へと切り替わったこと。従来のリニア編集でオーソドックスなオフライン→オンライン→トラックダウンの手順で完パケを作るには、最低限カムデッキx 3、モニタx 3、コントローラ、スイッチャー、エフェクター、テロッパー、シンクロ、オーディオミキサー、MTRが必要で、どう甘く見積もっても数百万円、もし放送用途素材のオンライン編集機材ともなると億単位のコストが掛かる。なので中小のポスプロ業者は自前で環境を持たずに映像編集スタジオを借り、編集エンジニアの手を借りるのが普通だった。
- ハンディカムの高性能化とノンリニア編集の定着はコスト面での敷居を大幅に下げたのはもちろん、作業の特殊性や専門性を薄くし本職以外の人でも気軽に試すことができるようになったのも大きい。業務用機器の操作や作業の流れなんて現場で経験者を通じ学ぶもの。さらにスタジオを借りた時しか触る機会がないんじゃますます一般人にとってスキル習得が無理ゲーになるからねえ・・・。
- こうしたハードや環境だけでなく、ソフト面でもジュニアアイドルと着エロの 2 大ムーブメントが大きな追い風となった。極論をいってしまえば、グアムだのサイパンだのまで繰り出し写真集とセットで撮る、宮沢りえや藤原紀香クラスのタレントやグラドルに限られた商材、それが 20 世紀のイメージビデオだった。なぜってまず映像コンテンツ制作の敷居が高かったから。それにおニャン子クラブ解散からしばらくアイドル停滞期が続いてたからよほどの大物じゃないと採算取れなかったんだよ。かろうじて力武靖とかプチトマトみたいに趣味性の強いものはあったけど昔からロリは風当たりは強かったから大きな流れにはなりようがなかった。その状況に変化が生じたのは、純朴かつ通好みなメジャー化する前の素材を取り上げ、さらにはだけた制服や際どいカットの水着で十代らしい恥じらいを前面に出したグラビアで新しい何かに目覚める潮流を作った『大海賊』やら『すっぴん』・・・つまり英知出版の功績と思う( B 級アイドルをひとつのジャンルとして成立させたのは『Momoco』が先だけど英知は素人テイストが強い)。おりしもブルセラブームが到来し、英知系より地下アイドル傾向を強めグラビアの際どさもさらに増した「Cream」「Creap」「Waffle」のいわゆるお菓子系三誌が出揃い・・・Focus と他の写真週刊誌四紙の関係みたいなもので、、同じジュニアアイドルを題材としていても Cream と他の二誌とではぜんぜん紙面の作りが違うんだけど、素人(何)が表紙で見分けるのは不可能だからしゃーない・・・ジュニアアイドルビデオと着エロの潜在需要はどんどん高まっていった。そこに降臨したのが世界のエロテロリスト、インリン・オブ・ジョイトイその人である。特別美人でも可愛いわけでもないタイワネーゼの M 字開脚は、能書き無用で脳髄をダイレクトに刺激する何かを持っていた(個人的にはエロかっこよかった)。
- 着エロとジュニアアイドルには共通点がある。というかジュニアアイドルビデオの実態は着エロに近く、インリン以上に露骨なエロポーズが平気で氾濫している。していた。そしてどちらも一般的なイメビに比べてロケのウェイトがかなり軽い≒ロケで金がかからない(というか格好が格好だけに屋外ロケは危険が伴うので近場のスタジオで済ませるケースが多くなる)。さらにジュニアアイドルなら撮影者の自宅で広めの浴室とバランスボールのひとつもあれば成立してしまう。年齢的にノーメイクでもイケる。というか露骨なメイクはむしろ NG だから撮影者とモデルだけで現場を回し人件費を抑えることもできる(大人と子どもが密室に二人っきりの状況でエロポーズ要求するんだぜ、ある意味 AV よりも闇は深いと思わんかね?)。
- こうしてモデルさえ調達すれば我が子の運動会を撮るパパみたいな人でも参戦できちゃったもんで、それがまた生々しくて妙に惹きつけられたりして、イメビ業界はニワカに活気付いた。あっという間に需要をはるかに超える大量の作品(のようなもの)で溢れかえり、たぶん現段階でも 5 千円程度から100万円近くまで制作費に開きのありそうな、それでいてほとんど販売価格に差のない商品がひしめき合う、なんとも奇妙な市場になってる。
- なお参入しやすいということは撤退もまた容易であり、販売と流通と制作の分離・乖離が非常に激しく、何をもってメーカーとすればいいのか悩ましい作品が多い。同じ品番体系でも 10 番台と 30 番台で発売元が違うとかもザラ。
- ファイル名の最大長
- MAX_PATHという定数で 260 と決められている。内訳は 3+255+1+1 で、ドライブレター及びディレクトリ区切り文字、C 言語形式の文字列の終端記号を意味するヌル文字 '\0'も含まれるため、ディレクトリエントリとしての最大文字列長は 255 文字。よく誤解されてるけど 260 バイトではなくUnicode で 260 文字なので日本語だと 130 文字、なんてことはない。なお文字かバイトかはアプリケーションによっても異なり、たとえばうたたねは内部でのパスの扱いがバイトのようで、全角 127 文字以上のファイルを共有できない。
- エクスプローラやコマンドプロンプトはこの MAX_PATH の制約を受けるが、厄介なことにNTFSそのものはファイル名は 256 文字、パスは 32767 文字が上限となっている。どういうことかというと、P2P などツールを使ってダウンロードする場合エクスプローラは直接関与しないので、260 文字を超えるパスになっても NTFS なら保存できてしまい後になって移動も削除もできないファイルが出来上がっちゃうわけ。これを回避するにはテンポラリの保存先のパスを極力短くするか( ex.C:\D\)、保存先フォルダに共有を設定しネットワークアクセスを試みるといった方法がある。同じことは圧縮されたファイルの解凍先に設定するフォルダにもいえる。
- 参考:NTFS ファイル システム上のファイルまたはフォルダを削除できない:原因 4
- なお Windows Server 2003 Resource Kit Tools に含まれる Robocopy ( Windows Vista 以降は標準で付属)を使えばコピー先が MAX_PATH を超えるようなケースでもバックアップできる。要するにMAX_PATH はシェルアクセスでの制限ということ。NTFS の次のファイルシステムとされるReFSではディレクトリエントリの上限が Unicode で 32KB (約3万2 千文字)まで拡大されてるけど、エクスプローラなりが MAX_PATH の制約を受けているうちはその恩恵に預かれない。かといってうかつに MAX_PATH を増やしてしまうと、旧来の MAX_PATH = 260 を前提のアプリケーションで文字数オーバーとなり動作に支障をきたす可能性が高い。やんなっちゃうわね。
Robocopy はオマケとは思えないほどよくできたバックアップツールなので使いこなせたらすごく便利だぞ。